第28回
科学技術と鉄とフランス料理(1年生研修行事)

エンジニアリングデザイン学科の1年生は、9月28日にバスを貸し切って日帰りで、工場見学に行ってきました。

朝8:30に大学を出発し、最初に寄ったのは日本科学未来館です。ここではさまざまな最先端の科学技術に触れました。たとえば、2015年のノーベル物理学賞受賞で有名となった世界最大の地下ニュートリノ観測装置であるスーパーカミオカンデのレプリカの展示(写真(1))や、2足歩行ロボットのASIMOの実演(写真(2))などを見ることができました。

お昼には、お台場にあるホテルのグランドニッコー東京 台場でテーブルマナーを学びながら、フランス料理を頂きました。料理がとても美味しくて、写真をとるのも忘れてしまいました(笑)

最後に、東京湾アクアラインを渡り、いよいよ千葉県の君津にある新日鉄住金君津製鐵所の見学です。到着するやいなや、その敷地の広さと工場群に圧倒されました。さすが日本を代表する基幹産業です。私たちは線材の製造工程を見学させていただきました。真っ赤に熱せられた鉄は1300℃もあるそうですが、よく見る鉄色のものでも工程内のものは500℃もあるそうです。どうりで汗が止まらなかった訳です。残念ながら、工場内の写真撮影は禁止でしたので、会議室でのレクチャーの一場面を掲載しました(写真(3))。近年、“工場萌え”がブームなようですが、学生には外観ばかりではなく、製造工程にも関心を持ってもらえたのではないかと思っています。

大学に戻ってきたのは、18:00を回っていました。途中、交通渋滞に巻き込まれ長い一日になりましたが、充実した一日でもありました。学生には、今回の経験がこれから学ぶであろう授業等で活かされることを期待しています。

写真(1) スーパーカミオカンデの前で説明を聞く学生

写真(2) 踊るASIMO

写真(3) 鉄の製造工程のレクチャーを真剣に受けている女子学生

2016年10月7日