ある現象のメカニズムは、Aが発生し、Bという現象がと、・・・展開される。それは、本当に目で確かめたものではない。常識的に考えて、このような流れになっているのだと思っているだけである。
この逆を考えることは少ない。常識的に考えて発生するであろメカニズム、現象が発生しないのはなぜか。
常識という固定的にもっている知識がそうさせるのである。それを少しでも打ち破るために「現場を見る」という概念や「動画解析」というツールも持っている。
改善は、単にAという状態からBという状態に変化するだけではない。そのプロセスを通して、学ぶという無形財が、さらに知が体系化されるものだと考えます。
2014年10月15日 小野道照教授