授業実践・課外活動

2024年度 地域創生プロジェクトA 第1日目

第1日(5月16日木曜日)

給食の交流

1日目の給食の時間は、私たち学生が初めて児童と対面する重要な機会であった。小さな机や給食を目にして懐かしさを感じると同時にこれから先生になるという緊張感や責任感が押し寄せてきた。給食の時間を利用して児童たちと触れ合い、仲良くなり1日目の授業の参考にしようと計画していたが、実際に教室に行ってみると、コロナウイルスの感染予防として前を向き黙って食べる「黙食」が続いていたため、給食を食べながら児童たちと会話し親しくなることができなかった。だが、給食の時間があったことで、クラス内の掲示物を見て児童について知ることができた。また、前もって机の配置を確認できたため、授業で効率よく机間指導をすることができた。その他にも児童の交友関係や担任の先生との関係性、学級のルールなども確認でき、直接の交流は少なかったものの、児童たちのことを少しでも理解し、次の授業に向けて準備を整えることができた。

休み時間の交流

休み時間の交流では、児童たちと校庭を駆け回った。例えば、鬼ごっこやドッジボールなど様々な遊びをした。両日とも絶好の天気であり、児童だけでなく私たちも汗をかきながら走り回った。児童の活気には圧倒される部分がとても多かった。しかし、生徒の安全確保という面では難しい時間でもあった。つねに気を配り、児童が怪我をしていないか細心の注意を払わなければならない。そういった面で教師としての周りを見る力を養っていく必要があると感じた。一方で私たちも楽しむという心を忘れず、両日ともに短い時間であったがとても楽しく、小学生の頃の気持ちを懐かしむことのできた休み時間であった。

授業実践

1日目は、下記の授業計画に基づき、下田市立下田小学校にて授業実践を行った。

学年実践の内容とねらい
3年生 ねらい:一つ一つのフルーツ、お菓子の英単語を覚え、言えるようになる
・チャンツに出てきたフルーツ、お菓子の英単語を覚え、言えるようになる。 ・店員とお客さんのやりとりを、ゲームを交えながら覚える。
4年生 ねらい:天気とアイテムを英語で言えるようになる
・How’s the weather?の質問に対して、It’s~.の形式で回答できるようになり、また二日目の活動で使用する十三種類のアイテムの名前を英語で言えるようにする。
5年生:1組 ねらい:月日を英語で何というか学ぶ
・Picture Dictionaryを使い、英語で指定した日付を指さしで確認する。
5年生:2組 ねらい:月、日の英語を使った表現を理解し、好きな形、色を見本を見ながら使えるようにする
・二日目の活動で使用する月、日、色、形の英語をゲームを交えながら理解を深める。
6年生 ねらい:すでに習っている自己紹介の表現を復習する
・誕生日、できることなど自己紹介に使える表現を、ゲームを用いて復習する。
特別支援学級 ねらい:色の名前を、英語で聞き分けたり言ったりすることができる
・~ fish, please. を使って、自分の好きな色を選んで水族館を作る。

授業実践後には、学生と村越先生、米田先生、さらに下田市教育員会の山本様も同席していただき振り返りを行った。各学年の担当よりよかった点、改善すべき点を述べた後、実際に教育に携わっている3人の先生方からフィードバックをいただいた。どの学年にも共通する、私たち学生の指示を聞いていない児童に対する指導方法や、理解度に差がある児童たちを平等に指導する方法など、私たちだけでは解決することが難しい課題に対して意見をいただき、貴重な経験となった。また、学生間でも意見を交換し、2日目の授業がよりよいものとなるよう、互いに助け合い、高め合うことができた。

振り返り

1日目の実践を通してよかった点は、ねらいを全学年がはっきりと持ち、それに向かってしっかりとした指導案の作成に取り組むことができたことである。また、指導案を基にそれぞれの学年で工夫を凝らして授業をすることができた。授業内容では、ゲームを用いたり、それぞれが独自に作った教材を用いたり、実際のやり取りの例を見せたりするなど、児童目線に立った授業を展開することができた。児童の積極的な発言や姿勢に助けられる部分も数多くあった。発問に対するレスポンスの早さや挙手する児童の数が多かったことにも驚きを感じた。時には生徒の発言に自分たちが気づかされた面もあり、児童と指導者の相互的な授業を展開し、互いに学びを得る場面もあった。反省点としては、時間を意識するあまり早口になってしまうことや、反対に時間が押してしまって、授業の後半部分を少し疎かにしてしまうこともあった。また、生徒をどのように静かにさせるかという指導も今回の授業を通して出た課題である。この課題の解決策として、前もって静かにする合図を決めて、授業の初めにそれを生徒に伝えることや、タイマーを利用して黒板に時間を表示することを考えた。英語の使用については、クラスルームイングリッシュの活用を意識的に行った。2日目の授業では、改善点や生徒の注意を向けさせることを意識し、1日目の反省を生かした授業を行えるように取り組もうと考えた。

(文責:文学部英語教育学科2年 朝比奈 心晴・長岡 優大)