第38回
第84回情報処理学会全国大会で学生奨励賞を獲得しました

令和3年度卒業生の杉本晃佑さんは卒業研究として、初学者向けのノードベースプログラミング言語sineの開発を行いました。
その研究成果を情報処理学会の全国大会で発表を行い、学生奨励賞を受賞しました。

sineは命令や変数などを表すノードを線でつなぎ合わせることでプログラムを記述することができるプログラミング言語です。
プログラムを編集した後、即座にプログラムが実行されるためプログラム編集前後で実行結果の違いを見比べたり、プログラムエラーを早期に発見できたりと初学者にもプログラミングが理解しやすい仕様になっています。
ノードベース言語はIoT開発やゲーム開発の環境でも広く使われています。sineを使って学習することで、より高度な開発へのステップアップがスムーズに行えることが期待できます。

sineの実行画面
【指導教員のコメント】

sineは、プロダクトとしての品質はもちろん、説明資料やチュートリアルまで丁寧に作られています。杉本君が卒業研究にひたむきに取り組んだ成果が学生奨励賞という形で認めて頂けたことは、大変うれしく思います。これをひとつの自信にして,卒業後も自分自身の道を切り拓いていってくれることを願います。

2022年6月3日 佐藤雅俊准教授