研究のキーワード
ソフトウェア工学
開発方法論
要求分析
設計
品質保証
プロジェクトマネジメント
ソフトウェア開発PBL

ソフトウェア工学とは

様々な情報処理技術が人々の生活に浸透している現代社会において、良いソフトウェアを開発する技術の重要性はますます高まっています。様々なソフトウェアが人々の生活を便利にしてくれる一方で、ソフトウェアの欠陥や開発の失敗が社会に及ぼす影響は大きくなり、開発のリスクが高まっていると言えます。 また、現代のソフトウェア開発ではダイナミックに変化し続ける要求に柔軟に対応しつつ、高品質な製品を作り上げることが求められます。世界中で様々な方法論や開発支援ツールが提案され、ソフトウェア開発は極めて速いスピードで進化を続けています。
「良いソフトウェア」とは何か?
「良い作り方」とはどのようなものか?
ソフトウェア工学は、これらを科学的に考察し、実践・実証していく学問分野です。
本研究室では、プログラミングはもちろんのこと、要求分析、設計、テスト、保守など、ソフトウェアライフサイクル全体に注目し、ソフトウェアの高品質化、開発プロセスの効率化を目的とした方法論や支援ツールの開発を行っています。また、プログラミング教育、ソフトウェア開発PBL (Project Based Learning) といったソフトウェア工学教育に関する新たなアプローチの開発にも取り組んでいます。

研究テーマ例

  • ソフトウェア設計時の思考と成果物編集操作の関係分析
  • デジタル教材と開発環境を統合したソフトウェア工学学習基盤の開発
  • セキュリティ知識ベースと連携した統合開発環境の開発

研究室活動

本研究室では、メンバー同士でチームを組んでソフトウェア開発PBLを実施し、ソフトウェア工学の基礎を実践の中で学修します。チームで円滑に開発を行うためには、メンバー間の密なコミュニケーションやタスク管理、役割分担等といったマネジメント活動も極めて重要な要素です。これらは知識として学修するだけではわかりにくいものですが、実際に経験することで実感の伴った深い学びにつながると考えています。