1年生特別研修

経営学部1年生対象の特別研修が2019年9月17日(火)に行われました。講師(トレーナー)は「音楽座ミュージカル」の俳優のみなさんで、学生は舞台芸術の感覚的なトレーニングを通して、本研修のテーマである「Feel-感じる-」について考え、コミュニケーションの本質を学びました。

研修開始の全体会からエネルギッシュな進行で進み、学生はペアワークやグループワークをしながら少しずつ自身の殻を破り、「表現するとは何か」を体験しました。テーマ別(Voice、Action、Improvisation、Attentive、Involve)のワークショップでは自らの課題に合ったトレーニングを受け、最後にグループ内で一人ずつ学んだ内容を発表し、言語化をしました。

本研修は体験的な学びと言語化による振り返りを通して、コミュニケーションについて理解する貴重な機会となりました。


1年生特別研修の感想

<国際会計コース> 1年1組20番 森田知憲さん(IMPROVISATION参加)

今回の研修に参加して「コミュニケーションを取る」ということは、とても大切であり、とても難しいということを再確認し、実感しました。
私は「IMPROVISION」のワークショップに参加しました。このワークショップでは、言葉を発することをせずに、表情や動作などで相手と思いを共有する、という課題を実施しました。実際にやってみると、何をすればいいのか戸惑いました。周りの友達が見ていることもあって、とても恥ずかしい思いの中で、相手が自分に何を伝えたいのかを考えることは、とても難しかったです。また、このワークショップでは人によって表現の方法が様々なので、各自の個性が出るということも非常に興味深いことでした。
この研修を通じて、コミュニケーションとは「会話のキャッチボール」が大切だと思いました。今まで、自分のコミュニケーションは、相手からの発信を自分は受けるだけ、という方法が多くありました。しかし今回の研修で、コミュニケーションは相手の発信を受けるだけではなく、自分から発信しないと成立しない、ということが理解できました。
今回学んだことを今後の学生生活にも、社会に出てからも、活かしていきたいと思います。

<グローバルビジネスコース> 1年2組24番 後藤碧人さん(ATTENTIVE参加)

今回はじめてこのような研修に参加をしましたが、はじめはどのようなことをするのか不安でした。ただ研修が始まり、普段やらないようなことを思い切りできて、新たな感覚を得ることができました。
研修当初に一番感じたことは、「自分はまだ殻に籠っている」ということでした。そしてその殻を少しは破る機会と感じ、普段全くコミュニケーションをとらない人とペアを組んで研修テーマに取り組みました。その結果、「この人はこんなことが好きで、こんな良い所がある」と気付くことができ、さらに自分の事も知ってもらえたので、これからは積極的に自分からコミュニケーションを取ろうと思いました。
このとき学んだこととして、声の大きさやトーン、目線の違いで相手への伝わり方が全く違うということでした。声が小さ過ぎると相手には伝わり難いし、大き過ぎても威張っているようにしか聴こえません。時と場合に応じて声を変え、しっかりと伝えたい人のことを見ながらコミュニケーションを取ることで、相手に伝えたいことがしっかりと伝わり、相手からも良い反応をもらえるので、より良いコミュニケーションに繋がると感じました。
 今回の研修では、相手とどのようにコミュニケーションを取ればよいかを考える切っ掛けとなり、とても有意義でした。

<グローバルビジネスコース> 1年2組39番 栃村玲央さん(VOICE参加)

VOICEでは、声を出す大変さを知りました。大声を出すことは簡単な感じはしますが、腹筋を使ったりすると、とても大変でした。私は部活動で常に大声を出していたので、大声を出すことに慣れていたのですが、大人数の前で立って大声を出すことは少し恥ずかしかったです。
講師の方はただ声を出すのではなく、気持ちを入れる大事さを教えてくれえました。私は常に気持ちを入れて相手に話していきたいと思いました。VOICEは自分のプライドや自分の殻を破れるのかが大切なワークショップだったので、恥ずかしがらず自分の気持ちを表現できるような発声を心がけたいです。
講師の方はとても優しい方々で、面白く盛り上げてくださったので、楽しみながら2時間のレッスンを体験することができました。ワークショップで学んだことをその日だけに限らず、部活動等に活用していきたいです。

<マーケティング戦略コース> 1年3組1番 岩田禅己さん(IMPROVISATION参加)

自分はインプロビゼーションに参加しました。どのテーマでも同じことですが、最初は何をするのかわからず少し緊張していました。ここでは、サイレントで1分間初対面の人と動き続けるというものを行いました。
音楽座の方の見本を見たとき、「こんな恥ずかしいことはできない、ましてや初対面の人と・・・。」と思っていました。他の人がやっているのを見ていると全力でやる人もいればやはり恥ずかしがってしまう人もいました。自分もできないと思っていました。しかし内なる声がこんな機会はもうないだろうからやろうと言っている気がしていて、全力でやることにしました。実際にやってみると始めは緊張しましたが、やっているうちにだんだんと恥ずかしさも薄れ、周りの目を気にしなくなりました。相手も自分についてきてくれたのでやり切ることができました。すると同じテーマにいたクラスの仲間が、後から良かったと言ってくれました。
実際にやってみて思ったのは、周りの目を気にしないことが大切だということです。自分が恥ずかしい、嫌だなと思った事は自分だけが否定しているだけで、周りは何も思っていないことを知りました。その一方で、自分のペースでやりきるのではなく、相手の気持ちを尊重することも大切だと思うことができました。今回の特別研修で自分の殻にヒビを入れることができた気がします。音楽座のみなさん、ありがとうございました。

<マーケティング戦略コース> 1年3組60番 森町元さん(INVOLVE参加)

私が今回の特別研修を受けて気付いたことは、人の感情は人に伝染するということです。研修を受ける前、正直なところ全く行く気になれず、後ろ向きの気持ちでした。最初にクラス別で分かれた際、インストラクターの方から気持ちや感情が人に移ると説明を受けましたが、そんなことはないと思っていました。しかし私が参加したINVOLVEのワークショップでその意味がわかりました。ワークショップで演じられた態度の悪い年配男性の姿を見て、私はものすごく嫌な気持ちになりました。そして私自身に感情が伝染したことに気が付きました。さらに、私はアルバイトでの経験から、お客さんの態度が悪いと気持ち良く接客することができず、反対にお客さんの態度が良いと、笑顔で接することができたことを思い出しました。
 今回私が受けたワークショップでは、過去の経験を思い起こし、そして改めて人の感情は伝染するということに気付かされました。この気付きをプラスに活かし、これからの生活などでは人に良い感情を伝染させていくため、なるべく笑顔でいるように心掛けようと考えました。

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