就職活動体験談 座談会

3月に卒業を控えた4年生に就職活動のことを振り返ってもらいました。今回はマーケティング戦略コースの5人の学生さんにお話しいただきました。

写真左から
豊田 博斗さん、郷 和樹さん、長崎 伶美さん、周藤 麻由さん、渡邉 麗さん

No.1

就職活動にむけてどのような準備をしましたか?

周藤:
2年生の冬頃から進路について意識し始めました。3年生の春には興味のある業界を調べ、夏には業務内容や雰囲気が自分に合うかなどの目的を持って様々な企業のインタ-ンシップに参加しました。また、一番力を入れた就職活動の準備は、面接対策です。就職活動が始まる前より面接の基本から実践までたくさん練習し、緊張せず面接に挑めるよう努めました。就職活動については、キャリアセンターの方に相談し、アドバイスをもらうことで不安をなくしていきました。友人とも情報交換やアドバイスをし合い、一緒にモチベーションを高めていきました。
渡邉:
3年生の夏頃、就職活動についてキャリアセンターに相談に行き、短期インターンに参加しました。翌年2月頃から、自己分析や学内説明会に参加するなど、本格的に就職活動を始めました。3月からは自分がやりたい仕事・業界に絞って説明会に参加し、エントリーシートを提出しました。私は、もう少し早く就職活動に取り掛かるべきだったと感じています。自己分析やSPI試験対策等を早めに行うことで、余裕をもって企業説明会への参加やエントリーシートの提出等に取り組めると思います。2、3月頃にはキャリアセンターも混雑するので、早めの準備と余裕をもった行動が大事だと感じました。
郷 :
進路について意識し始めたのは3年生の頃です。インターンシップに参加する企業を探し始めた際に将来のことを考え、業界や会社を決めました。面接対策及び容姿には細心の注意を払いました。挨拶や風姿で第一印象が変わってしまうと思い、家族の協力を得て良い印象を相手に与えることを意識しました。就職活動中はキャリアセンターではエントリーシートの添削や面接対策、段取りや言葉使いまで分からないことを丁寧に教えてくださるのでとても助かりました。
長崎:
面接でどのような質問が来ても、「起きた問題をどのように解決し、そこでなにを学んだのか。そしてその経験を今後どう活かしていくのか」といった点を組み込んだ3つのエピソードに繋げて回答できるよう練習をしました。エピソードが決まると、友人に聞いてもらいアドバイスをもらいました。私は、会話の中から色々な考えが出てまとめることが出来たので、面接対策は友人と行うようにしていました。他には願掛けというようなものですが、「内定先が決まるまで前髪を切らない!」と決意していました。伸びた前髪を見るたびに「ここまで伸びるほどの期間、頑張っているんだ!」と自分を褒めることができ、切った時にはとてもスッキリしました(笑)。
豊田:
私は1つ上の姉がいるので、就職活動の流れなどアドバイスをもらっていました。業界は絞らず多くの企業の情報を収集し、3年生の10月頃出身地へのUターン就職を決めました。エントリーシートなどの書類はマニュアル通りではなく、興味を持ってもらえるような自分らしい言葉で書きました。

No.2

実際に就職活動をしてみていかがでしたか?

周藤:
エントリーした会社は約30社ほどです。興味のある業界・企業を絞り、希望度の高い企業からエントリーし、同時に会社説明会も予約していきました。会社説明会では、企業の方から細かな所までチェックされているということを意識して参加しました。また、内容を理解することはもちろん、会社や人の雰囲気が自分に合うかなども見るようにしていました。エントリーシートや面接は、企業をよく理解し、一貫性を持って答えることが重要だと思います。企業理解を徹底的に行い、それをベースに自分の強みなどをアプローチすることで、自分と企業の共通点や相性を印象付けるようにしました。また、最初と最後で話に矛盾点がなく、内容に一貫性を持たせることも意識しました。
渡邉:
面接の中で一番大事だと感じたことは、自己分析でした。面接では準備していないことも多く聞かれると思います。自分の性格や将来なりたい姿を明確にし、なぜそう思うのかを掘り下げていくことで、どの角度から質問をされても答えられることができました。また、説明会や面接に参加していく中で、雰囲気が自分に合っている企業、そうでない企業というものがでてきます。ある説明会で雰囲気が自分には合っていないと感じる企業がありましたが、その説明会に参加したことで、本当に働きたい企業のイメージや雰囲気が明確になり、志望度の高い企業の面接で、なぜ志望したのかをしっかり話すことができました。無理して自分を企業に合わせる必要はないと思います。本当に働きたいと思う企業で、自分の意思や考えをしっかり伝えることが大事だと思いました。
郷 :
私がエントリーしたのは10社程度でした。早い段階で内々定をいただいていた企業もあったので、行きたい企業だけにエントリーを絞りました。会社説明会の際には企業が何を強みにしているのか、自分とつながることは何か、面接に進んだ際何を質問するかを留意しながら説明会をうけました。面接で大事なことは会話を意識すること、新聞を読み込んでおく事だと思います。話す原稿を覚えると実際に話せなかった時、後悔したり落ち込んだりして次の面接に影響を与えてしまうので、話すキーワードだけを覚えて、あとはその場で話すことを心がけました。面接官にもよりますが業界に絡んだニュース等を話題にする場合や、気になった記事などの質問をされるので新聞は毎回読みました。就職活動での後悔は面接の際、その企業を選んだ理由について聞かれましたが下調べが足りずうまく答えることが出来なかったことです。大手企業でエントリーシートが通ったにも関わらず準備が足りずに落ちてしまい、この経験を通じて忙しくても準備をしっかりとして臨むようにしました。
長崎:
面接当日は、一時間前には企業の最寄り駅に着くように心掛けていました。時間に余裕があることで、交通機関が遅延しても遅刻することなく、またイレギュラーが起きても焦らず対応することができます。時間に余裕を持つことが、一番簡単にできる心の落ち着かせ方だと思います。特に面接の日は緊張してしまうので、カフェでコーヒーを飲みリラックスしてから向かいました。緊張して心にゆとりがないと早口になってしまうので、ゆっくり話すことを心掛けました。思いがけず、人事の方も初めての面接で緊張しているかもしれません。「緊張しているのはお互い様」くらいの気持ちで、落ち着いて面接に臨んでください。
豊田:
5社にエントリーし、志望度の高い企業や説明会では必ず質問をしました。第一志望の会社の説明会には3回ほど行く本気度や熱意をアピールしました。面接では緊張しますが、「笑顔と元気は誰にも負けない!」と、一番に手を挙げ積極性をアピールしました。また早い段階で雰囲気に慣れるために一社受けましたが、面接が思うようにでき内々定をもらえたことが自信となり、その後の就職活動も心に余裕をもって臨むことができました。SPIは対策を全くしていなかったので大変だったことが悔やまれます。

No.3

経営学部での学びや大学生活で自信となったことなどを教えてください

周藤:
大学生活で自信に繋がったことは「事前準備」を誰よりもしっかりしたことです。大学生になり、やらなければいけない事や勉強が増え、日頃から事前準備をしっかりするようにしてきました。そうすることで自分の自信へ繋がると気づき、就職活動中の多くの事に役立ちました。私のコツコツと事前準備をする真面目な性格は誰にも負けないと思います。マーケティング戦略コースで企業のビジネス活動に対する思考や理念を企業視点で考える事を学び、より多くのことを理解し察知できるようになるので、就職活動において重要である企業理解の際にコースでの学修が役立ちました。
渡邉:
就職活動で一番役に立ったのは、産学連携(3年のマーケティングゼミナール)での出来事です。実際に企業の方に来ていただき、グループに別れて課題に取り組むというのは経営学部ならではのワークであり、グループ内での自分の役割や実際に提案したことなどは、面接でもよく話せる内容になると思います。他には、取得していると強みになるなと思ったのはTOEIC®です。私は英語が得意ではなかったので、もう少し勉強しておくべきだったと感じました。“国際経営学科”という学科だからこそ、英語力は特に必要なスキルだと思います。
郷 :
大学生活で自信につながった事はサークルと勉強です。まとめ役を務めることが多かった事が自然と自分の強みに繋がりました。様々な共通点を探すことにより自分にしかない誰にも負けない強みになると思います。マーケティング戦略コースだからこそ良かった事は就職する際、強みになる資格が多いことだと思います。しかし余り面接官は学部等を意識してないと思うので、学部をアピールするより人間としての魅力をアピールした方が良いと思います。
長崎:
経営学部でのプレゼンテーション発表で培った力はとても面接で役に立ちました。代表者として1人で発表することが多く、大勢の前で自分の意見を述べることに自信がつきました。本番に強い心が鍛えられたので、面接も始まってしまえばあまり緊張することはありませんでした。また、マーケティング戦略コースでは、顧客のニーズを考え、その要求を満たすためにどのようなモノやサービスを提供するべきなのかを考えてきました。コースでの学びは、志望する企業がどのような人材を求めていて、いかに自分がその人材であるのかをアピールするにはどうすればいいのか、ということを考える力にも繋がったと思います。
豊田:
経営を専攻していることを志望動機に記述し、専門的に勉強していることをアピールしました。在学中に取得した販売士検定などの資格はマーケティング関係の会社には有利だと思います。経営学部では、社会的に必要なことを学び、ディスカッションなども頻繁に行っていたので、グループ面接にも臨機応変に対応することができるようになりました。

No.4

将来の夢を聞かせてください

周藤:
自分の仕事でたくさんの人の役に立っていきたいです。今までの学びやこれからの経験を最大限に活かし、多くのことに挑戦しながら自分の職務を全力で頑張ります。
渡邉:
私は、食を通して人々の幸せに貢献したいと考え、現在内定をいただいている企業への就職を決めました。総合職なので、自分の希望しない部署に配属されたり、知らない土地に転勤したり、様々なことがあると思います。どのような状況になっても、現状に満足せず、常に挑戦し続ける社会人でありたいと思っています。
郷 :
将来は経営学部や証券会社で学んだ事を様々な形に変え、一人でも多くの人に幸せになってもらえるような証券マンになりたいと思います。
長崎:
まずは仕事に真摯に取り組み、輝く素敵な女性を目指していきます!
豊田:
平日は一生懸命仕事に向き合い、休日はのんびり自由に過ごしたいです。

No.5

最後にこれから就職活動をする後輩たちに向けて一言アドバイスをお願いします!

周藤:
最初は分からないことや不安があると思いますが、先生方やキャリアセンターの方が手厚くサポートしてくれます。また、就職活動を進めていくうちに、時期や周囲との差に焦りが出てくるかもしれませんが、自分のペースで本当に行きたいと思う就職先を見つけ、後悔のないよう全力で頑張ってください。応援しています。
渡邉:
就職活動では、自分が今までやってきたこと、性格など、自分を見つめ直す機会になると思います。その中で、人と比べて劣等感を抱いてしまうこともあるかもしれませんが、自分を変えることはできないし、無理して変える必要はないと思います。自分らしさを一番に持ち、焦らず、納得のいくまで取り組む事が大事だと思いました。
郷 :
就職活動は早めに行動する事が大切です。また様々な業種を見ることも大事ですが、早めに自分の行きたい企業を絞り、その企業のインターンシップに参加することが大事だと就活を通じて感じました。是非参考にしてください。
長崎:
「後悔しないようにやりきる!」を心掛けてほしいです。私は競争倍率の高い企業を志望していましたが、最終選考で落ちてしまいました。しかし、最終選考では自分の力を最大限に発揮できたので、思い残すことはひとつもありません。結果としては落ちてしまいましたが、やりきったことで前向きな気持ちになり次に進むことができました。後悔のない就職活動をしてください!
豊田:
たくさん遊んで後悔しないようにしてください。あっという間に大学生活は終わってしまいます。卒業旅行は早めに計画したほうがいいですよ。

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