生涯学習ゼミ:子ども食堂でクリスマス会
2019.1.15
大学から歩いて15分位の所にある特別養護老人ホーム清風園では、毎月第1・3木曜日に子ども食堂「にこにこ清風食堂」が開かれています。生涯学習ゼミでは子ども食堂の開設当初からボランティアとして携わっており、私たちも4年生の先輩から引き継ぎました。
12月20日はクリスマス会が開かれるため、生涯学習ゼミ全員で行きました。クリスマス会ということもあり、クリスマス工作を中心とした子どもたちが楽しめるレクリエーションを計画し、準備をしました。
準備の様子
工作は、クリスマスリース、クリスマスカード、松ぼっくりツリーの3つです。子どもたちが好きな色や形を選び、自由に作れると、より楽しんでもらえるのではないかと考え、たくさんのパーツを作成しました。また、興味をもってもらうためには見本も必要と考え、子どもたちの気持ちになって試作し、準備をしました。
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クリスマスリースに使うパーツづくり -
クリスマスカードの台紙づくり
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松ぼっくりツリーの試作 -
皆で集まって作業をしている様子
クリスマス会の様子
クリスマス工作
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松ぼっくりツリー
松ぼっくりに、モールやビーズで飾り付ける -
クリスマスカード
立体カードに、シール・絵・折り紙で飾り付け、大好きな人にメッセージを書く
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クリスマスリース
モールや折り紙、リボンで飾り付ける -
クリスマス工作の様子
子どもたちが真剣に作る様子を見守る
クリスマスカードに家族への感謝の気持ちを書いたり、好きな子に一生懸命作ったりしている様子を見て、とても温かい気持ちになりました。また、松ぼっくりツリーやクリスマスリースは、飾りの付け方や色の合わせ方などに子どもそれぞれの個性が出ており、自分だけの作品を夢中になって作っている姿が見られました。
クリスマスディナー
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皆で一緒にディナーをいただく様子 -
クリスマスソングを弾いて盛り上げる
子どもたちはチキンやケーキをおいしそうに食べていました。途中、ピアノの演奏やテーブルごとの会話、マジックで盛り上がり、楽しい時間を過ごすことができました。
プレゼント
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施設の方が用意してくださったプレゼントの配布 -
子どもたちが感謝の気持ちを表す模造紙をサプライズで作成
最後には、子どもたちから感謝の言葉と、模造紙のサプライズがありました。参加した子どもたち、いつも子どもたちのためにたくさんの準備をしてくださるボランティアや施設の方、みなが笑顔になれたクリスマス会でした。
生涯学習ゼミの3年生と4年生の全員で参加
今年度を振り返ると、春頃にはどう行動すれば良いのかわからず、うまくいかない日もありました。しかし、施設の方との話し合いや学生間での省察を重ね、反省を次に活かしていくことで、子ども食堂に来る子どもたちに楽しんでもらえる企画を考えられるようになりました。
クリスマス会では、全員が自分のできることを見つけ、積極的に行動することができ、学生にとっても楽しみながら達成感を得られる経験となりました。また、子ども食堂は多くの方に支えられて成り立っているということが、改めて分かりました。地域の方、施設の方、今までの先輩方が築き上げた信頼関係を崩さないよう、子ども食堂に取り組み、次の学年にもつなげていきたいです。
(生涯学習ゼミ生:赤石七海・佐藤里菜)
関連リンク
・社会に開かれた教育―教育学部の学生が町田市初のこども食堂でクリスマス会を企画
・「にこにこ清風食堂」のブログ