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Tamagawa Art Gallery Projects「反照する風景-実験映画の小窓から」開催のお知らせ

2024.09.25

この度Tamagawa Art Gallery Projectsでは、『反照する風景-実験映画の小窓から』と題し、Vol.1として10月2日(水)より、玉川大学芸術学部アート・デザイン学科助手工藤雅個展「tracing for traces」を、Vol.2として10月10日(木)より、台湾を拠点とし国内外で活動する実験映像コレクティブ“ЯeaRflex” (リアー・フレックス) の展示及び上映「mirror mirror」を開催し、近年のプロジェクトを中心にご紹介します。

11日(金)には、ЯeaRflexのメンバー、徐璐(エリカ・シュー)氏、吳梓安(ウー・ツィアン)氏、張若涵(ジャン・ヨハン)氏を現地にお招きし、16ミリフィルムの撮影やコーヒーを使った現像や、3台のフィルム映写機による3チャンネル上映ほか、16ミリフィルム作品を上映いたします。
フィルムに触れられる貴重な機会であるとともに、世界各国で作品が評価される作家たちと交流できる機会ですので、ぜひご来場いただけますと幸いです。

Tamagawa Art Gallery Projects No.9 「反照する風景-実験映画の小窓から」

・Vol.1「tracing for traces」 工藤雅 個展
10/2(水)-10/19(土)

・Vol.2「mirror mirror」ЯeaRflex 特別展
10/10(木)-10/19(土)

・入場無料、来場予約不要。
・通常開館時間 11:00-19:00、 10.18(金)14:30まで
・土日は通常休館、10/19 (土)は要予約にて開館 ご予約はこちらwindow
・会場:玉川大学 STREAM Hall 2019 2F-5F(小田急線「玉川学園前駅」 北口から徒歩10分)
駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。

ワークショップと16ミリフィルム上映イベント(参加費無料)

【A】16ミリフィルム撮影&コーヒー現像ワークショップ

10/11(金)13:30 - 17:00
16ミリフィルムカメラでの撮影と、コーヒーを使ったフィルム現像が体験できます。(講師:徐璐/エリカ・シュー)
要予約、先着12名 ご予約はこちら

https://masakudo.com/exhibition_tamagawa/window

会場:玉川大学 STREAM Hall 2019 2F

【B】ЯeaRflexフィルム作品上映

10/11(金)18:30 - 19:30
16ミリ映写機によるЯeaRflexのフィルム作品を上映します
上映プログラム(予定):
・「(不)期待傷害」/ 徐璐, 2023
3台の映写機による3面マルチスクリーン上映 ほか
予約不要、途中入場可
会場:玉川大学 STREAM Hall 2019 2F

【C】フィルムダイレクトペイント制作ワークショップ

10/16(水)14:00 - 17:00
8ミリフィルムに絵を描いてアニメーションを作ります。(講師:工藤雅)
予約不要、上記の時間内で 随時参加可能
(所要時間30分程度)
会場:玉川大学 STREAM Hall 2019 2F

作家プロフィール

吳梓安 / Tzu-An Wu (ウー・ツィアン)
実験映画とその拡張の中で作品を上映、展示、パフォーマンスの形式で発表してきた。国立清華大学でジェンダーとカルチュラル・スタディーズを専攻し、 ニューヨークのThe New Schoolでメディアスタディーズの修士号を取得。これまでに、ロンドンLGBTQ映画祭BFI Flare、ロッテルダム国際映画祭、ベルリンXPOSEDクィア国際映画祭、台湾国際ドキュメンタリー映画祭、台北金馬映画祭などで上映。パリのFestival of Different and Experimental Cinemaでは審査委員賞を受賞。作品は台湾ビエンナーレ、マニラのメトロポリタン美術館でも展示され、台北市立美術館では台北美術賞に入選。実験映画のプログラマーでもあり、近年は「目聶映像文化」と「ЯeaRflex」の実験映像団体で活動。台湾を拠点としながら、世界各国へ向けて50回以上の上映会を開催。

徐璐 / Erica Sheu(エリカ・シュー)
2016年にニューヨークへ渡り、映画芸術非営利団体「MONO NO AWARE」に勤務。セルロイドフィルムを用いて短編映画、拡張映画、展示を制作している。主に日記映画や、手作りフィルムの形式をとり、フィルムと投影の実験を行う。作品は詩的な感覚で制作され、触覚、抽象、痛みや切なさの表現を伴う。世代間を超えた記憶、歴史、言語、集団化された単一性、台湾のアイデンティティの為の政治についての作品を制作。作品はニューヨーク映画祭、トロント国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭、EXiSフィルムフェスティバル、台湾国際ドキュメンタリー映画祭、そして2018年の台湾ビエンナーレの本プログラムなど数々の映画祭、芸術祭で上映。カリフォルニア芸術大学にてMFA課程でフィルムとビデオを学ぶ。現在ロサンゼルス在住。

張若涵 / Johan Chang(ジャン・ヨハン)
台湾ドキュメンタリー映画祭、Taiwan Film and Audivisual Instituteにてコーディネーターとしても活動してきた。日台の合同上映団体「グラウンド・レベル・シネマ」では台湾会場での上映作品のキュレーション及びコーディネートを行い中心的存在を担っている。2019年、イメージフォーラム付属映像研究所で自身の個人制作を開始。日記フィルムや記録映像をもとに、記憶と個人・社会との関係を探りながら個人制作を行っている。作品はEXiSフィルムフェスティバル、台湾国際女性映画祭、高雄映画祭、イメージフォーラムフェスティバルなど国内外で上映され、台湾南方映画祭では新人賞を受賞。2023年に東京新宿眼科画廊にて2人展『蒸発書簡』を開催。

工藤雅 / Masa Kudo
玉川大学芸術学部アート・デザイン学科助手。東京都写真美術館、国立映画アーカイブで教育普及関連事業に携わったのち、現職。時間や空間、記憶をテーマに、ドローイングアニメーションのほか、フィルムや写真の古典技法などを用い、主に一コマずつ作画または撮影するアニメーションの技法で制作する。作品はザグレブ国際アニメーション映画祭、GLAS Animation Festival 、モスクワ国際実験映画祭、イメージフォーラムフェスティバルなど国内外で上映。写真新世紀2021佳作(オノデラユキ選)、新千歳空港アニメーション映画祭北海道知事賞、ASK?映像祭久里洋二賞受賞。日本映像学会会員(アナログメディア研究会)

詳しくはこちらの展覧会Webサイトをご覧ください。

https://masakudo.com/exhibition_tamagawa/window

※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。


〔企画代表・広報・広報デザイン〕 工藤雅

〔協力〕 グラウンド・レベル・シネマ

〔TAG(=Tamagawa Art Gallery Projects)とは〕
玉川大学芸術学部の教員と学生が中心になって企画・運営する、主として美術分野に関するさまざまなプロジェクトの総称です。

〔企画・運営〕
玉川大学芸術学部(https://www.tamagawa.ac.jp/college_of_arts/

〔助成〕
2024年度芸術学部共同研究「媒体としての空間:大学内オルタナティブ・スペースの運営による、実践的な芸術教育に関する継続研究」