(学部長より)企業・採用担当者の皆様へ:
玉川大学経営学部生の特徴
企業・採用担当者の皆様には、日頃より本学部の学生に貴重な成長機会を提供いただき、心より御礼申し上げます。
本学部の卒業生は、多くの企業・団体において活躍の機会をいただいております。学生たちは大学での学びを基盤としながら、社会との接点を通じてさらに成長を遂げています。
近年、就職状況の変化や本学部学生に対する評価の高まりなどから、本学部学生の採用企業の方々が多様化していることを実感しております。一方で、学生からは企業における「玉川大学経営学部」のイメージ不足を指摘されることもあり、玉川大学経営学部の学生の資質・能力についてお伝えすることの必要性を感じております。
玉川大学として「お坊ちゃん・お嬢ちゃん学校」、「自由で緩い」、「誰でも卒業できる」等のイメージを世間的に持たれているかもしれませんが、実際にはそのようなイメージに当てはまらない制度や学生が存在しています。
そこで、客観的なデータも交えながら、玉川大学経営学部の学生がどのような力を身につけて社会へ巣立っているのかをご紹介いたします。
1.客観的データ(GPS-Academic)から見える本学部生の成長
本学部では、学生が身につけた力を客観的に把握するため、GPS-Academic(https://www.benesse-i-career.co.jp/gps_academic/about/)を活用しています。
2026年3月に卒業した2022年度入学生について、2022年度入学時と2025年度卒業時の比較では、多くの項目で成長が確認されました。
特に、
- 批判的思考力(+2.9)
- 協働的思考力(+3.4)
- レジリエンス(+3.1)
- 経験総合(+3.4)
- 自己管理(+5.0)
の伸びが見られています。
私たちは、こうした結果を単なるスコアの向上ではなく、「社会で活躍するための基礎能力の成長」と捉えています。入学時には十分に発揮できていなかった力が、4年間の学びや経験を通じて着実に育まれていることがある程度確認されたと考えています。
本学部生の特徴① 自ら考え、行動する
企業において高い成果を上げる人材には、自律的に行動する姿勢が求められます。本学部では、学生が自ら問いを立て、調査し、考察し、提案する学習機会を重視しています。また、本学では現在米国の大学のように成績が一定水準を下回ると警告が行われ、警告を重ねると退学処分となる制度が存在します。警告を重ねないよう、学生自身も学修管理を意識しており、担任や教務担当教員は、学生自身で学習計画や課題・欠席日数の管理を行うことを指導しています。
これらの結果、GPS-Academicの結果において、「自己管理」に関する経験値は4年間で大きく向上しています。
これは、
- 自ら目標を設定する
- 計画を立てる
- 状況に応じて修正する
- 最後までやり遂げる
といった行動特性の成長を示しています。
本学部生の特徴② 多様な人々と協働しながら成果を生み出す
現代のビジネスは、一人で完結する仕事よりも、多様な人々との協働によって成果を創出する場面が増えています。
本学部では、ゼミナールやグループワーク、課題解決型学習を通じて、他者と協働する経験を数多く積み重ねています。GPS-Academicでは、「対人関係」に関する経験が高い水準を示しており、「協働的思考力」も向上しています。
これは単に人間関係が良好であることを意味するものではありません。異なる意見や価値観を尊重しながら議論し、相互理解を深め、チームとしてより良い結論を導く力の育成につながっています。
本学部生の特徴③ 困難な課題にも粘り強く挑戦できる
企業活動においては、常に順調に成果が得られるとは限りません。むしろ困難な場面に直面した際に、どのように対応するかが重要になります。
本学部では、客観的な外部スコアや資格を用いて、学修成果を可視化し、成績評価の一部とすることで、「試験勉強から逃げない」、「資格取得などのハードルを乗り越えられる」学生を育成しています。
このような取り組みの結果が、GPS-Academicにおける「レジリエンス」の項目の向上に示されています。
これは、
- 失敗から学ぶ
- 困難な状況でも前向きに取り組む
- 挑戦を継続する
といった力が育まれていることを示しています。
不確実性の高い時代だからこそ、やり抜く力を持つ人材が重要であると考えています。
2.企業の皆様との連携をさらに深めて
2025年度卒業生は、就職率100.0%(就職希望者に対する就職者の割合)を達成することができました。就職率は年度による変動もあるため、あくまで参考値ではありますが、本学部学生が採用企業の皆様からも評価された一つの証であると考えております。
本学部では、大学での学びと社会での実践をつなぐことを重視しています。
企業の皆様には、採用活動に加え、
- 企業連携プロジェクト/課題解決型学習への協力
- ゲスト講演
- 経営学部キャリア研修
- インターンシップ
などを通じて、日頃から多くのご支援をいただいております。
学生の成長は大学だけで完結するものではありません。企業の皆様との連携によってこそ、より実践的で社会につながる学びが実現できると考えています。
玉川大学経営学部は、経営学の専門知識に加え、自ら考え行動する力、多様な人々と協働する力、そして困難に挑戦し続ける力を備えた人材の育成に取り組んでいます。
引き続き、玉川大学経営学部へのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
なお、玉川大学経営学部生の採用にご関心ある企業様は、本学キャリアセンターにお問い合わせください(https://www.tamagawa.jp/university/career/recruiter/)。
玉川大学経営学部長
神谷 渉



