バナナ・カカオの難防除病害管理技術
の創出を目指す
SATREPS BaCaDMプロジェクト
BaCaDMプロジェクト
研究体制&メンバー
TOPICS
貢献するSDGs
BaCaDM Project
貢献するSDGs
本研究は、持続可能な開発目標(SDGs)である「2.飢餓をゼロに」「12.つくる責任 つかう責任」「15.陸の豊かさを守ろう」などへの具体的な貢献が期待されます。
本研究で目指す病害防除管理技術は、社会面ではバナナとカカオの持続的生産、収益の増大に繋がり、これによる農家の所得向上、農村部住民の健康と生計向上に貢献できます。病害管理技術を世界中に普及することで世界の食料安全保障にも寄与するだけでなく、経済発展により資金の流入にも繋がることが期待されます。
本研究では、研究を通じて設置する微生物遺伝資源センターを基軸とし、植物保護研究への提供はもとより、遺伝資源の産業分野での利用を促進します。また、難防除病害管理技術体系の構築により、環境保全型農業としてフィリピン共和国内でバナナ、カカオの生産性向上に貢献し、適切な防除体系は、減農薬に繋がり、持続可能な農業生産を可能にします。
本研究では、これまでほとんど手付かずであったフィリピン共和国の微生物多様性を明らかにし、微生物遺伝資源センターにて収集菌株の収集を行います。その保存菌株は、農業への活用だけでなく、創薬スクリーニング源などの遺伝資源として産業的な利用が期待できます。