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2025年9月26日
玉川大学とフィリピン農業省植物産業局(DA-BPI)が微生物資源の保存と活用に関する研究協力覚書(MOA)を締結

2025年9月26日、玉川大学はフィリピン農業省植物産業局(Department of Agriculture – Bureau of Plant Industry:以下DA-BPI)と、フィリピンの微生物資源の保存と活用に関する研究協力を目的とした覚書(Memorandum of Agreement:MOA)を締結しました。署名式はマニラのDA-BPI本部にて行われ、両機関による長期的な研究協力の枠組みが正式に発足しました。

本覚書は、研究に不可欠な、本プロジェクトで分離されたフィリピンの微生物資源を保全し、将来にわたって活用できる体制を整備することを目的としています。また、現在実施中のSATREPSプロジェクト終了後も継続して取り組まれます。

現在、フィリピン・ダバオ地域では、バナナやカカオが深刻な病害に脅かされています。現行の国内規制により、ダバオで得られた分離株を他地域へ移動することが制限されているため、研究の進展が課題となっていました。

本覚書の締結により、フィリピンで得られた微生物資源を玉川大学で保存・提供することが可能となり、病害の原因究明や防除技術の開発に向けた研究の加速が期待されます。

今後、両機関は病害に関する共同研究をさらに推進するとともに、微生物資源の国際的な保全・提供体制の構築を目指します。

農作物の健全な生産と持続可能な農業の発展に貢献するため、研究・教育・技術交流の各分野でDA-BPIとの連携を一層強化していく予定です。



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