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体育会クラブ向けキャリアセミナー 実施報告

2026.01.21

玉川アスレチック・デパートメント(TAD)では、令和5年度より体育会クラブ所属学生を対象としたキャリアセミナーを実施しており、本年度で3年目を迎えました。就職活動は年々早期化が進む一方で、企業の採用方法は多様化・複雑化しています。さらに、SNSをはじめとするさまざまなメディアにより情報が溢れ、学生にとっては正確で必要な情報の取捨選択が難しくなるという課題も顕在化しています。こうした状況を踏まえ、1年次からキャリア形成について主体的に考える機会を提供することを本セミナーの目的としています。

令和7年12月17日(水)および18日(木)の2日間、キャリアセンターおよび学生支援センターの協力のもと、1〜3年生の体育会クラブ学生を対象としたセミナーを開催し、延べ約250名の学生が参加しました。

①1年生向けプログラム「体育会学生のキャリアデザイン」

(1)テーマ:体育会学生のキャリアデザイン
~スポーツに関わる強みや価値を知り、自分の将来に活かす~

講師:君野和美氏(国家資格キャリアコンサルタント)

大学生活およびクラブ活動を振り返り、「スポーツで得た価値」や「自身の強み」を再認識し、それを今後のキャリア形成にどう活かすかを考えるワークショップを実施しました。講師からは、就職活動における注意点や準備の重要性について具体的なアドバイスがあり、学生にとって早期からキャリアを意識する良い機会となりました。

学生の声

  • 「体育会学生の強みが就職活動でどう活かせるのかを考えるきっかけになった」
  • 「大学4年間の取り組みが明確になり、継続して努力していきたい」
(2)テーマ:スポーツビジネス最前線! 〜業界を俯瞰し、キャリアをデザインする〜

講師:国見保夫氏(一般社団法人TVSI 理事長)

スポーツビジネスの全体像や業界構造、職種の多様性についての講演を行いました。また、スポーツビジネスの専門性を学ぶ「スポーツビジネス基礎講座」開設の構想にも触れ、学生の関心を引きました。

学生の声

  • 「スポーツビジネスに興味が湧き、詳しく学びたいと思った」
  • 「スポーツ関連の職業に就きたいと考えていたので、良いきっかけになった」

②2・3年生向けプログラム「企業担当者による業界研究セッション」

競技経験を基に、社会でどのように活躍していけるのか、また自身の可能性を広げる「活躍のステージ」として、どのような業界があるのかを探る内容で実施しました。
3つの業界から代表企業を招き、業界の仕事内容や将来性などについてご講演いただきました。

①建設業、塗装工事業界について
(磯部塗装株式会社)

②食品業界について
(神奈川東部ヤクルト販売株式会社)

③スポーツ用品・アパレル業界について
(プーマジャパン株式会社)

学生の声

  • 「業界の特長や将来性を知ることができ、視野が広がった」
  • 「建設業の話を初めて聞き、興味が湧いた」
  • 「塗装業が安定している理由に納得した」
  • 「日本のスポーツメーカーが世界で活躍していると知り誇らしく思った」

また、業界説明終了後には、個別相談ブースを設置。学生たちは企業担当者に直接質問する機会を得て、より実践的な理解を深めました。


企業ブースの様子

③キャリアセンターによる「就活エージェントの注意喚起」

近年、体育会学生がターゲットとなった就職活動のトラブル事例が報告されています。本セッションでは、実際の事例をもとに、就活エージェント利用時の注意点を共有しました。

学生の声

  • 「就活エージェントに危険があることを初めて知った」
  • 「信頼できるかどうかを見極める目を養いたい」

学生が安心して就職活動に臨むための重要な機会となりました。

④特別強化クラブ・強化クラブ向けキャリアセミナー

テーマ:競技経験は“社会で最強の武器”になる 〜人間力の言語化と正しい努力〜

講師:鈴木崇文氏(株式会社アスリートバリュー)

本セミナーでは、自己分析を通じて強みを発見し、目標達成に直結する「正しい努力」の方法について学びました。過去の困難を振り返り、それを乗り越えた経験から得た能力(考える力・チームワーク・行動力)を抽出し、他者フィードバックによって客観的な視点を加える実践的なワークを行いました。

まとめ

本セミナーを通じて、参加学生から以下のような感想が寄せられました。

  • 「関心のなかった業界について知ることができ、視野が広がった」
  • 「教職志望だったが、他分野にも興味を持つ重要性を実感した」
  • 「希望職種の明確化や信頼できるエージェントの見極めが重要だと感じた」

これらの声から、本セミナーが学生にとってキャリアを主体的に考えるきっかけとなり、将来への視座を広げる有益な機会であったことがうかがえます。

TADでは今後も、体育会学生のキャリア形成を継続的に支援し、より充実したサポートを提供してまいります。