研究室ガイド

臨床心理学ゼミ:児童養護施設「エリザベス・サンダース・ホーム」を訪問し、交流活動を行いました

2026.10.08

9月1日(火)、神奈川県大磯町にある児童養護施設、エリザベス・サンダース・ホームを訪問し、原田ゼミと青木ゼミの合同で、施設の子どもたちとの交流活動を行いました。

原田ゼミの卒業生である斗澤さんが勤務していることをきっかけに、施設とのつながりが生まれました。今回は、斗澤さんの長年考えておられた遊びを実現した企画でした。私たち学生にとっては、児童養護施設で暮らす子どもたちとの交流を通して、子どもたちの生活や思いに触れ、子どもとの関わりについて考える機会となりました。

今回の交流活動では、子どもたちと一緒に楽しめるレクリエーションとして、謎解き形式のゲームを行いました。施設長が誘拐された、という事件から始まり、それぞれの寮に置かれた謎を子どもたちが次々と解くことで、誘拐されてしまった施設長を助けるという設定でした。両ゼミではそれぞれ役割を分担しながら、ゲームの準備を進めました。その際、世界観をより楽しんでもらうため、実際に施設長が誘拐される場面を撮影したり、謎が入った封筒にも工夫を凝らしたりするなど、子どもたちに遊びを楽しんでもらえるよう、学生たちは試行錯誤を重ねながら準備を進めました。

そして迎えた当日。準備を終えた学生たちはそれぞれのグループに分かれ、実際に子どもたちが生活する寮の部屋へ向かいました。まずは、室内遊びや外遊びを通して交流を深めました。最初こそ距離感はありましたが、さまざまな遊びを介して自然と会話も増え、次第に緊張もほぐれていきました。交流を深めるうちに、子どもたちの多様な背景を知る機会がありました。そのため、ますます子どもたちがこの時間を心から楽しめるように配慮し、支援しようと考えながら関わろうと思いました。

十分に交流を深めることができたところで、施設長が誘拐され、謎解きがスタートしました。子どもたちには、大学生が作成した謎が「挑戦状」として渡され、グループごとに子どもたちと学生が協力しながら謎を解いていきました。

問題を前にすると、悩みながら考えたり、みんなで意見を出し合ったりする姿が見られました。難しい問題に苦戦するグループもありましたが、謎が解けた瞬間にはとても喜び、次の問題へ進んでいく姿が印象的でした。学生も、子どもたちの様子を見ながら声をかけたり、まだ解けていない子に対してのヒントの出し方を一緒に考えたりすることで、子どもたちが自分たちの力で謎解きを進められるようにしました。

すべての謎を解き終え、ついに施設長を無事に助けることができました。最後まで諦めずに挑戦した子どもたちの、達成感にあふれた笑顔がとても印象に残っています。

今回の活動を通して、子どもたちと関わるときには、一人ひとりの様子や反応を見ながら、その子に合った関わり方を考えることの重要性を改めて実感しました。加えて、児童養護施設で暮らす子どもたちのリアルな顔を直接知ったことで、視座が高まっただけでなく、今後の自分たちの支援の在り方についても問い直すきっかけとなりました。

児童養護施設という場所や、そこで暮らす子どもたちとの交流を通して、子どもたちと悩みながらも笑顔を共有する時間を過ごした経験や、学生として、社会的養護に関わったこの経験は、将来子どもたちのこころをより多様な側面から理解するためにも非常に貴重な経験となりました。

今回の活動を実施するにあたり、活動のきっかけをつくってくださった斗澤さんをはじめ、エリザベス・サンダース・ホームの職員の皆様に、心より感謝申し上げます。


(臨床心理学ゼミ3年:柴田輝太、北村祈愛、德元丈太郎)

〒194-8610 東京都町田市玉川学園6-1-1
代表電話:042-739-8111

玉川大学入試ナビ

ページトップへ