SAE(Study Abroad Experience)海外留学体験報告
ペンシルベニア大学
University of Pennsylvania

SAE海外留学では、様々なプログラムがありますが、笹川佳暉さん(国際経営学科マーケティング戦略コース3年生)はSAE海外留学奨学生として語学研修+正規課程授業で専門分野を学ぶプログラムで、2017年秋から一年間、ペンシルベニア大学へ留学しました。ペンシルベニア大学はアメリカ建国の父、ベンジャミン・フランクリンにより1740年に設立され、米国を代表する屈指の名門大学として不動の位置を保っています。そのペンシルベニア大学での体験を聞いてみましょう。


授業や課外活動、生活について教えてください。

笹川さん:留学生活は3つのステージに分けられます。まず葛藤期(8月~11月)では、自分が想像していた留学生活とは何が違う、と葛藤していました。語学学校に通う留学生との意識の差を感じたので、少し距離をおいて、自ら現地の学生とコミュニケーションを取るようにしました。次は停滞期(12月~4月)です。日常生活に慣れてしまって、何のために留学したのか、目的意識を見失ってしまいました。このままではいけないと模索していたところ、大学の剣道部に参加することができました。剣道は学生時代から続けていたので、部員と練習を重ね「武士道」について語り合いました。また、英語のスキルがアップしたので正規の授業も履修できるようになり、新たなコミュニティに参加することができました。最後は成長期(5月~8月)です。ペンシルベニア大学ウォートン校(ビジネススクール)のサマーセッションでマーケティングの授業を正規履修しました。日本で学んだマーケティングとは全く違い、考え方が幅広くて授業についていくことは本当に大変でした。どれだけ勉強しても足りないほどでしたが、辛かったことはなく一番充実した日々を過ごしました。



  • テキスト

  • 授業ノートの一部

  • マーケティングの授業の仲間と

困ったことや不安はどのようにして対処しましたか。

笹川さん:困ったことや不安は、留学期間や時期によって違うと思います。留学当初は日常生活での悩み、慣れてくると授業や英語力の伸び悩み、というように悩みも変わってきます。しかし、全体を通じて言えることは、自分の価値観のあう人やコミュニティを見つけ、一緒に行動することです。私の場合は剣道部に参加したことで、現地の学生や先生方との交流が広がりました。その後、英語力が伸び正規授業にも参加できました。


留学を考えている皆さんへ伝えたい3つのこと

笹川さん:皆さんが自信をもって帰国するために、自分の経験から次の3つを伝えたいと思います。
1.留学はすでに留学前から始まっている。
2.人・お金・時間を有効に使う。
3.「誰かとの戦い」ではない、「自分との闘い」である。
留学には十分な準備が必要です。留学してから半年経った留学生が「何のために留学したのか未だにわからない」と言っていました。これは準備不足だと思います。現地に行くと、最初は慣れることで精一杯で日常生活に流されてしまい、留学の目的や動機を忘れ、自分のように停滞期に陥ったまま留学期間が終了してしまう友人を何人も見ました。不安は誰にでもありますが、常に自分の価値観のあう人やコミュニティを見つけて一緒に行動することで解消されます。自分で考え行動する、積極的にコミュニティを見つけて参加することをおすすめします。


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