地域創生プロジェクトB
1日目の活動
担当クラスの授業見学
1時間目は後に授業実践をするクラスの授業を見学させていただきました。この時間で児童の様子やクラスの雰囲気を知ることができました。また、授業の運営のしかたも学ぶことができました。例えば、授業の始めと終わりの挨拶の方法、学習班の作り方、児童の発言を促すやり方などです。これらを直後の授業実践に活かしました。
2時間目と3時間目は、授業実践をする学生、その授業を支援する学生、見学する学生の3班に分かれました。他学生の授業では、参考にしたい点と注意したい点がありました。活動は全員の児童の準備ができていることを確認してから始めるという点、ジェスチャーを効果的に用いて一斉の発話のタイミングを揃えるという点などは参考にしたいと思いました。一方で、声の大きさやモデルとなる発音、一人ひとりの児童を見ることとクラス全体を見渡すことのバランスなどは、自分が授業をするときには注意すべき点が見つかりました。
最後の4時間目は他教科を含め様々なクラスの授業を見学させていただきました。児童の習熟度はクラス内でも大きな差があり、児童一人ひとりに合った支援の難しさを感じました。
授業実践
1日目は、以下のような実践を行いました。
| 学 年 | 実 践 の ね ら い と 内 容 |
|---|---|
| 1年生 | ねらい:英語で1から7までの言い方と動物(pig, sheep, chicken, cow)の言い方に慣れ親しむこと。 内 容:動物の鳴き声から何の動物か当てる。数の復習として動きをつけながら歌を歌う。数と動物を使ったクイズを行う。 |
| 2年生 | ねらい:色と食べ物を英語で言えるようにすること。 内 容:絵本や歌を通して色の表現に慣れ親しみ、フラッシュカードを用いて確認する。教室の中の色を探すという活動を行う。 |
| 3年生 | ねらい:相手の好きな食べものを知るために英語で聞く方法を知ること。 内 容:「はらぺこあおむし」の絵本を通して食べ物の表現に慣れ親しみ、学んだ表現を使って給食当番ゲームを行う。 |
| 4年生 | ねらい:オリジナル月見団子を作ってアルファベットの小文字に慣れ親しむこと。 内 容:体を動かしながらアルファベットの小文字について学習活動をし、(十五夜にちなんで)オリジナルのカラフルな月見団子を作る活動を行う。 |
| 5年生 | ねらい:canを使って質問をすること。 内 容:canを使った自己紹介をする。“Who am I”Quiz(背中に留められたカードの人・事物について、Can I~?の質問で得た回答から、それを推理する)を行う。 |
-
1年生の授業の様子
-
2年生の授業の様子
-
3年生の授業の様子
-
4年生の授業の様子
-
5年生の授業の様子
振り返り
1日目の実践を通して良かった点と改善点に気付きました。良かった点は、児童とのやり取りを大切にできた点や視覚教材が充実していた点です。リハーサルや模擬授業を通して、改善しながら準備を進めたことが鍵となりました。一方で改善点は、外国語の授業なのに日本語が多くなってしまった点、授業と活動とのメリハリがなかった点、時間配分が上手くいかず最後のまとめがしっかりできなかった点です。
また、担任の先生や校長先生を交えた反省会では、現場の先生ならではの的確なアドバイスをいただくことができました。
(文責:文学部英語教育学科3年 坂田莉菜)





