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臨床心理学ゼミ:特別講演会

2024.08.09

2024年7月27日に都立大塚病院児童精神科前部長の鈴村俊介先生にお越しいただき、発達障害や医療機関と学校の連携についてお話いただきました。

発達障害についての講義では、発達障害の診断名にとらわれすぎないことが重要であると教えていただきました。診断名が、その子のすべてを説明しているわけでなく、それぞれの特性を理解し支援していくことが大切であり、また、子どもの困難が本人の内側や対人、集団のどこにあるのかしっかりと把握することが重要であるとも学びました。
発達障害と診断についての話を伺い、子どもの特性をしっかりと把握し、その子が苦手としていることや困難なことを理解し、適切な支援をしていくことが重要だと感じました。
また、発達障害の有無に限らず、学校生活の中で少しでも苦手を感じている子どもに対して、視覚的で明確な指示を出すなどの工夫をしていきたいと考えました。

医療機関と学校の連携では、保護者とのかかわり方について学びました。保護者にとって自分の子どもを精神科に受診させることは大きな決断である、ということがとても印象に残りました。受診をするまで数年を要するケースもまれではないと伺い、教員が保護者に受診を勧めることがいかに責任重大であるか理解することができました。

鈴村先生の講演を通して、医療の観点から発達障害や医療機関と学校の連携、子どもの支援などについて学ぶことができ、将来教員になった際に活かすことができる大切な知識を身につけることができました。この学びをゼミで身に付けた力や教育実習の経験とつなげ、深め、子ども一人ひとりと「向き合い」「気付き」「支える」力をさらに、高めていきたいです。子ども一人ひとりと向き合う中、子ども自身が「私にはこんな良い所があるのか」と、その子が自分の長所に気付けるような指導や支援、配慮を教員として行なっていきたいと思いました。

鈴村先生、大変貴重な機会をいただきありがとうございました。


(臨床心理学ゼミ:4年谷合優樹 3年平川歩)

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