2019年 国際学生リーダーシップ・シンポジウム体験談

経営学部国際経営学科グローバルビジネスコース2年の橘英寿さんが、8月1日~8月7日にクアラルンプール(マレーシア)で開催された「国際学生リーダーシップ・シンポジウム」に参加をしました。シンポジウムでの貴重な体験について、詳しくお聴きしました。

シンポジウムに参加した感想を教えてください。
橘さん:非常に有意義で、自分の世界が大きく広がる感覚を得ました。このシンポジウムでは、世界中から約1300人の代表が集まり、人道問題に関する講義・ディスカッション、難民との交流、各国の文化や情勢などの意見交換等を行いました。今後の学びに対する意識が大きく変わり、非常に良い刺激を受けた1週間でした。
参加の目的は何かあったのでしょうか。
橘さん:参加の目的は二つありました。一つ目は人道問題についての知見を深めることです。特に私は難民問題について以前から興味がありました。この機会を通して、難民の実態と日本が取り組める対策等の理解を深めたいと考えました。二つ目は英語を通して海外の学生とのネットワークを築くことです。この1週間を通して、自分の英語力を測るとともに、日本人とは違う海外の学生の考え方や文化を学びたいと考えました。
学んだこと(達成できたこと)を教えてください。
橘さん:私はこの1週間を通して、自分の視野の狭さと、海外の代表たちの学ぶ姿勢の素晴らしさを実感しました。海外の学生たちの視野は非常に広く、国内外の情勢に対して非常に精通しています。私は各国の情勢についての話し合いの際、How about Japan?と尋ねられた時、言葉に詰まってしまいました。また、彼らの学ぶ姿勢は日本人も見習うべきだと感じました。彼らはアウトプットを中心に知識を蓄えています。質問をする・答える、ディスカッションをするといった具合です。教科書の内容を覚える、先生の講義を聴くなど、受け身な姿勢で、ある程度一人で完結できる学びはこれからの時代、通用しないと思いました。
英語の勉強方法について教えてください。
橘さん:IELTSのための勉強をすれば確実に英語力は上がると思います。参考書はラーニングコモンズにあるもので十分対策できます。3か月間のIELTSの勉強を通して、私は総合的な英語力を底上げすることができ、TOEICでは何も対策はしていませんでしたが、200点近くスコアを上げることができました。また、日常を英語の環境にするのも効果的です。映画は字幕で見る、iPhoneの設定をEnglishにする、洋楽を聴く、英語の本・論文を読むといった具合です。時間に余裕があるときは、玉川大学の図書館にある様々な英語の書籍を読んでいました。
英語と専門科目を、どのように活かしたいですか。
橘さん:国際基準の専門科目(経営学・マーケティング・ファイナンス等)を学び、英語を通して実践で還元しようと考えています。例えばマーケティングであれば、海外の市場や企業を分析し、日本のものと照らし合わせてみるといった具合です。具体的には、私は2年次にIntercultural Studiesという科目を履修し、各文化の特徴や多様性、良いグローバルチームの作り方等を学びました。この時の学習を元に、各文化間のギャップを克服し、多様性を活かした仕事をしていこうと考えています。
グローバルビジネスコースでの学びについて関心がある点を教えてください。
橘さん:国際社会で活躍するための知見が得られることです。例えば、ファイナンスの授業では、リアルタイムの国内・国外の企業の株価の値動きを使う等、より実践的な内容も反映されています。また、各文化間の違いを学ぶ授業もあり、グローバルに仕事をしたいと思う人にはためになる授業だと思います。
今後の目標をお聞かせください。
橘さん:自分の世界をもっと広げようと考えています。マレーシアでの経験で私は、自分の視野の狭さを痛感し、良い意味で将来の方向性を見失いました。自分の進路は、もっと世界を見た後に決めようと思います。そのために私は2020年の4月から半年間、イギリスへ留学する予定です。この留学で様々なバックグランドを持つ人々と交流し、自分の知見と視野を広げたいと考えています。

〒194-8610 東京都町田市玉川学園6-1-1
Tel:042-739-8111(代表)

玉川大学入試Navi

ページトップへ