<インタビュー>ダンスドリルチーム「JULIAS」で活躍する経営学部国際経営学科 青木このはさん
青木このはさん(経営学部国際経営学科4年生)は、2024 ICU World University Championships CheerleadingのPerformance Cheer University Pom Doubles部門に日本代表として出場し、見事金メダルを獲得するなど世界レベルで活躍しています。今回所属する体育会ダンスドリルチーム「JULIAS」と経営学部についてお話を伺いました。
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2024年大会の青木さん(左)
玉川大学の「JULIAS」は、チアダンスを行っている中高校生から注目を集めている団体だとお聞きしています。チアダンスを行っている方々にとって「JULIAS」とはどのような存在なのでしょうか。
青木さん:玉川大学は、JCDA(日本チアダンス協会)やUSAジャパン(ユナイテッド スピリット アソシエーション ジャパン)などの大会に初期から参加している伝統校として知られてきたと思います。実際にこれらの連盟の幹部にも玉川大学出身者の方が数多くいらっしゃいます。伝統校という評価に加えて、ここ数年は2023年、2025年のUSA大会でグランプリを受賞したり、2024年はチームとして日本代表に選ばれたりするなど、トップレベルの強豪校としても認知されるようになっていると思います。大会などで中高生のチームの子たちから「一緒に写真を撮ってください」と言われることも多くなりました!
強豪校として「JULIAS」が多くの成果を出している理由はどのようなところにあるのでしょうか。
青木さん:仲の良さやチームワークが強みだと思っています。例えば、試合前のウォーミングアップはどの大学でも緊張してピリピリしがちなのですが、JULIASは和気あいあいと楽しそうにウォーミングアップをしていると他校の方たちにもよく言われます。このような仲の良さが、下級生でも上級生と率直に意見交換してよいものを作り上げていこうという雰囲気になっており、チームのパフォーマンスにも良い影響を与えています。
青木さんは、他にも強豪校がある中で「JULIAS」、そして玉川大学経営学部を選んでくれた理由は何だったでしょうか?
青木さん:正直他の強豪校と迷ったこともありました。ただ、他校が限られた競技に特化しているのに対して、「JULIAS」はチアダンス、ヒップホップ、POM、ダブルスと幅広く競技ができるのが魅力でした。特にダブルスにチャレンジがしたかったのが決め手です。経営学部を選んだのは、家業もあるのでなんとなく経営やマーケティングに興味があったこと、その当時は英語力を伸ばしたいという強い意欲があり、英語と経営の両方を学べるということに魅力を感じたからです。現在、世界大会などに参加して英語でコミュニケーションを行う機会も増えているのですが、コミュニケーション自体はできているので、現在目標にしていたレベルまで英語を高めることができているかというと少し自信がありません。卒業した時に英語を使う機会が増えると思うので、機会を見つけてもう少し英語にも取り組みたいです。
練習と学業の両立は大変だと思います。どのような学生生活を送ってきたのか、特に1,2年生のころを振り返ってもらえますか。
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青木さん:私は大学の近くで一人暮らしをしています。1年生の頃は、ELFと呼ばれる英語科目や学部の必修科目が早い時間に設定されることが多かったので、週に2~3日くらいは9時から大学に通っていました。だいたい以下のような感じです。
・7時半起床、朝食。
・8時45分に徒歩で登校
・9時から授業~12時半くらいまで
・自宅に帰って昼食、家事などを行う
・15時から授業~、授業後や授業がない場合は課題などを行う
・17時30分~部活
・21時30分帰宅、夕食
・23時30分就寝
週末もフルで練習なのですか?
青木さん:土日は午前中3時間の練習のみなので、午後にアルバイトを入れたりしています。ただ、幹部になると練習メニューについての会議なども入ってくるので、もう少し活動の時間は長くなりますね。
進路はどのように考えていますか。卒業後はチアダンスにどのようにかかわっていきたいですか。
青木さん:世界大会が終わった後、就職活動に本格的に取り組んでいきたいと考えています。将来の夢として、チアダンスをオリンピック種目にしたいと思っています。近年チアダンスの競技人口は増えて人気も高まっているので、何らかの形で若い世代の育成に携わり、オリンピック種目にするという夢を実現できるように頑張りたいです。
最後に、玉川大学に進学し「JULIAS」に入りたいと考えている高校生にメッセージをお願いいたします。玉川大学経営学部国際経営学科の良さもアピールしてください!
青木さん:JULIASは、とにかくチームの雰囲気がよく、私はどこのチームよりも“人の良さ”と“居心地の良さ”があると思っています。すごいチームだと思われることも多いですが、実は最初からうまい子ばかりではありません。コーチ、先輩が、一人ひとりにしっかり向き合ってくれるからこそ、安心して練習に打ち込めますし、自然と絆も深まっていきます。
私も入学前は「チアがしたい!」という気持ちしかなかったのですが、経営学部に入ってからは、経営や企業の仕組み、マーケティングとかを学ぶ中で、「起業ってアリかも」と思えるようになり、就活にも役立つ知識がたくさん身についています。
将来の夢がまだ決まっていない人も、迷っている人も、経営学部に入ればきっと視野が広がりますし、自分の新しい可能性にも出会えると思います!そしてぜひJULIASで、最高の仲間たちと楽しいチアライフを送ってください!
ありがとうございました。今後の活躍を期待しています。なお、インタビュー後に2025年ICU World University Championships Cheerleading大会のPom Doubles部門に日本代表として出場し、アメリカに次いで銀メダルを獲得しました。おめでとうございます!
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