1年生特別研修


オンライン特別研修

2021年9月14日(火)経営学部1年生対象の特別研修がオンライン形式にて行われました。講師(トレーナー)を務めていただいた「音楽座ミュージカル」の俳優のみなさんは、オンライン上でのコミュニケーションの向上をテーマとして、さまざまな工夫を凝らした課題を実施いただきました。コロナウイルス感染症の急速な広がりの中、多くの社会活動においてオンライン形式が常態化されて1年以上が経過しましたが、改めてオンラインの課題、コミュニケーションの重要性について向き合った1日となりました。「音楽座ミュージカル」のみなさん、ありがとうございました。

1年生特別研修の感想

<国際会計コース> 1年1組 髙良翔大さん

今回、音楽座ミュージカル主催の特別研修を受けて、自己紹介をはじめとするグループワークを踏まえて自分に足りない部分を楽しく効果的に知ることができました。

初めて顔を合わせる人たちと集い、グループワークを行うことを聞いた時は、正直期待よりも不安が多く、現に1回目のグループではあまり積極的に場を回そうとはしませんでした。グループとしてもあまり積極的に参加をする人ばかりでなく沈黙が続き、見かねた音楽座のスタッフが会話を促してようやく進むほどでした。しかし、2、3回会話が続くと次第に緊張も解けていき、ミニゲームにもだんだんとメンバー全員が積極的に参加していくようになりました。そこで私は、共感の大事さに気づくことができました。音楽座のスタッフが促すときに共感性を意識したテーマを出していたことを参考にし、自分の好きな物などを自己紹介に入れることにより、「私もそれ好き!」や「俺も興味ある」等、人との関わりにおいて共通点を皮切りにどんどん会話が弾んでいく体験をすることができました。実際、私の紹介の時には野球をやっていたことを伝えると、2人と共通しており、そこから様々な話題に展開していき、グループワークを行う際には良い雰囲気で臨むことができました。

2回目のグループでは、先の点を意識し積極的に場を回すように心掛けて、何事も一番にゲーム等に取り組みました。しかしその中で、「1分間先生」というゲームであるミスをしてしまいました。このゲームは全員が1分間スピーチを行いますが、私は1人で3分間もスピーチをしてしまい、グループメンバーも興味を持ち盛り上がったものの、他の人の発表機会を奪ってしまいました。そこで私は、場を回すうえでは1人ではなく他人との協力が必要なのだと痛感しました。大学に入ってから、あまり他人とは協力をする機会が少なかったため、今回も自分で考えた結果、盛り上がったもののゲームとしては成立することがありませんでした。しかし今回のような失敗を経験することによって、今後の自分に必要な点を多く知ることができました。また、反省点だけでなく、初めて会う方々と仲良くなることができ、自分のコミュニケーション能力の向上にも気づくことができました。

今回主催してくださった音楽座ミュージカルの方々を見ていると、自分にはない魅力のある方々ばかりでとても勉強になりました。丁寧な説明や、わかりやすいアドバイス、見本となるような演技力、表情、工夫された企画力など、私たちの活動を促すような点がいくつも垣間見えた気がしました。今回の特別研修を踏まえて、私個人の至らないところはもちろん、同年代の人との交流によって様々な価値観や可能性を見出すことができました。コロナ渦というコミュニケーションをとるうえで難しい環境の中で、私たちのことを考えて主催していただいた音楽座ミュージカルの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。この経験を糧にして今後も精進していきたいです。

<グローバルビジネスコース> 1年2組 酒井伶奈さん

私は、これまで受講してきた一年次セミナーを通して、自分から積極的に人と話すことの難しさを知りました。一度コミュニケーションをとることができれば簡単に話すことができましたが、最初に話すときはとても緊張して、何を話したらよいのか分からなくなってしまうことが多かったです。

今回の特別研修のプログラムで、私が目標にしていたことは、円滑に話が進むように考えながら話すこと、相手に伝わりやすいジェスチャーを行うことでした。チームでの話し合いは、一人ひとりが積極的に会話に参加し、チームの人の表情をよく見て話し合いをすることができたので、自分が思っていたよりもスムーズに話し合うことができました。しかし、初めてオンライン上で顔を見た人と会話をすることに必死になってしまい、相手に分かりやすいようなジェスチャーを行うことがあまりできなかったです。

またプログラムでは、自分のやったことのないゲームを通してチームの人たちとコミュニケーションをとることができたので、普段初めて会った人と会話をするときに比べてコミュニケーションがとりやすかったです。例えば、「お宝自己紹介」では、相手の大切にしている物を知ることができたので、なぜそれが大切なのか、その物にはどんな思い出があるのかなど、話を聞いている側も質問がしやすく楽しみながらコミュニケーションをとることができました。自分のお宝を紹介しているので、話をしている側も聞いている側も笑顔を絶やさずに会話をすることができたと思います。

しかし、1分間自分の好きなことについて話すのは少し難しかったです。全員の趣味や好きなことが同じではないので、自分がすごく興味のあることであっても、チームの人たちに興味を持ってもらうようにするには、どのように周りの人たちを巻き込んだらよいのかを考えながらコミュニケーションをとる必要がありました。そして、チームの人たちの発表を聞いて、相手に質問を投げかけたり全員が知っているような例を出したりしながら説明をすることによって、自分の話に少しでも興味を持ってもらいやすくなるということを学びました。この1分間の発表では、自分の知らないアイドルの話や自分では思いつかないような食べ物の組み合わせなど、知らなかったことをたくさん知ることができたので、とても充実した時間を過ごすことができました。

順番に数字を言い合うゲームでは、相手の表情をよく見て、積極的に数字をいうことで誰とも被らずに数字をいうことができたと思います。

今回のプログラムを通して、コミュニケーションをとることの大変さや難しさを学んだと同時に、コミュニケーションの大切さや楽しさも学ぶことができました。相手の表情をよく見ること、積極的に話すこと、そして話すときに周りを巻き込む技術など、このプログラムで学んだことを、今後の授業におけるプレゼンテーションや就活、普段の生活などに活かしていき、より多くの人と笑顔でコミュニケーションをとっていきたいと思いました。

<グローバルビジネスコース> 1年2組 玉井功祐さん

先日行われた「一年生特別研修」においてコミュニケーションをとる上で大事だと思ったことが2つあります。1つ目は自ら発信していくことです。2つ目は会話の雰囲気を感じて会話に入りづらそうな人に対して話題を投げかけ、みんなで空間を作っていくことです。

1つ目の自ら発信していくことは、難しくもあり1番大事なことであると思います。1回目のブレイクアウトルームでの会話は、冒頭1分近く無言の時間がありました。しかしこの状況はとてももったいないと感じたため、少し気恥ずかしくはありましたが、自分から声をかけて会話を始めていきました。しかし最初のほうは話す人が数人しかいませんでした。そういった際に、自分はたまに話した人に対して感想を述べたり、話を広げようとしたりと努力をしました。また会話が続いていくと、自分がそのグループの司会的な立ち位置となっていきました。あまり人前に立って話をしたり、みんなをまとめるといったことはしてきませんでしたが、この活動を通して人をまとめて作業をしていくことの楽しさを知ることができました。自分の知らなかった一面がこの活動で見つけることができました。

しかし、グループでの活動を進めていくにつれて1つ問題が生じました。それは話をする人とあまり発言をしない人に差が生まれてしまうことです。そして、共通点を発見した仲間同士のみで会話が始まってしまうことです。こうなると、話題に入ってこられない人たちが浮き彫りになってしまい、その状況のまま時間が経過して終わってしまうこともありました。

そこで大事になってくるのが、2つ目の会話の雰囲気を感じて会話に入りづらそうな人に対して話題を投げかけ、みんなで空間を作っていくことです。自分は1回目のブレイクアウトルームにおいて、そのようなことが起きました。具体的には、高校時代偶然同じスポーツを行っていた3人のみが、その時の話を話題にして盛り上がっていました。自分もそのうちの1人でしたが、会話をしているうちに「この状況が続いてしまったら、ほかの人たちは絶対つまらないだろうな」と思い、ほかの人たちにも高校時代にやっていたスポーツに関しての話題を投げかけました。すると全員がそのことについて話始め、グループ全体で盛り上がる会話空間を作り出すことができました。

この一年生特別研修を通して、コミュニケーションをどのようにしてうまくとることができるのかを学ぶことができました。中でも自分は上記に述べた2つのことの大切さを知ることができました。

大学生活が4月から始まり、春セメスターではリモートやオンライン形式の授業が多く続きました。しかし、秋セメスターには多くの対面授業が設置されています。そして今まで以上に大学の仲間との交流が増えるわけですが、そうした中で今回学んだことが大いに役に立つと思います。また、これから先、社会に出て様々な人と関わっていく中で、今回のことを忘れずにコミュニケーションをとっていきたいと思います。

<マーケティング戦略コース> 1年3組 小川涼太さん

私は元々、他者とコミュニケーションを取ることがとても苦手で、正直この特別研修も最初はなかなか気分が乗りませんでした。しかし始まってみると研修を担当する音楽座ミュージカルのスタッフの熱量が画面越しからでも伝わり、お話も面白く圧倒されました。

最初のグループワークは4人のグループで共通点を探すことからはじまりました。普段のオンライン上でのグループワークではなかなか勇気が出ず、なんとなくで終わってしまっていましたが、今回はグループメンバーが全員オープンな気持ちで臨めていたので、スムーズに話を進めることができました。いつもは躊躇してしまう発言などもこの場では発言することができました。

そして次のグループワークでは数字を被らないで言うゲームを行いました。このゲームはとても奥が深く、場の空気を読むことやメンバーと意思疎通することがポイントで、初対面の人たちと息をあわせるのがとても難しかったです。しかし、失敗を繰り返すことで自分になんとなく積極性がだんだんとでてきました。

その後は、ゲーム性のあることから自分自身のことについてプレゼンするなど、より具体的な内容となっていきました。ここで気づいたことは聞く側の態度の重要性です。発表した次のメンバーがその人のプレゼンに対して感想を言うことが義務付けられていたので、いつもよりも自分以外のメンバーの発表について真剣に聞いていました。私が発表しているときに気づいたことは、自分自身が発表しているときに他者からの反応があるとうれしいということでした。私が今までに経験したあまりうまくいかなかったときのグループワークでは、他者からの反応が無いことや、反応が無いのが怖くてなかなか勇気がでず、発言を躊躇してしまうことが多かったように思います。この話し手と聞く側の関係がとても大事なことに気が付きました。お互いがお互いのことを考えて発表している人が話しやすいような雰囲気づくりをすることがうまくコミュニケーションをとるコツだとわかりました。

また、今回の特別研修で、他者とコミュニケーションを取る際は雰囲気作りがとても大事だと思いました。最初に話すのは勇気のいることですが、1人がグループ内で話始めることによって、周りの人も自然と話しやすくなり円滑にグループ内で話し合いをすることができます。こういった積極性のある人がグループの中で1人いれば格段に話し合いはスムーズに行えます。コミュニケーションをうまくとるには雰囲気作りに加えて、積極性をもって行動することが大事だと思いました。さらに、コミュニケーションをうまくとるには、技術よりも自分自身の思っていることをしっかりと他者に伝える気持ちが大事だと思いました。

今までは受け身のコミュニケーションの取り方でしたが、今回この音楽座ミュージカルの研修を受講したことによって、しっかりと他者のことを考え積極性をもって取り組もうと思えるようになりました。音楽座ミュージカルの皆様ありがとうございました。

<マーケティング戦略コース> 1年3組 佐野颯太さん

私は今回の「一年生特別研修」を受けて、特に人とのコミュニケーションが目に留まりました。今回の研修は、音楽座ミュージカルのみなさまが担当されましたが、多くの場面でスタッフの方々にサポートをいただきました。その中で私が注目したのは、一つのものを創り上げるスタッフ同士のコミュニケーションです。音楽座ミュージカルの展開する研修は、楽しい空間、授業そのものであり、グループワークだけでなく、運営や説明などすべてが「コミュニケーション」と関わっていると感じました。

私は春セメスターが終わって久しぶりの授業ということもあり、緊張していました。しかしオンラインにもかかわらず、スタッフの方が素晴らしい空間を創り、授業を進行していただいため、とても充実した時間となりました。研修を導くスタッフのコミュニケーション、連携はとても素晴らしく、自然と研修に入ることができました。

私がコミュニケーションに着目したのには理由があります。私は生きていくうえでコミュニケーションは欠かせないもの、そして自分の武器になると考えております。日頃の挨拶も一番身近なコミュニケーションであり、挨拶の有無で相手の印象は大きく異なると思います。この他にもコミュニケーションは様々な場面で必要であり、その一つが友人との関係づくりです。大学というフィールドは広く、全国から学生が集まります。知り合いがほぼゼロという状況の中で友人をつくるためには、コミュニケーション能力が大切です。また、大学3年生からは就職活動が始まります。就職活動で最も大切なことは、「第一印象」と耳にします。「第一印象」は元をたどればコミュニケーションにたどり着くと考えています。就職活動が始まる前にコミュニケーション能力がある程度備わっていると、就職活動をスムーズに行うことができると思います。

今回の研修では、コミュニケーションの重要性に改めて気付くことができました。研修で実施したさまざまなグループワーク、運営側のスタッフコミュニケーションなど、研修全体を通してコミュニケーション能力という武器を身に付けられました。今回の学びを、今後の生活に活かそうと思います。

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