研究のキーワード
バイオメカニクス
ロボティクス
メカトロニクス
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バイオメカニクス研究室では、生体を優れた機能を有する機械システムと見ることで、これをロボティクス、メカトロニクスの観点から工業的に利用するバイオメカニクスの研究を行っています。ミミズやイソギンチャクなどに見られる水力学的骨格に学び、密閉型の袋状構造を複数利用して内部を加減圧することで全体が柔軟に変形する移動ロボットを開発しています。この柔軟機械システムの技術を応用して、個々の人体に応じて適切に能動変形する枕やベッドなどのインテリジェント寝具の開発も行っています。これらの柔軟機械システムのための機械要素技術やセンサ技術についての研究も並行して行っています。
当研究室では、普段の生活から「これはどういう仕組になっているんだろう?」という観点を持って研究に取り組む姿勢を大切にしています。どんな分野であろうと、優れた業績は普段からの取り組みと、幸運な偶然が重なって生じていることが多いです。
バイオメカニクス分野では人間の身体をはじめとする生体を優れた機械とみなして、その機能を工学的に役に立てていくという立場をとります。この研究室では生体力学をはじめとしてそれに関わる各種センサや専用の機械式バルブなどの要素技術についても研究しています。

バイオメカニクス研究室では「楽しい」ことを重視します。辛いことは嫌で、中々続かず、すぐ止めてしまいます。逆に楽しいことは自発的にやりたくなり、少々の問題にもくじけずに、自然に継続することができるからです。過去に良い成果を残した研究者は、自分の研究を「楽しんで」行っていることがほとんどです。
研究室では週1回開催するゼミにおいて、当番の学生が順番に研究の進捗状況を発表する他、論文の論理構成の方法、論文英語の読み書き、各分野の学習会を行います。
必要な品物や設備は教員と相談しながら購入して、色々なものづくりを含めた研究活動を進めます。研究室での学生同士の交流は研究の進展にとても重要なので、可能な範囲でなるべく学生室で活動することを推奨します。
優秀な研究成果については基本的に担当した学生本人に論文執筆および学会発表をしてもらいます。このような学外活動も含めた実体験に基づいて、座学だけでは学べない実学を体感してもらうことを期待しています。
また、有志参加者でのレクリエーションなども行う予定です。