川崎市立岡上小学校での外国語活動支援

玉川大学文学部英語教育学科では，2018年3月から英語教育に熱心に取り組んでいる川崎市立岡上小学校と連携し，児童の英語力向上と，学生の英語指導力向上を目指し，「外国語活動」における支援を開始しました。2018年度は全学年で活動支援を行いました。
学生たちは自分の時間割と岡上小学校の時間を調整し，外国語活動の時間に入り，児童の支援にあたっています。

具体的には，その授業で学ぶ英文を音読し児童に発音の手本を見せたり，ALTと児童・教員の橋渡し（通訳）をしたりしています。また，個別指導に加え，児童に混ざって言語活動（アクティビティ）をしたり，アクティビティの仕方を説明する際にはALTとデモンストレーションしたり，他ではできない体験的学びをさせていただいています。

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学生からは「自分の名前だけでなく誕生日も児童が覚えていてくれて嬉しかった」，「シャイで活動に参加しなかった児童が徐々に声をかけてくれたり，ノートを見せてくれたりするようになった」，「大学で学んだ活動をさせてもらって，自分の学びを実際に試す貴重な機会となった」などの感想も寄せられています。

参加学生について，岡上小学校長の栗田校長先生は以下のように高く評価してくださっています（川崎市教育文化研究所発行，『形成』第28号，2019年，pp.53-54）。

どの学生も英語力の高さはもとより、教職に対する真摯な姿勢を持っており、①身近なモデルとして児童の目指す姿になっている。②複数でのきめ細やかな指導が可能である。③ALTとの意思の疎通がしやすく、リラックスして授業に臨んでいる等の良さがある。

現場のこうした学生達への期待を感じて，未熟ながらも自分たちが児童の英語の学びに役立っているという自信が，学生たちのさらなる学びにつながっています。

（文責　英語教育学科　米田佐紀子）