第50回
最先端のセキュリティ技術を学ぶ:
日立製作所横浜研究所の見学体験記

2024年8月6日、株式会社日立製作所横浜研究所にて最新のセキュリティ技術を見学させて頂きました。
参加学生は、玉川大学ソフトウェアサイエンス学科学生有志によるサイバーセキュリティチームT-Catsのメンバーです。

今回の研究所見学では、以下の最新セキュリティ技術を見させて頂きました。

  • マルウェア解析技術
  • 脆弱性管理技術
  • 自動車セキュリティ技術
  • ランサムウェア検知技術
  • 生体認証技術

マルウェア解析技術では、最近のマルウェアの動向を学ぶとともに、実際にマルウェアが拡散する様子を観察することができました。
脆弱性管理技術では、システムに内在する脆弱性を可視化し、その修正対応を行う重要性を認識しました。情報漏洩リスクが高まる現在、この技術の重要性が一層明確になりました。
自動車セキュリティ技術では、コネクテッドカーの安全性確保のために、自動車へのサイバー攻撃を検知し防御する仕組みを学びました。
ランサムウェア検知技術では、クラウドストレージを攻撃対象とするランサムウェアを検知し遮断する最新技術について紹介を受けました。
生体認証技術では、プライバシーを保護しつつ生体認証向けの機械学習モデルについて学ぶことができました。

本見学会を通じて、学生たちは最前線で働く企業内研究者と直接コミュニケーションを取る貴重な機会を得ることができました。この体験を通じて、自分の興味や関心が実際の仕事にどのように結びつくかを理解し、将来のキャリアビジョンを描く一助となったと思います。
お忙しい中、見学会を開催して頂いた株式会社日立製作所の方々に深く感謝申し上げます。

日立製作所オープンラボ横浜にて
記念撮影

2024年9月24日 坂﨑尚生教授