工学部では、玉川大学の教育信条に基づき、幅広い教養を持つ人間力を備えた実践的技術者を世に送り出すことを共通に目指しています。そのために、以下のような入学生を求めています。
工学部では、人材を養成するために、各学科で以下の方針に基づき学科カリキュラムを構成しています。
工学部では、人材養成等教育研究に係る目的を達成させるために、次のような能力を身に付けさせます。
各学科では、さらに下記の能力を身に付け、かつ所定の単位を修得した学生は卒業が認定されます。
工学部では全人教育の下、人間力を備えたモノつくりの実践的技術者を育成することをミッションとしている。教育研究に取り組む学部の基本的なスタンスとして、「技術者は、技術の進歩を追求する技術者である前に、人間であることを希求すること」「失敗を恐れず人生の開拓者として絶えず夢に挑戦する技術者であること」「現状の正しい認識の上に、常に将来を見据えた前向きな姿勢で迅速な改革に取り組むこと」を前提に実技教育、労作教育を展開する。また自然尊重、地球環境に留意し環境教育を実践する。その結果、社会人として十分な品格を持った人間性豊かで、コミュニケーション力、問題発見・解決能力を備え、環境にも配慮した新たな価値を創造できる技術者の育成に努める。
情報通信工学科では、人と人とをつなぐコミュニケーション能力と技術を身に付け、現代のグローバルな情報化社会で活躍できる正しい倫理観を持つ人材を育成する。特に、社会におけるさまざまな物やシステムの情報制御技術、対人サービスのための知能ロボット、クラウドコンピューティングにおけるビッグデータ解析などのデータサイエンス、情報セキュリティーおよび高速通信技術といった、時代に即した技術イノベーションの基礎を学ぶ。
ソフトウェアサイエンス学科では、現代社会のインフラストラクチャーとして、生活に不可欠なコンピュータやネットワークを支えるソフトウェア技術を習得した高度情報社会を支える技術者を育成する。教育目標は、ソフトウェア技術およびこれによって実現している身近な携帯電話、ゲーム機、デジカメ、ビデオ、家電製品、自動車などのさまざまな技術を、総合的に修得し、健全な技術として発展させられる見識を持った全人的技術者を育成することにある。
マネジメントサイエンス学科では、教育目標として科学的なアプローチを中心に激変する企業経営に対応できる人材育成を目指している。さらに実践的な経営者・技術者として必要な倫理観を備えた人材の育成、問題発見能力、問題解決能力、評価能力を備える人材の育成を目指している。また社会が求める新たな価値創造のできる実践的な経営者・管理者・技術者の知識が獲得できるように教育プロセスの改善を教員が推進する。
デザインサイエンス学科では、解が一つに定まらない社会の課題に対し、機械工学分野を中心とした科学、技術を活用して、実現可能な解を見つけることができる「デザイン能力」を有する技術者の育成を目的とする。物理学や数学のような自然科学および人間中心の社会を実現する工学に関する学問と、さまざまな社会科学・人文科学の知識・技術を融合し、社会の一員として地球環境・人類にとって有益となる社会の仕組みや製品を科学的な視点によって生み出すことができる人材を育成する。
情報通信工学科、ソフトウェアサイエンス学科、マネジメントサイエンス学科、デザインサイエンス学科は、数学教員養成プログラムを持つ。1年次から数学を専門として学び、数学の深い知識と幅広い教授法を身に付けた数学教員を養成する。