研究のキーワード
ヒューマンコンピュータインタラクション
ユーザインタフェース
情報可視化
グループウェア
ネットワークアプリケーション

私の研究室では、人間とコンピュータのインタフェースに関する技術を研究しています。この分野の目標は、コンピュータを使って人間の思考や感性を支援すること。

たとえば、3Dグラフィックスを使って開発した「納豆ビュー」は、Webページのリンクの様子をまるで“納豆”が糸を引いてつながるように、ビジュアルに表示するアプリケーションです。ユーザーは、注目したページを“つまみ上げる”ことで、そこを中心にした情報の関連性を形として見ることができます。その他、机の天板にパソコンのデスクトップ画面を投影し、あたかも紙の書類に触れているようにウインドウを触って動かせるインタフェースなども開発してきました。

現在取り組んでいるテーマのひとつは、インターネット掲示板や対戦型ゲームなど複数のユーザーが使うソフトウェアで、人間が感じるような場の“盛り上がり”をコンピュータが判断し、参加者にフィードバックするインタフェースです。たとえば、ゲームの進行状況やプレイヤーの心拍数などからゲームの盛り上がり度合いを測定して、それに合わせて“視覚効果”を表示するようなプログラムが作れないかと、学生たちと一緒にトライ&エラーを繰り返しています。