2021年度就職活動体験談

2021年度の就職活動は、昨年度と同様、新型コロナウイルス感染症の影響が懸念される中、説明会や面接などが実施されました。就職活動に対してどのように向き合い、取り組んできたかを、4年生に振り返ってもらいました。

内海耀太さん(国際会計コース)

No.1 就職活動にむけてどのような準備をしましたか?
大学卒業後の進路について具体的に考え始めたのは大学3年時の夏頃でした。入学して間もないころから私は写真を撮ることが大好きで、学生時代は写真館でカメラマンとしてアルバイトをしていました。進路について一番相談させていただいたのは、アルバイトでお世話になった社員の方です。実際にカメラマンを目指すと決めてからは、様々なカメラマンの方からお話を伺うことや、現場に参加することでカメラマンとして多くの経験を積むことに力を入れました。就職活動を始めるうえで、自身の目指す業界について詳しい方や実際に働かれている方と学生生活の間に知り合えていたことが、最も有益であったと感じます。

No.2 実際に就職活動をしてみていかがでしたか?
新卒でカメラマンを募集している企業はあまり多くないため、映像制作会社などできるだけ撮影や制作に関われる会社という広い視野を持って、3月から20社ほどの企業にエントリーしました。このような業界に対する私の具体的な強みは、学生時代にすでに多くの実務経験を積んでいるということであったため、エントリーや面接のときに強くアピールしました。また実際に就職活動を始めて感じたのが、自分の人生に明確な目標、設計があり、それに合わせた企業選びを行うことが重要であるということでした。企業との相性という言葉をよく耳にしますが、これは自身がどのような生き方、人生を送りたいのかということをいかに意識しているかであると考えます。

No.3 経営学部での学びや大学生活で自信となったことなどを教えてください。
私が目指す業界、例えば写真館では、まずカメラマンとして経験を積み、最終的にはその写真館の経営者を目指すというフローがありました。そこに関しては実務経験があることに加え、経営学部の学生として4年間学び、経営に関する知識を持っているというアピールをすることができました。また経営学部の周りの友人には、カメラマンや制作関係を目指している人は見かけなかったので、ある意味自由な思考を常に持つことができたと感じます。

No.4 将来の夢を聞かせてください。
将来そして現在においても常に何かしらの発見があり、それを吸収して成長できる人物になりたいと考えています。すでに内定先での研修が始まっていますが、毎日勉強と実践の日々でとても充実しています。今後はカメラマンとしての経験、スキルを得るとともに、ビジネスに関しても積極的に学んでいきたいです。具体的な目標を掲げるのであれば、いつか自身が一番納得のできる写真館を作り、撮影と共に経営を行っていくのが私の将来の夢です。

No.5 最後にこれから就職活動をする後輩たちに向けて一言アドバイスをお願いします!
大学入学当初からカメラマンを目指していたわけではなく、写真というものは自分の中で好きなものの一つであり、あくまで趣味であるものだと感じていました。好きであるからこそできるだけ写真に関わっていたら楽しいだろうな、くらいの気持ちで学生生活を過ごしていたら、いつしか仕事にしたいと感じるくらい本気になっていました。好きなことを仕事にするということはとても素晴らしいですが、その選択には大きな責任が伴います。自分の目と耳で得た知識をしっかりと吟味して、自身の人生の選択をしてください。そして学生生活のうちに気になったことはどんなことでも関心を持ち、行動していくと毎日が少し楽しくなります。その少しずつの積み重ねが素晴らしい人生を作ると信じています。貴重な日々を大切に、そして周りの人に常に感謝の気持ちを忘れず過ごしましょう。

竹原萌華さん(グローバルビジネスコース)

No.1 就職活動にむけてどのような準備をしましたか?
大学2年生までに、どの業界でも使えるTOEICやIELTSなどの英語検定を積極的に取得しました。そして、留学から帰国した大学2年生の冬頃から卒業後の進路について考え始め、業界や企業を調べるようになりました。就職活動の準備として特に注力したのは、情報収集と自己分析です。就職活動全体の流れや業界などのマクロな情報と、各業界の優良企業や選考対策方法などのミクロな情報を集めることに注力しました。そして、自己分析は自分1人だけでやるのではなく、玉川大学の支援窓口などを活用していました。

No.2 実際に就職活動をしてみていかがでしたか?
選考を通過するために大切なのは、「伝えたい情報を明確にする」、「情報を構造化する」、「伝わる言葉を選ぶ」の3つだと思います。エントリーシートは勿論、面接においても採用担当者に伝えたい情報を自分と同じ粒度で伝えるためには、相手が理解しやすい言葉まで噛み砕く必要があります。私はこの3つを意識することで、かなり選考通過率が変わりました。そして最後に、最も納得のいくファーストキャリアの選び方は、自分が幸せだと感じる条件とその会社の特徴を照らし合わせることだと思います。内定をいただいた後も、この考え方に基づいて考え抜いた結果、納得のいく就職活動を終えることができました。

No.3 経営学部での学びや大学生活で自信となったことなどを教えてください。
経営学部での学びは、ふとした瞬間に活きていると感じました。説明会では聞けなかった会社の経営状況を知るために、決算報告書やPL表を読む機会が何度かありました。その時に大学1、2年生の必修授業で身につけた経営視点で会社を捉えるということができ、非常に役立ったと思います。また、グループディスカッションのテーマもビジネス用語が使われることが多かったのですが、授業で習ったことが基盤にあったため、スムーズに理解することができたと思います。ただ、得た知識を使って、応用的に考える力をもう少し養えることができていたら良かったなとも感じました。

No.4 将来の夢を聞かせてください。
「個性を伸ばす、新しい教育体系を創ること」が将来の夢です。今以上に、年齢に関わらず個人が持つ強みや魅力、関心を、圧されることなく発信できる社会を作りたいです。起業や教育機関に携わるなど、どのようにこの夢を叶えるかは決まっていませんが、夢に近付けそうな時、手段を自由に選択できる自分でありたいと思っています。

No.5 最後にこれから就職活動をする後輩たちに向けて一言アドバイスをお願いします!
より多くの人と出会い、より多くの経験を積んで欲しいと思います。全ての経験が必ずどこかで繋がるからです。経験から得る学びが多いほど、必然的に将来に繋がる総量が増えます。だからこそ、1ヶ月単位で新しい発見や経験をするくらいの勢いで、出来ることは全てやってみて欲しいです。卒業間近に、自分は良い大学生活を過ごせたなと思えるよう、応援しています。

松本拓也さん(マーケティング戦略コース)

No.1 就職活動にむけてどのような準備をしましたか?
就職活動の準備を始めたのは大学3年生の10月です。そもそも就職活動がどういうものか手探りの状態だったため、先輩の話を聞いたりして情報を集めることから始めました。そしてその情報をもとに自己分析を始めました。自分を客観視してみたときに、他の人よりどこが優れているか、どういうところに自信があるのかを見出すことで、それが就職活動における軸となりました。

No.2 実際に就職活動をしてみていかがでしたか?
自分ができる最大限の準備をすることが必要だと感じました。エントリーシート、自己分析、業界研究、企業研究、将来設計などもそうですが、身だしなみ、立ち居振る舞い、オンライン面接での環境づくり、表情、話への応答の仕方など、自分ができることはすごく多いことが分かりました。準備をするのとしないのとでは、企業からの見え方が変わってくるので、これで落選したらしょうがないと思えるまで準備をすることが大切だと思います。私は合同説明会に行くことが多かったのですが、説明会を聞いた段階で自分が少しでも興味が湧けばエントリーをしました。実際に企業の方と話すことで会社の雰囲気や何を大切にしているかが分かるので、そこからさらに興味が湧くようであれば選考に進むのが良いと思います。

No.3 経営学部での学びや大学生活で自信となったことなどを教えてください。
大学では硬式野球部に所属しており副主将を務めていました。人と話す機会や環境の変化が多かったため、自ら行動を起こすことに自信を持つことができました。就職活動において少しでも疑問に思うことがあれば、どんどん発信することをお勧めします。話す勇気を持つことが周囲との差をつけることに繋がります。部活動やサークルに所属されている方は、時間のやりくりや切り替えなど難しい部分もあると思いますが、その分多くのストロングポイントを持っていると思うので、今の環境に屈せず、最後までやり切ってください。すべてをやり切った時の達成感は底知れないです!
経営学部ではマーケティングについて学んでいたので、就職活動ではエントリーをした企業の製品やサービスについて、マーケティングの観点で考え、話をすることができました。学生からの視点となるので、最初は不安に思いましたが、実践することで自信もつきました。大学生活で学んだことが就職活動に役立つと思ったら、どんどん実践した方がよいと思います。就職活動の中でも本当に多くの学びがあり、多くの知識が身に付いたと実感しています。

No.4 将来の夢を聞かせてください。
将来の夢は自分だけでなく、自分の周りの人たちも幸せにすることです。ものすごくアバウトだなと感じられると思いますが、社会に出てたくさんの方と出会う中で、一度でも関わりを持った方は、少しでも良い方向に進んでいただけるように、「仁の心」で接していきたいです。

No.5 最後にこれから就職活動をする後輩たちに向けて一言アドバイスをお願いします!
「周囲の雑音に耳を傾けない」ということです。就職活動において、友達はこの業界、〇社内定、大手企業内定、就職活動終了など、どうしても自分の周りと比べることがあると思います。ただ、自分は自分なので、気にすることはありません。皆さんが納得いく就職活動ができればそれでいいと思います。自分の最大の敵は自分自身です。周りの動向を気にするよりも、自分ができる最大限の準備ができているかを大切に、これからの就職活動に励んで欲しいと思います。皆さんの就職活動が皆さん自身にとって胸を張れるものになることを心から祈っています。

〒194-8610 東京都町田市玉川学園6-1-1
Tel:042-739-8111(代表)

玉川大学入試Navi

ページトップへ