第12回
Tamagawa Adventure Programで社会人基礎力を養成(7月6日、13日)

ソフトウェアサイエンス学科3年生がtap(Tamagawa Adventure Program)に挑戦しました。1年次より毎年二回受けており、5回目の今回が最終回になります。今回は、間もなく始まる就職活動に向けて「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の養成を目標に、TAPセンターの白山先生と永井先生の指導を受けました。今回挑戦したアクティビティは"サイクルタイム"です。これは、8名のチームで長さの異なる14枚の板を決められた形に組み上げるもので、完成までの時間を如何に短縮できるかを課題とするものです。初回は、多くのチームが10分以上かかりました。その後、チーム毎にトライアルと議論を重ね、徐々に完成までの時間が短くなっていきました。その過程で、チームの議論の輪が徐々に小さくなり、最初はチームに溶け込めなかった学生も積極的に議論に参加するようになりました。今回のベストタイムは12秒69です。ここまでくると傍観している暇などなく、全てのメンバーが各自の第一、第二の役割を無駄なく果たしていました。

板を組み上げるという単純なアクティビティですが、その課題にチーム一丸となって真剣に取り組む学生達は、確実に先述の3つの目標を達成できたと感じました。

2015年7月16日 山崎浩一教授