SAE留学体験記

経営学部国際経営学科では、玉川大学国際教育センターが主催する大学の正規留学プログラムであるSAE留学を通じて、留学希望者のサポートを行っています。SAE留学は、半年から1年間の留学プログラムで、留学中の単位が玉川大学の単位として認定されます。また学生の皆さんの留学を支援するためSAE留学では成績等の条件によって大学から返還不要の奨学金も出ます。(国際教育センター:https://www.tamagawa.jp/university/international/
2023年度秋学期にカナダのビクトリア大学に半年間留学したマーケティング戦略コースの西羅愛さんにSAEでの留学体験についてお話を伺いました。

留学を検討したきっかけを教えてください

西羅さん:友人の体験談がきっかけです。高校生の頃に複数の友人が留学に行き、目の当たりにしてきた様々な経験談を聞いた際に留学への興味が出始めました。友人が留学に行っていなかったら今頃留学を検討していなかったと思うので、友人にはこの機会に巡り合えた事に対して感謝しかありません。興味が出始めた当初は多くの人と交流したいという思いのみでしたが、大学生になると自身の見える世界を更に広げたいという思いから留学を決定いたしました。視野を広げ、マーケティングを活用できれば社会で活躍できると考えているためです。

留学先を志望した理由を教えてください

西羅さん:ビクトリア(カナダ)では多くの国々の文化に触れることが出来ると考えたためです。カナダの文化やイギリスの文化、そして中国の文化に触れることができ、7か月間毎日違う場所、違う風景を楽しむことが出来ました。



(写真:ハロウィン当日にクラスの人と撮った写真です。
仮装OKな日で、全てに全力で挑みたい私は当日クラスで仮装参加しました。
しかし、クラスで仮装していたのは私(ポケモンのサトシ)だけでした。
この日以降、他クラスの方から「サトシの人だよね!?」と声をかけられる時が増えました)

留学先での授業について教えてください。

西羅さん:授業は3カ月×2の計2セメスターを受講しました。クラスは1クラス17人程で、9月―12月(前半)は午後クラス、1月―3月(後半)は午前クラスに属していました。授業中はクラスの誰もが発言しやすい、明るい雰囲気にするために自身は長所の陽気さを活かして間違えを臆することなく積極的に発言を心がけました。実際間違える時も多くありましたが、クラスの発言量も増えたことから発言しやすい環境づくりに貢献できたと思います。またクラスで習った単語等を用いて流行語を作り出しクラスを盛り上げ、メンバーから「愛が居てくれてよかった」と言われた言葉が今でも忘れられません。授業前半は学び中心に本や長文読解、話のアクセントや聞き分けについて学び、後半にかけて前半の学びと並行してパワーポイントを使用した個人及びグループでの発表課題が中心となりました。特に後半は発表資料を複数短期間で作成しなければならなない中、授業の宿題も難易度と量が増していきましたが同時に経験値が少しずつ上がってきているのだと実感しました。



(写真:授業中に課題で出されたプリントを忘れないために撮ってもらった写真です)

留学先での生活(寮生活、ホームステイ等)について教えてください。

西羅さん:ホームステイ先の家族は4人(父母、5歳と7歳の子供2人)と共に生活していました。留学当初は家族の話を聞き取ることに精一杯で簡単な返答でしか応答が出来ませんでしたが、時間が流れるにつれて会話をテンポ良く行えるようになりました。また、行事や、旅行、親戚のパーティ等様々な場所に私を誘い、中々話せなかった時にもフォローや共に過ごしてくれたこと、悩みやお願いを聞いて下さったことにとても感謝しています。



(写真;ホストファミリーとクリスマス前後にホストファミリーの両親のお家で過ごした写真です)

留学先での課外活動やアクティビティ、他国の学生との交流について教えてください。

西羅さん:ビクトリア大学内外の活動に精力的に参加しました。ビクトリア大学内では料理のコミュニティや大学内に開催されるイベントを自分や友人で調べ、語学センターでは週2回開催される英会話アクティビティを7ヵ月間全て参加していました。また、大学外でも料理コミュニティや地域イベント、ホッケーの試合観戦に参加し、毎度出会う人々と自分から話しかけに行き交流を心がけました。特に語学センターでは全て参加し、多くの人に自分から話しかけていたためかボランティアのビクトリア大学の学生方に覚えていただき、そこから更に交流が広がっていきました。

留学という経験は玉川大学での学生生活になにをもたらしてくれましたか。

西羅さん:他者理解の大切さと、他者との関わる上でぶつかってしまう壁をどう乗り越えるのか等多角的に考える力をもたらしてくれたと考えています。国ごとに異なる価値観を持つだけでなく、国内でも更に異なる価値観を人それぞれ持っています。実際、留学を通じて人それぞれの考え方が全く異なることを肌で感じました。異なるからこそどのように一丸となってやり遂げていくかを考え、試行錯誤した結果得られた知見は留学後もグループ課題等の際に活用しています。

留学を考えている玉川大学経営学部の後輩へメッセージをお願いします。

西羅さん:留学をする、しないに関わらず「自ら行動を起こさない、受け身の考えを無くすこと」が大切です。相手からアクションを起こしてくれるという考えは、せっかくの成長の機会を逃しやすいです。留学では、自発的な行動が新たな発見や交流、体験に多く巡り会う近道になりました。学校内でも同じように得られる経験値が大きく変わると思います。しかし人によっては大学生活でいきなり変わるということが難しいと感じる方もいるでしょう。そんな方にこそ留学をおすすめします。新しい場で0から挑戦しやすい環境であり、多くの考え方を持つ人々と出会えるためです。きっと今までの自分よりも格段に人間力を伸ばすことが出来るでしょう。

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