1年生特別研修

2022年9月13日(火)経営学部1年生対象の特別研修が行われました。3年ぶりの対面での研修実施となり、テーマである「コミュニケーションの向上」を体験的に学ぶ貴重な機会となりました。講師(トレーナー)を務めた「音楽座ミュージカル」の俳優のみなさんには、全体の進行及び運営、グループ別のテーマ研修など、すべてにおいてきめ細かく実施をいただき、受講した学生は通常の大学での講義とは異なる形で、コミュニケーションを体験的に学びました。「音楽座ミュージカル」のみなさん、とても密度の濃い学びの時間をいただきまして、ありがとうございました。

1年生特別研修の感想

<国際会計コース> 1年1組 宮下雅志さん

私は今回の研修に参加してみて、ビジネスのシミュレーションやコミュニケーションの大切さについて知ることができました。ビジネスのシミュレーションでは、トラブルが起きた時の対処、そしてその中での人との接し方について知ることができました。自分がもしわからないところがあったら、しっかりと詳しくわかるまで聞くことの大切さがわかりました。その際にも、教えてもらう人の表情から空気を読み、その人に合わせて聞くことが大切だと考えました。

人間関係でのトラブルがあった際には、そのトラブルがあった人同士が理解と協力をしてくれるように、様々な工夫が必要だと思いました。例えば、そのトラブルになっていることをあやふやにするのではなく、はっきりと伝えること、解決するまでしっかりと話し込むこと、自分はどうしたいかをはっきりと伝えることが大切だと思いました。そして、これらをより良く行うために、自分をしっかりと表現しなくてはいけないと考えました。自分を表現しない限り、相手とのコミュニケーションはうまくとれないと私は思います。

そしてこの研修では、大きな声を出したり、自分の体を大きく使って表現したりすることが多くありましたが、これらを行うことにより、コミュニケーションをうまくとれるようになり、相手の空気感を読み取ることができました。これからの大学生活や、就職活動にこれらを活かし、人との繋がりを増やしたいです。

<グローバルビジネスコース> 1年2組 金子芳樹さん

今回、劇団員の方たちと特別研修を行ってみて、多くのことを学び、また多くのことを考えさせられました。はじめは、5人グループに分かれて、人とのコミュニケーションや関わり、相手の思いを感じとるなどのミニゲームをしながら、人との関わりについて学びました。その中で、自分が「おもしろい」と感じたことが、初めて話す人でも何か目的を達成するためや楽しいことであれば、誰とでも仲良くコミュニケーションをとり頑張ることができるということです。実際、私たちのグループは、クラスが同じでも一度も話をしたことがない人たちでした。しかし、ゲームが始まると、みんな真剣に取り組み、たくさんのコミュニケーションをとり、笑い合いながら目的達成を目指していました。このことから私は、コミュニケーションをとることの大切さを学びました。

次に私はビジネスシミュレーションというコースに分かれ、実際の企業で起きた問題を自分たちが体験し、どのようにすればよかったのかを考えながら、より良い正解を見つけるという体験をしました。実際、リアルな状況を目の当たりにすると、私たち学生は言葉が詰まり、頭の中が真っ白になってしまうぐらい厳しい状況もありました。しかし1回1回の体験が終わるたびに、どこが悪かったのかをペアと話し合い、聞かなくてはいけないことをまとめて、次に活かしました。体験が終わってから学んだことは、悪いことや正しいことははっきりと言うということです。これがしっかりできることで、人との関わりはより良くなっていくのではないかと思いました。

<グローバルビジネスコース> 1年2組 田村彩耶子さん

「音楽座ミュージカル」の講師の方が行う研修を初めて体験して、新たに自分の改善点を発見しました。大勢の人の前で自分を表現することや、今まで話したことのない人たちと一緒にゲームを楽しんですることは、本当の意味での「コミュニケーションの場」でした。ここでは、「自分」というものをどんどん表に出して、積極的に感情を表現することの難しさも学びました。私は、人前で話をしたりすることが苦手で、消極的になりがちでしたが、強制的にコミュニケーションの場面を作らされることで、自分の殻を少しだけ破ることができたと思います。

研修を進めていくと、相手と初めて会ったときの印象と、話をした後に受ける相手の印象が違う人が多く、改めて「偏見」は良くないことだと気づきました。またトレーニングに対して、消極的に参加する人よりも、積極的に素直に参加する人が目立ち、見ていても周りに良い印象を与えることがわかりました。コミュニケーションで一番大切なことは「笑顔」だと思います。お互いに初めて話をするときの緊張感も、笑顔を互いに作ることで、少しの安心感を得られると思います。

笑顔で、目を見て相手と話をすることを社会に出てからも忘れず、将来に活かし、第一印象を良くしていくことを意識しようと思います。また、自分の苦手な分野を克服するためにも、コミュニケーションの場に積極的に参加していきたいです。

<マーケティング戦略コース> 1年3組 神成志帆子さん

今回参加したビジネスシミュレーションは、実際に働くときのトラブルをシミュレーションするという活動でした。おそらく最も実践的で、私にとって非常にためになるワークショップでした。上司役の方は、3回シミュレーションをすれば3通りの場面、性格が考えられるような演技で、もし自分が対応することになったらと思うと、冷や汗が止まりませんでした。対人コミュニケーションに絶対の正解はありませんが、このワークショップでは臨機応変に対処する力が鍛えられたと思います。人の性格は千差万別で、どの選択肢を選べば良好な関係を築くことができるかは分かりません。お世辞めいたことを言ってしまい、すぐにゲームオーバーという事例も見られました。

今回のワークショップで1つ得た学びがあります。それは人にどんな態度をとられても、真摯に向き合おうとする姿勢を止めないことです。すべての人に対して、真っ直ぐ、ひたむきに向き合おうとすると、とても疲れてしまうと思います。しかし、その姿勢は他人に響くものだと思います。すべてが上手くいくわけではありませんが、途中で折れず、ここで学んだことを活かしていきたいと思います。

<マーケティング戦略コース> 1年3組 中村優作さん

私はビジネスシミュレーションコースを選択したのですが、最初に感じたのは、その雰囲気があまりにもリアルだったことです。まるでドラマや映画のワンシーンを見ているかのようで、緊張感がひしひしと伝わり、注意深く解決策を探すことができました。特に人物の表情、声のトーン、音量によって、同じ状況下であっても違う選択肢を考えなければならなかったので、適応力を身に付ける練習ができたと思っています。状況は幾つかあり、違うアプローチをしなければならなかったのですが、すべてのシーンにとって重要だと思ったこともあります。それは、自分の意見は必ず伝えることです。状況や相手の年齢、立場により、自分の意見を遠回しに、又は伝えない方が良いのではないかと考えていたのですが、全ての寸劇が終わった後に、意見を相手に伝えることの大切さを知りました。

今回の研修では、自分の意見を少しだけ伝えることができたと思います。今後は学校生活、アルバイトやインターンシップなどの大学の講義以外の場面でも、自分の意見を少しずつ伝えていきたいと思います。今回はありがとうございました。

〒194-8610 東京都町田市玉川学園6-1-1
Tel:042-739-8111(代表)

玉川大学入試Navi

ページトップへ