1年生特別研修
2024年9月20日(金)、大学教育棟2014にて経営学部1年生対象の特別研修が実施されました。研修のテーマは社会生活に不可欠な「コミュニケーション」であり、「音楽座ミュージカル」の俳優のみなさんに講師(トレーナー)を担当いただき、基礎から応用まで多くの演習を実施いただきました。
「コミュニケーション」については、人と人とが社会を織りなすため誰もが大切であると認識する一方、経験的要素が強く、なかなかトレーニングを積む場に恵まれません。今回は二人、クラス単位、状況別など、多くの場面を創り出していただき、様々な角度からコミュニケーションを学ぶ機会をいただきました。学生にとっては、大学での通常の講義とは異なる形式で取り組み、気付きの多い時間を過ごすことができました。
「音楽座ミュージカル」のみなさん、とても素晴らしい研修をいただきましてありがとうございました。
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1年生特別研修の様子 -
1年生特別研修の感想
1年1組 吉田愛理さん
研修に参加してみて、難しいと感じました。私が体験したのは、自分が新人の社員として、上司にメールの確認をするシーンと、マネージャーとして、アルバイトの方からの困りごとを解決するために、スーパーの鮮魚売り場の板前さんと話をするというシーンでした。劇団の方々の演技がとても迫真で、雰囲気から逃げ出したくなるような空間でした。私はスーパーのマネージャーとして意見を言う側の立場を経験させていただきました。本当にとても怖くて、言葉も出ないし、どうすることもできませんでした。早くカットがかかって欲しいとばかり思っていました。
しかし、終わってから考えると、言い方は色々あったと思うことはありました。また、他の人は、怖い人を前にしているにも関わらず、強気で自分の意見を述べていて驚かされました。それを見て、そういう風に伝えれば良かったのだと気付くこともできました。なかなかこのような体験はできないので、貴重な体験になったと思います。そして、ここで学んだことを普段の生活でも実践できるよう頑張っていきたいです。恥ずかしさを捨てて自分の殻を破って、いろいろなことに挑戦していきたいです。講師のみなさま、ありがとうございました。
1年2組 トンプキンスアンジェリーナ凛さん
研修を受ける前は、自分の思いを誰かに伝えることが得意ではありませんでした。そのため先輩方の感想を読み、私も自分の殻を破るチャンスかもしれないと感じました。実際に研修を受けて大きく改善した点は、誰かに自分の思いを知ってもらうことは楽しいことなのだと思えたことです。全体での会が終了し、クラスごとに集まった際に初めて話す人が多くいました。最初は私以外が男性だということもあり緊張していました。しかし、様々なゲームを通してクラスメイトの知らなかった一面を知ることができる良い機会となりました。
次のアテンティブワークの時間では、グル-プ決めの際に声を出さずに誕生日順に並んだことが印象に残っています。なぜなら普段ならすぐに列を作ることができますが、今回は日付の遅い人が早い人の前に並んでしまったことで、コミュニケーションの重要性を再認識できたからです。また、その後のグループ活動では、就職活動の際は挨拶と姿勢が大切だと学びました。一人ずつ号令をかけてお互いにフィードバックを行いました。自分では良いと思っていた声の大きさや姿勢を指摘されることで、無意識の行動を認識することができ、自分を客観的に見られるようになりました。今回の研修は全体、クラス、グループ、どの場面でもコミュニケーションを取る機会があり、その中で初めて話した相手と心が通じ合う瞬間をたくさん体験できたので、自分の思いを伝えることが得意になれたと思います。
1年3組 粕谷力翔さん
私はビジネスシミュレーションで実際に起こり得る二種類の場面に取り組みました。 一つ目は上司との会話の仕方です。上司との会話や関わりが難しい社会人一年目の時期に、どのようにコミュニケーションをとっていくのかについて実践しました。二つ目はスーパーの鮮魚コーナーで働く方が、お客様に対して挨拶や接客態度が悪くてクレームが入ってしまい、店長が注意しても改善されないことについて、アルバイトがどのように対処するかを実践しました。
私が特に印象に残っていることは、上司との話し方です。社会人一年目は目上の人との会話や関わりなど、コミュニケーションが難しいと思います。そのような状況において、今回お手本として実演いただいた方が、どのように対応すればよいのかを丁寧に教えていただけたことが非常に勉強になりました。その時に起きている事実をしっかり伝え、相手に納得してもらえるまで諦めずに伝えることが非常に大切だと感じました。
今回は講師として教えていただきまして、ありがとうございました。
1年4組 加藤咲希さん
私は今回の特別研修でフィジカルトレーニングに参加しました。フィジカルトレーニングでは、最初にダンスの土台、基礎であるバレエ、その後にダウン・アップ、アイソレーションなどの基礎練習を行いました。基礎練習が終わった後には、胸を張って歩く練習や簡単な振り付けを2、3人のグループに分かれて行いました。
このフィジカルトレーニングを受けて私が一番感じたことは、胸を張る、自信をもって行動するということは、とても重要だということでした。一緒にフィジカルトレーニングを受けた人を見ていると、恥ずかしがっている人と自信を持って堂々と胸を張っている人とでは、印象が異なることがわかりました。教えてくださった講師の方も終始笑顔で元気があり、自信に溢れていて、とても格好よく見えました。
このことから私は、この先はなるべく自信を持って胸を張って行動しようと思いました。なぜなら、社会に出た際に面接などでも第一印象はとても重要になってくるからです。第一印象が自信にあふれていて明るいなと思うと、その人と仕事や何かに取り組みやすくなることに加え、人脈が増え、自分の将来に繋がる何かに出会えるチャンスにもなるかも知れません。しかし、自分に自信を持つということは簡単なことではありません。そのため、私は何事にもしっかり取り組み知識をつけ、自信を持てるようになる努力をしようと思いました。