授業実践・課外活動

2023年度 地域創生プロジェクトA 第2日目

第2日(5月18日金曜日)

授業実践

学年実践のねらいと内容
3年生 ねらい:相手の好きなものを英語で聞けるようになること。
What○○do you like? の表現を使い、事前に用意した教材やワークシートを利用し、好きな色や動物、果物を相手に尋ねる。
4年生 ねらい:8個の教科名を英語で言えるようにすること。
国・算・理・社・英・体・図・音の8つの教科のイラストが描かれた教材を使用し名前を覚えた後、夢の時間割を作ってクラスの仲間と共有する。
5年生 ねらい:相手の誕生日を聞けるようになること。
月と日にちの復習をした後、クラスの仲間に誕生日を聞き、順番に並び替える活動を楽しむ。
6年生 ねらい:英語で手紙を書けるようになること。
隣の席の人と「どっかんバグズゲーム」というゲームでアイスブレイクをした後、事前に用意しておいた手紙のフォーマットのワークシートを配布し、家族あてに手紙を書く。

授業実践後には、下田市教育委員会の山本様も同席していただき、学生と村越先生、森本先生と振り返りを行いました。各学年の担当より良かった点や改善点を述べた後、2人の先生からフィードバックをいただきました。学生同士でも、振り返りの時間に共通する改善点について話し合い、互いの指導について考え高めあうことができました。さらに、山本様より教師が困ったときは児童が助けてくれると助言をいただき、「これまで史上最も優秀な学生だった」と高評価をいただきました。それだけではなく、一日目と同様に各学年に対して授業風景の画像とともに、書面でのフィードバックをいただき、大変ありがたく貴重な経験となりました。

振り返り

2日目の活動を通して、一日目と同じく多くの良かった点と反省点が挙げられました。良かった点としては、クラス全体への机間指導がよくできたことです。二日目では、一日目のインプットの授業を踏まえたアウトプット型の指導が多かったため、児童が個々で活動する時間が多く、生徒一人ひとりの進捗状況の確認が必要になりましたが、担当者間の共有が行き届き分担して個々のサポートを行うことができました。一日目では、児童たちの元気のよさに負けて指示がうまく通らず、収拾がつかないという場面が多々ありましたが、二日目では、それらの反省を生かしつつ子供たちのサポートを行うことができたため、授業が滞ることなく進めることができました。一日目では、初めての実際の現場での授業だったということもあり、児童たちがどのような反応をしてくれるのかが全く予想がつかず、不安な気持ちがありましたが、一日目で築いた生徒たちとの信頼関係のおかげで、一日目よりも落ち着いた気持ちで取り組むことができ、授業のスタートから大きな声で元気よく始めることができました。児童に対しての扱い方も一日目の授業後のミーティングで挙げられた反省や指導方法の助言などを生かすことができたため、授業を円滑に進めることができました。そして、なにより児童たちがとても積極的に授業に参加し、楽しそうに授業内活動をしてくれたことが嬉しかったです。これは、今回のプロジェクトのメンバー全員が、児童たちのために多くの時間をかけて準備をしてきた成果の表れであると感じました。
その一方で、改善点も多く挙がりました。代表的なものとしては、時間配分の甘さでした。もともと準備していた指導計画での個人作業の活動時間が、予想していたものより時間がかかってしまいました。一日目ではインプット型の授業だったため、授業を全体で進めていく活動が大半でしたが、二日目の授業は一日目で学習した内容をアウトプットすることによって、さらに理解を深めていく授業であったため、児童個人で作業する時間が多く、進捗状況に個人差が出てしまったことが原因でした。しかし、授業を完全に予定通りに進めることはできませんでしたが、その場で授業内容を変更し、軽いアクティビティに改めるなど、臨機応変な対応を行うことで何とか乗り切ることができました。このようなことをこの時期に体験できたことは私たちにとってとても貴重な財産となりました。
この二日間の活動で、私たちは実際の教育現場で授業をすることで様々な経験を積むことができ、とても勉強になりました。うまくできた所はこのまま継続して行い、改善するべき点はこれからの学びに活かしていくことで、今後の学習に繋げていきたいと思いました。

中休み/昼休みの児童との交流

小学3年生の中休みには、鉄棒で豚の丸焼きなどをして遊んだり、ドッチボールやハンドシーソーをしたりしました。ハンドシーソーは片方がしっかりおろすともう片方が高く上がってしまうため、少し危険を感じました。昼休みには、担任の先生に頼まれて「11ぴきのねこ」の読み聞かせをしました。はじめは少しざわついた様子も見られましたが、読み聞かせを始めると子供達は熱心に聞いてくれました。登場人物の気持ちになって流暢に話すことを心がけました。
小学4年生の中休みには、授業で扱ったシールを配って生徒たちとの交流を行いました。昼休みには、「なんでもバスケット」をしました。先生がいなくても、「静かにして!」「早く始めるよ!」などと声を掛け合い仕切ってくれている子が多くいました。全員が途中で抜けてしまうことなく楽しそうにレクリェーションをすることができていました。

小学5年生の中休みには、ドッチボールを行いました。クラスの女子と男子でチーム分けをしましたが、やはり圧倒的に男子の方が強く、私たちも早々に当てられてしまいました。昼休みには、踊り場に集合して「じゃんけん列車」というレクリェーションをしました。先生がピアノで曲を弾いている間にじゃんけんをして、負けた人が勝った人の後ろに並ぶゲームでした。しかし、途中から男の子何人かがけんかを始めてしまい、途中で中断するという事態になりました。他の児童はいつものことのように見守っていました。
小学6年生の中休みには、「どろけい」を行った。小学生が思っていたより足が速くて驚きました。とても元気な子たちが多く、私たちの体力低下に気づかされました。昼休みでは小学4年生と同じく「なんでもバスケット」をしました。悪ふざけをして担任の先生から怒られてしまっている子もいましたが、全体を通して楽しく交流を深めることができました。

他授業の授業見学

授業を見学したところ、私たちが小学生だった時とは様子が異なっていました。全員が1台ずつキーボード付きのタブレットを使って、授業に参加していました。また、一人ずつ机の横にヘルメットがあり、防災頭巾などは使っていませんでした。
授業を見て学んだことの1つは教材の提示のしかたです。反復して使う単語については、チョークを使って黒板に書くのではなく、簡単に貼れるパネル等で提示することで、「次は何を張るのだろうか」という学習内容への興味を持たせていました。また、その教材もしっかりと役割ごとに色分けがなされていて、視覚的にもわかりやすいものでした。他にも、その時間のめあてやまとめはしっかりチョークで時間をかけて書くことで、大事なことを書いているということを児童たちに理解させようとしていました。また、まとめを書く前には、その日の復習も兼ねて、生徒たちに文章を考えさせる時間を作っていました。このように、何度も反復練習をして定着させるところと、大事な部分との切り替えをしっかり区別して行うことで、授業を単調にさせないようにしていることがわかりました。

米国海軍水兵との交流活動

二日目の午後から米国海軍水兵との交流会が行われました。小学生と水兵が円滑に楽しく交流をするために通訳の役割を依頼され、学生からは3人が立候補しました。交流を行う前に水兵と通訳の打ち合わせが行われ、学生1人につき2人の水兵の通訳を任されました。国籍も文化も様々で、英語も時々聞き取りづらかったため、少し苦戦しました。必然的に英語しか使うことができない状況で、自己紹介をする段階からとても緊張し、簡単な会話しかすることができませんでした。しかし、実際に交流活動が始まってからは水兵、児童とともにゲームややり取りを楽しんでいて、両者の架け橋となる通訳の役目も何とかこなすことができました。ある児童は交流が始まったときに水兵の外見を見て「怖い」という言葉を発していましたが、活動中の水兵の優しい寄り添いに心を開き、興味をもって言葉を交わそうとする姿が見られ、その支援としての通訳のやりがいを感じることができました。
私たちは3か月後に留学を控えており、留学前にこのような生の英語に触れられたことは非常に貴重で学びのある経験となりました。今回の経験を留学にも生かしていきたいと思いました。

(文責:文学部英語教育学科2年 奥秋 優月・安本ななみ)