2024年度 地域創生プロジェクトB 第2日目
第2日(9月13日 金曜日)
授業実践
2日目は、下田市立大賀茂小学校にて、3校時に1,5,6年生、4校時に2,3,4年生に授業を行った。1日目の稲梓小学校での反省や、先生方やサポートの学生からのフィードバックをもとに、教材や指導方法の調整をしたりしたため、授業内容は1日目と同様であったが、1日目とは異なる学びや反省点があった。夏季休暇を返上し、長い間下準備に励んできた気持ちや学修を活かして授業を行った。
振り返り
1年生のよかった点は、事前に時間が余った時の活動を準備していたため、計画通りの対応ができたことである。はじめのアクティビティによってよい雰囲気ができていたため、全体的には児童の動きもよかった。反省点としては、アクティビティ中の個々の児童の活動の差に対して臨機応変に対応できなかったことと、日本語が多くなってしまったことが挙げられた。
2年生は、1日目の時間が余ったという反省を踏まえて、セリフを増やしたり、一つ一つゆっくり丁寧に話すことを意識したりすることで、時間通りに進めることができた。また、即興のセリフを入れながら、最後まで焦らず臨機応変に授業ができたこともよかった。反省点としては、転入による児童の人数の変更に対応できず、授業後にサンプルを渡すことはできたが、事前に教材の予備を準備しておくべきであったということが挙げられた。
3年生のよかった点は、1日目の授業で反省に基づき、“~, please.”の紙を掲示して使用言語の可視化を行えたこと、アクティビティで児童にほぼ同じ回数、活動する機会を作れたことである。反省点としては、時間が予定よりかなり余ってしまったこと、それによって日本語を多く用いて対応してしまったこと、予備のアクティビティを用意しておかなかったことが挙がった。
4年生のよかった点としては、予定以上の教材の消費に予備で対応できたこと、英語を多く用いてスムーズに進めることができたこと、質問に対する児童の応答を待つ間にも、ヒントを与えるなどして沈黙の時間を作らないようにできたことが挙げられた。一方、机間指導の際に黒板前に立ってしまって児童の作業に支障をきたしてしまったことや、1日目よりスムーズに授業が進んだ結果、時間が余ってしまったことが、反省点として挙げられた。余剰時間については、作ったスムージーの名前を発表する活動を加えるというアドリブで乗り切ったが、事前に想定しておくべきだった。
5年生の授業については、1日目の反省を生かして机間指導や全体への呼びかけをする際に積極的に英語で話したこと、1日目より緊張せずリラックスして行えたことで授業全体が楽しい雰囲気になったことが、よかった点として挙げられた。反省点は、時間調整で授業の最後に行った活動が本時の学びと繋げられなかったことであった。
6年生のよかった点としては、やり取りの英語が少し簡単すぎたという反省を生かし、新たに“I need ○○.” という表現を取り入れたこと、アクティビティの説明など、で1日目よりも英語を多く使うことができたこと、ヘルパーの学生が3人いたこともあり、言語活動がスムーズにできたことが挙げられた。一方反省点として、児童の進度に個人差があったときの中断のタイミングとその後のサポートが曖昧で、少し間が空いてしまったことが挙がった。また、児童の反応があまりなかった時の働きかけが難しかった、という声もあった。
給食・休み時間の交流
大賀茂小学校では、それぞれ担当した学年の教室で給食をいただいた。給食中は近くに座っていた児童たちとゲームや授業の感想などについて話したり、お昼の放送のクイズの答えを一緒に考えたりした。ヒントからどの児童のことかを当てるクイズは、児童数が少ないからこそできるもので、とても新鮮だった。給食後の休み時間には、児童全員が体育館に集まり、私たち学生とドッジボールをした。高学年の児童や学生は利き手を使わないことが条件となっており、安全にもきちんと配慮されていた。ドッジボール前に「絶対に当ててやる!」と意気込んでいる児童や、ドッジボール中にボールを学生に渡してくれる児童もいて、学年間の壁もなく明るい雰囲気があった。児童同士の仲のよさや優しさを感じ取ることができた。


まとめ
すべての学生が、1日目の稲梓小学校の実践から学んだことや反省したこと、フィードバックを生かして、2日目の大賀茂小学校での授業に取り組むことができた。しかし、児童の特性の違いに戸惑ったり、新たな反省点が見つかったりした学生も多かったように思う。今回の経験を生かして、これから教員免許状取得に向けて、さらに勉学に励んでいきたい。最後に、このような貴重な学びの機会をくださった下田市教育委員会や稲梓小学校、大賀茂小学校の先生方や児童のみなさん、全体的にお世話になった大学の先生方やともに協力し合った仲間たちに、あらためて感謝したい。私たち以降の学年でも、この取り組みが続いていくことを熱望している。


(文責: 文学部英語教育学科3年 小林 丈輝)