子どもの遊びと育ち:おみせ屋さんごっこ
2020.05.26
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小麦粉粘土を使ったあそびについて紹介します。
今回私はカラフルな粘土から自分の好きないろいろなお菓子作りに挑戦しました。
お菓子作りを通してどんなお菓子があるかな、これは何味にしようか等と自分の中でイメージを膨らませて遊ぶことができます。何種類かのお菓子を作った後に、おみせやさんを開こうと決め、更に遊びを発展させていきました。親子で遊ぶ場合であれば、店員とお客さん役に分かれおみせやさんごっこを展開することも可能でありもっと楽しいお店が開けると思います。
子どもたちが自分達の作りたいものを自由に表現して作ることができ、それぞれの楽しみ方で無限のあそびの可能性があるのではないかと感じます。
<用意するもの>
小麦粉や米粉(300グラム程度) 粘土板、新聞紙等
ボウル 水(適量) ※塩、サラダ油少々(※:なくても良い)
<小麦粉粘土の作り方>
① ボウルに小麦粉を入れる (今回は米粉を使用)
②①に塩少々サラダ油を入れる※塩は傷みやすさを軽減、サラダ油は粘土をまとまりやすくする効果がある
③適量の水を入れて様子を見ながら混ぜる
④段々と固まってきたら完成 →基本的にすべて食品でできているため万が一、子どもが口に入れてしまってもおおきな危険はなく低年齢児も安心して遊ぶことができます。 混ぜる動作の力加減や粘土を作るときの水量の調整には大人の援助が必要な場合もあるため、大人が子どもを見守りながら遊べる環境であることが望ましいです。 遊ぶ際に手や周囲の環境が汚れるため、衣服や環境設定には工夫が必要です。(例えば机や床にビニールを設置する等)
好きなかたちを作って遊ぼう
<色付け方>
絵の具を適量混ぜてカラフルな粘土を作ることができます。
その他にもカレー粉やインスタントコーヒー、粉末緑茶や食紅を使用し粘土に混ぜ込むときれいに色を付けることができます。
絵の具と異なり食品で色を付けた際には、子どもが誤って粘土を口に入れてしまっても安全であるため安心して遊ばせることができます。
色を組み合わせれば自分だけの色を作ることもできるため、更に遊びの幅が広がっていきます。
カラフルな粘土で遊ぼう
お菓子作りを本格的にしたかったので小麦粉粘土に数滴バニラエッセンスを垂らし、混ぜてみると甘い香りが広がり更に楽しく、パティシエになった気分で遊ぶことが出来たのでお勧めです。完成後、オーブンで軽く焼くと何日間か保存することもできるので翌日も遊ぶことが出来ます。
お菓子作りをしておみせやさんを開こう
<実際にやってみて>
自分自身が小麦粉粘土をやってみたいと思っていたので今回チャレンジしてみました。
気づくと二時間以上夢中になって遊んでいたので、子どもたちも長い間夢中になって遊べるのではないかと思いました。
何より粘土作りから始めるので作る過程から楽しむことができるのが魅力だと思います。私は粘土のにおいが苦手なのですが小麦粉や米粉で作った粘土には特有のにおいがなく、積極的に取り組むことが出来ました。
親子で一緒にコミュニケーションをとりながら様々なものを作って楽しむことが出来るので1つのあそびを通して会話や笑顔も増えるのではないかと思っています。 おうちにいても気軽に楽しめながら且つ長時間飽きずに遊べるため、現状のような環境下でも親子で楽しめると感じました。
(乳幼児発達学科4年 千田郁恵)
〈おうちで遊ぼうプロジェクト〉と題して、自粛生活が続く子どもたちに向けた遊びを考えました。「自宅で簡単に遊べる」をコンセプトに、e-ラーニングシステムのディスカッションボードやビデオ会議システムを使って、学生同士でプロジェクトを進めています。