「University Concert Hall 2016」は、486席を擁する大ホール「MARBLE」を中心に、小ホールやレッスン室など、音楽の学修に特化した教育施設です。
MARBLEは、防音効果を高める重い二重扉を開けると、目の前に大きなステージが迫り、音響効果を高める壁面パネルとともに、演奏者と聴く人が一体感を感じられるように配慮されています。残響音は1.7秒と同規模の名門ホールに引けを取らない音響環境を実現しています。
建物1階には、オーケストラの練習ができる小ホールが備えられています。ここでは、アンサンブルなどの小規模なコンサートなどを催すことが可能です。そして3階には、練習に最適な音響環境をもつレッスン室を22室設置しています。各フロアには学生ラウンジやラーニングスペースを用意。集いやすい「場」があります。
2017年教育プログラムで来園したベルリンフィルのメンバーもここで演奏し、このホールを絶賛!
「音響がとてもよく、非常に演奏しやすかったです。音響の良いホールは、自然に無理なく良い音が響くので、演奏していて心地よいものです。 また、良いホールは、音そのものをカラフルでダイナミックにします。ポップスターの歌手はマイクを使えるけれど、マイクを使えない私たち楽器演奏家にとって、音響はとても重要です」「玉川は、このホールを誇りにしてほしい」
ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンもあなたの音楽の成長を見守っています!
この銅像は昭和42(1967)年に東京で開催された「ベートーヴェン生誕200年祭記念展示会」で展示されていたものを創立者小原國芳が懇願して譲り受けたものです。ベートーヴェン像はUniversity Concert Hall 2016を背にして立っているのではなく、University Concert Hall 2016に向かって立っています。その姿はまるでUniversity Concert Hall 2016で切磋琢磨する学生たちを、そして玉川の音楽を見守っているかのようです。
3号館には、表現者として身体表現の研鑽する場はもちろんのこと、劇場機構や舞台技術を学ぶ環境があります。1階・2階部分を活用した収容人数100名の演劇スタジオでは、大規模な照明設備や音響設備を用意して、様々な上演ができる設計になっています。
4階には3つのスタジオも整備。いずれもブラックボックス型で、防音室内吸音を高めるため防音壁・防音扉などを設置し、ことばがしっかりと聴き取れる演劇に適した残響時間約1秒の音環境が実現しています。
スタジオの床面はダンス・バレエの授業にも対応した足を痛めづらい二重床のエアロビクスシステム採用。天井は照明や音響、幕などの舞台づくりに欠かせないブリット(格子)天井となっています。
さらに402第2スタジオおよび404第4スタジオには照明や音響などの特殊電源設備も有し、上演スペースとして新たな舞台創造の場として活用しています。
コロナ禍での上演を考えた、換気システムを採用
3号館4階のスタジオでは、厚生労働省・町田市保健所が示す基準(1人あたり30m3)に従い、各部屋最大150人が利用可能な換気システムを設置。安全・安心の利用環境があります。
野外公演も可能
3号館前の広場を活用した野外公演も実施。スタジオとは違うスケール感での表現も体感できます!
「ESTEAM教育」とは、科学(Science)、技術 (Technology)、工学(Engineering)、芸術・文化(Arts)、数学 (Mathematics)を分野横断的に学ぶ「STEAM教育」に“コミュニケーション”の手段としてELF※を加えた本学独自の教育です。STREAM Hall 2019は「STEAM」の5要素にロボット(Robotics)を加えた、新しい価値創造を推進する「STREAM Style」の教育を実践する場として、その中核を担います。
館内は実験室やプロジェクト室を学部の枠を超えて関連分野ごとに配置し、各部屋をガラス張りで「見える化」しています。 自由な発想で利用できるオープンスペースが各所にあり、従来の講義型校舎とは全く違う学修環境で、知的好奇心や創造力を大いに刺激します。 他にも誰でも利用できるモノづくりの拠点「メーカーズフロア」やAIやロボットの働きを体験できる「ロボットラボ」などが設けられ、すべての学生がイノベーションを実践できる場となっています。
※ELF…「共通の母語を持たない人同士のコミュニケーションに使われる言語」として英語を学修するプログラム
天井はあえて見える化し、配管や照明などの構造も知ることができます。
グリットを採用し、展示空間が自由にできるようにステップボイドでコラボレーションを促進。
芸術サポートデスクもあり、皆さんの「やりたい」に芸術学部の教員やスタッフがアドバイスします。
玉川大学が進めている「ESTEAM教育」の中核施設の一つであり、全人教育をベースとした「デザインシンキング(課題解決型のプロジェクト学修)」を実践していくための基礎実験拠点です。1階には、絵画工房、工作工房、陶芸工房、Glass Blowing Workshop(ガラス工房)、再生エネルギーによる次世代型車両制作が行えるNEXTGen. Mobility Workshop(ケムカー工房)など5つのアトリエを配置、2階は講義室、3階には学生ラウンジやアクティブ・ラーニングを推進するTEALルーム(Technology Enabled Active Learning)、4・5階は実験室を配置しています。
1階の工房エリアは、建物外からあえて活動の様子がみえるようにガラス張りに。
総合大学では珍しいガラス工房(Glass Blowing Workshop)を設置。
陶芸工房には、大きな作品も制作できるガス窯と、電気窯が3基設置。制作スペースも収納スペースが多い特別仕様のもので、作業効率を向上させています。