第133回
卒業プロジェクト

4年次に行う卒業プロジェクトでは、1年間かけてひとつのテーマに取り組みます。私の研究室では、今まで学んできた数学がどのように世の中で役割を果たしているかを見るための体験として、主に物理的な問題に取り組みます。今年のテーマは「水面に角が生じることはあり得るのか?」です。大変難しい問題ですが、2次元の場合は「複素解析学」が威力を発揮して、この問題に数学の立場からひとつの回答が導かれることを学びます。

2019年1月7日 日下芳朗教授