開催日:2024年9月27日
場 所:フィリピン共和国ルソン島ケソン市農務省植物産業局(BPI)
■内容
BaCaDMプロジェクトでは、9月27日にフィリピン共和国ケソン市の農務省植物産業局(BPI)において「The 1st International Stakeholders’ Forum of Banana and Cacao Diseases Management (BaCaDM) in the Philippines」(第1回バナナ・カカオ病害管理(BaCaDM)国際関係者フォーラム)を開催しました。
このフォーラムでは、国内外の専門家・研究者・バナナとカカオの生産者・輸入業者・政府代表・その他の関係者が集まり、病害管理への取り組みを中心に、バナナとカカオの健康を守り生産性を高めるための課題と解決策について議論しました。
開会の挨拶を行った、CLSU学長でありBaCaDMプロジェクトのディレクターでもあるDr. Evaristo A. Abellaは、プロジェクトの目的を達成するためには、関係者が積極的に参加し、それぞれの役割を果たすことがが極めて重要であると強調したうえで、このフォーラムが、農家と農業セクターにとって最先端技術を共有するプラットフォームとなる、と述べました。
基調講演として国連食糧農業機関(FAO)のDr. Fazil Dusunceliが、越境性病害虫への備えと管理の重要性について話し、またBaCaDMプロジェクトの日本側代表である渡辺京子教授が、プロジェクトの現状について話しました。
フォーラムには、セントラル・ルソン州立大学の研究者、JICAの代表者、国連食糧農業機関(FAO)の職員、バナナとカカオの生産者、輸入業者グループ、そしてフィリピン農業省関係機関の責任者の他、玉川大学からは渡辺京子教授、安藤勝彦特別研究員、Douglas Trelfa教授、野澤俊介特任助教が出席しました。