第22回
一流ビジネスマンとの交流のなかで就職活動の準備をしよう

読者の皆さん、どうも。もう新学期ですね、コザカイです。
このところ新卒者が就職するのも大変なご時世になってきました。ということで、今日は就職活動に強い授業について紹介します。

『マネジメント事例研究』という授業は、IBMで経営コンサルタントをされている三村先生と一緒に担当しています。三村先生は環境経営のコンサルティング(経営指導)において第一人者といわれています。その三村先生と一緒に、受講者の3年生が就職活動に向けて必要な能力を身につけることが到達目標です。

現在、社会のなかでどのような人材が求められているかというと、(1)専門性があって、(2)コミュニケーション能力が高い人材だと言われています。でも、コミュニケーション能力が高いというのは、別に「愛想が良い」とか「話し上手」というわけではありません。たとえば、会議の席で論理的な説得ができたり、議論の流れをうまく交通整理したりすることも含まれます。

この授業の中でのグループワークを通じ、ディスカッションや質疑応答を行いながら、ロジカルシンキング(論理的思考)を身につけていきます。講義終了後には、他人の意見を正確に把握し自分の意見を的確に表現し伝達できる能力を身につけることができるようになっています。文系とは違って理系ですから、論理性では負けられません。ここが文系とはひと味違うところです。

また、本講義で学べるCSR/環境(eco)というテーマは、今の世の中で切っても切り離せなくなっています。すべての企業といっても過言ではないほど注目し取り組みを強化しています。講義を通じて、企業のCSR/環境意識の高まり、そして高まっている原因を学ぶことは就職活動また就職後において、新たなビジネスの視点として、きっと役に立つこととなると思います。

他にも、いろいろなビジネスパーソンの方と交流を広げられるのも、この授業のメリットですね。最前線で活躍しているビジネスパーソンから得られるものは、非常に大きいんです。他の学校では、なかなかこんな贅沢な授業はできないと思います。

2010年4月21日 三村経親講師(非常勤)、小酒井正和准教授