研究のキーワード
サービス
知識科学
サービス価値
サービス場
サービスプロセス
価値共創

サービスというと抽象的で広い概念になりますが、当研究室では、サービスを「人と人、人とモノが関わる場面において、受け手にとって価値があるものを生み出すための機能やそれを体現する行為やプロセス、さらにそれらによってもたらされる効果」(2009.サービス科学・工学検討会)あるいは「人や組織がその目的を達成するために必要な活動を支援する行為」(2007.亀岡)と捉えています。民間や公共機関、企業や非営利組織、製品設計・製造、物流、販売などの経済活動、少子高齢化社会への適応、生活の質の向上、教育、チームで働くことなどに関わるさまざまな課題をサービスの視点(提供者と受容者が価値を共に創る)から捉え直し、「共創された価値とは何か」「知や価値がどのように創られるのか」「どのように知や価値は活用されるのか」「知や価値の創造と活用サイクルを有効かつ効率的にマネジメントする手段や方法」などについて研究します。

「価値とは何か」という本質的な問いをサービスの視点で探求することを通し、将来、社会に出て応用できる「基本的能力」を身につけるとともに、人、自然・環境も含めた価値共創の場やプロセスのコーディネーターを育成する支援をしたいと考えています。