教育学部１年生の学友会寄付講座（6月29日）の実施

2023.08.04

2023年度の学友会寄付講座は、本学芸術学部出身のフリーアナウンサー関野浩之さんを招いて、教育棟521教室で行われました。

関野さんは現在、日本プロ野球（NPB）ドラフト会議司会、サッカー日本代表スタジアムMC、東京2020オリンピック・パラリンピックでは開閉会式日本語MCを担当され、スポーツをメインにご活躍をされております。今回の講座では、NPBでの一場面も披露して下さり、会場からはどよめきや拍手が起きておりました。

さて、第1部では、現在のフリーアナウンサーに至るまでの話を伺いました。その中でも、特に印象的だったのは、「自分の将来を自分でつぶさない」という言葉でした。

学生の皆さんが、将来どんな職業につくのかは現段階ではわからない（未確定）、出会う人もこともわからない、そのような状況の中で、将来を限定的に捉えてしまうことは、自身の可能性を狭めてしまうのではないか。

関野さんの熱い想いこもった講演に、学生からも「この四年間で学んだことを活かせるように未来を切り開いていくことや夢をあきらめることの大切さを知ることが出来ました。」という感想を聞くことができました。

また、第2部では、「話し方」についてご講演いただきました。教育学部の学生を対象にしているということもあり、最後に学生同士による「相手に伝わる会話」の実践が行われました。

ステージ上で実践してくれた学生さん達は、「声は前に出す」、「語尾を伸ばさない」、「句点ばかり使わずに読点をうつ」、「「えー、あのー」をできる限り使わない」など、関野さんからのご助言を意識しながら「相手に伝わる会話」の実践を行っていました。

多くの学生は、声のトーンやボリューム、誰に向けて話しているのかなど、対象を意識する事など普段やっているようでできていなかったことを再確認することができたようでした。日々の生活の中で行う会話を見直していこうと思った学生も多かったと思います。

短い時間ではありましたが、ご講演下さった関野さん、また、貴重な機会を設けてくださった学友会の方々におかれましては改めて御礼申し上げます。

（文責：HP担当　南島永衣子）