第137回
4年生卒業研究プロジェクト

マネジメントサイエンス学科では、3年次にマネジメントサイエンスセミナーA・Bを履修し専門分野の研究の基礎を学びます。その後、チャレンジしたい学生は4年次に卒業研究プロジェクトを選択することができます。

今回は、私の研究室(サービス知識科学研究室)の卒業研究プロジェクトについてご紹介します。今年は4人の学生が卒業研究に取り組みました。原則ひとり1テーマで取り組みます。社会科学領域の研究が主になりますので、実験の代わりに「現場」を大切にして研究に取り組んでもらっています。

今年の学生の研究「現場」は、教育実習先の高校、体育会の部活動、そして商社でした。

研究の目的(なぜ研究したいのか)や研究方法(アンケート・インタビュー・参与観察など)を研究計画書にまとめ、調査先に依頼状を書いたり、お願いに行くことから研究活動が始まります。同時並行で3年次から続けている先行研究(先人が既に研究した内容など)の文献調査もします。研究はとても地味で、根気がいる活動になります。最終的には研究の成果を『卒業論文』としてまとめ、先生方や後輩たちの前でプレゼンテーションします。

そのような過程を経て卒業論文をまとめ上げて提出できた時の達成感、緊張の中で発表したあとのやり切った気持ちは今までに味わったことのない感覚だと、どの学生に尋ねても、口をそろえて言います。(写真は論文を提出した時と発表会の場面です) 

2019年3月7日 根上明教授