Language

ELFセンターについてCenter for ELF

唯一のELF教育実践機関

センター長からのメッセージ

玉川大学ELFセンターのホームページをご覧いただきありがとうございます。本センターは「全学共通のグローバルコミュニケーションに向けた英語教育プログラムの提供」を目的として、2014年に設立されました。

英語の指導・学修と言えば、米国や英国などで母語として話されている英語をもとにした「標準英語」を学修対象とするのが一般的ですが、本センターでは、英語を「グローバルな共通言語」として学びます。国境を超えた、多言語多文化をつなぐ言葉として学ぶのです。昨今、共通の母語を持たない、言語的にも文化的にも多種多様な人々の間で行われる英語を介したコミュニケーションの機会が、世界のグローバル化によって圧倒的に増えています。

このような時代の変化に対応するために、本センターではELF (English as a Lingua Franca)、すなわち「共通語としての英語」という分野での研究に基づいた英語の教授法・学修法をいち早く取り入れ、国内外の研究者・教育者と協力しながら探求しています。英語をいわゆる「ネイティブ・スピーカー」同士のコミュニケーションで使われる言語と位置づけるのではなく、「異文化コミュニケーションにおいてどのように使うか」に重きをおいているのです。

ELFセンター初代センター長小田眞幸教授は、かつて次のように述べています。

安易にネイティブ・スピーカーの英語の習得を目標として、それを完璧に模倣出来ないことが責められ、結局英語が役に立つという実感を味わうことなく挫折してしまうという悪循環に陥り失敗に終わる英語学習から脱却し、厳しいながらも多くの学生が、自分が「使える」ことを実感しながら、できることをさらに1つ1つ確実に伸ばしていきませんか。

ぜひ、当センターのホームページをご覧いただき、「共通語としての英語」の学修に興味を持っていただけることを願ってやみません。

ELFセンター長 マクブライド,ポール

教員紹介

専任教員(※50音順)
  • センター長

    マクブライド,ポール

  • 副センター長

    鈴木 彩子 (Ph.D.) <文学部兼担>

  • 准教授

    岡田 トリシャ (Ph.D.)
    黒嶋 智美 (Ph.D.)
    コーテ,トラヴィス <観光学部兼担>
    チャイクル,ラサミ
    ディモスキ,ブラゴヤ
    マティカイネン,ティーナ (Ed.D.) <観光学部兼担>
    ミリナー,ブレット
    祐乗坊 由利ジョディー
    レイクセンリング,アンドリュー (Ph.D.)

  • 講師

    石川 友和 (Ph.D.)
    キム,ミソ (Ph.D.)
    中村 幸子 (Ph.D.)
    茂木 悠太 (Ph.D.)

  • 元センター長

    小田 眞幸 (Ph.D.)

    (在職期間: 2014~2019年)

非常勤教員
  • 約40名

多彩なマルチリンガル教員

ELFプログラムを担当する教員の出身は世界中の様々な地域に及び、彼らの母語も多様です。英語母語話者(いわゆる英語のネイティブスピーカー)であるかどうかではなく、教育や研究における多様性を重視しています。グローバルコミュニケーションにおいて、英語が母語であることが有利とは限らないからです。

今世紀の多言語多文化社会において、英語学修者が英語母語話者のような英語、中でも特に単一言語話者のような英語を目指すことは、そもそも現実の国際的なコミュニケーションを考慮すると、実用的ではないことに気づきます。

このような現実社会の実態を踏まえて、ELFプログラムでは、特定の地域における理想化された英語を真似することに多くの時間を費やす教授法ではなく、相手や状況に合わせて臨機応変に言葉や伝達方法を活用したり、様々な文化的概念を文脈や相手に配慮した表現で説明できるなど、グローバルに役立つコミュニケーション力の修得を重視しています。

国籍 <2022年度>

23ヶ国

アイルランド、イタリア、インド、英国、エジプト、オーストラリア、カナダ、韓国、北マケドニア、スペイン、スロバキア、タイ、ドイツ、日本、ニュージーランド、フィリピン、フィンランド、ブラジル、 ブルガリア、米国、ベトナム、マレーシア、ロシア

母語 <2022年度>

17ヶ国

アラビア語、英語、韓国語、スペイン語、スロバキア語、タイ語、タガログ語、チェコ語、テルグ語、ドイツ語、日本語、フィンランド語、ブルガリア語、ベトナム語、ポルトガル語、マレー語、ロシア語

すべての教員が大学院修士課程以上を修了し、英語を母語としない学修者への英語教育訓練を受けています。また、教員の殆どが自国以外への留学経験あるいは長期滞在経験、そして母語と英語以外の学修経験もあり、自身の異文化体験に基づく知識が豊富です。教員は皆、複数の言語を流暢に操れます。中には英語とそれ以外の言語の指導経験がある教員もいます。授業は主に英語で行われますが、英語圏の言語・文化・社会の枠組みを超えた指導が行われています。

センターの変遷

玉川大学ELF(English as a Lingua Franca)プログラムは、2012年に文学部比較文化学科と経営学部の学生を対象としてスタートしました。翌年からはリベラルアーツ学部、観光学部が加わり、2014年にはELFセンター(Center for English as a Lingua Franca)が設立され、文系・理系を問わず多くの学生に英語教育を提供するようになりました。現在は、玉川大学すべての学部・学科で導入されており、夏期・冬期の特別学期や、玉川学園高等部3年生を対象とした高大連携プログラムも開催しています。

2011年度
  • EFL委員会設立、新プログラムについての検討開始
2012年度
  • 文学部比較文化学科および経営学部(国際経営学科・観光経営学科)でEFL(English as a Foreign Language)プログラムとしてスタート (学生数 約400名)
2013年度
  • ELF(English as a Lingua Franca)プログラムに名称変更
  • リベラルアーツ学部、観光学部が加わる (学生数 約1,000名)
  • サマーセッションおよびウィンターセッションでのELF科目の開始
  • 高大連携クラス開設
2014年度
  • ELFセンター開設
  • 文学部人間学科、芸術学部パフォーミング・アーツ学科、メディア・デザイン学科が参加 (学生数 約1,500名)
2015年度
  • CELFフォーラム2015「Language teaching in the Asian context」開催 (3月7日)
  • 教育学部乳幼児発達学科、芸術学部芸術教育学科を除く全学部・全学科でのELFプログラムの履修が必修化 (学生数 約2,500名)
  • ELFセンター紀要として『The Center for English as a Lingua Franca Journal』第1巻刊行 (年一回4月刊行)
2016年度
  • 芸術学部芸術教育学科を除く全学部・全学科でELFプログラムの履修が必修化 (学生数 約2,700名)
2017年度
  • 玉川大学英語教育研究会(ELTama)と共同で玉川大学英語教育セミナー「2017 CELF-ELTama Forum For English Language Teaching」を開催 (8月22日)
2018年度
  • ELTamaと共同で玉川大学英語教育セミナー「2018 CELF-ELTama Forum For English Language Teaching」を開催 (8月23日)
2019年度
  • 全8学部・17学科でELFプログラムの履修が必修化 (学生数 約2,800名)
  • ELTamaと共同で玉川大学英語教育セミナー「2019 CELF-ELTama Forum For English Language Teaching」を開催 (8月23日)
2020年度
  • ELTamaと共同で玉川大学英語教育セミナー「2020 CELF-ELTama Forum For English Language Teaching」を開催 (8月22日)
2021年度
  • ELFセンター学術誌としてSciendo社のオープンアクセスジャーナル『Englishes in Practice』の運営を開始
  • ELFセンター研究・教育実践報告書(リサーチレビュー)として『The Center for English as a Lingua Franca Forum』第1巻刊行 (年一回4月刊行)
  • ELTamaと共同で玉川大学英語教育セミナー「2021 CELF-ELTama Forum For English Language Teaching」を開催 (8月21日)