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SDGsの達成にもつながる「10年後のまちづくり」を高校生が熱く語る!
「高校生まちづくりコンテスト 決勝大会」実施レポート


<撮影時のみマスクを外しています>

玉川大学観光学部は、2021年9月17日(金)~12月6日(月)の間で募集した「高校生まちづくりコンテスト」の決勝大会を2022年2月6日(日)玉川大学キャンパス内で行いました。厳正な審査の結果、全国からエントリーした37チームのうち、以下の5チームが上位入賞しましたので、ご報告いたします。

<観光庁長官賞>

  • 優勝 藤女子高等学校(北海道札幌市) 西村胡桃さん
    テーマ:新スタイル「里山」―熊対策から考える札幌の10年後-

<玉川大学学長賞>

  • 準優勝 沖縄尚学高等学校(沖縄県那覇市) 知念凛々さん、張芸那さん、 米坂碧さん、島谷春佳さん
    テーマ:那覇×IT×観光

<審査員特別賞>

  • 第3位 東京都立千早高等学校(東京都豊島区) 疋田鈴香さん、工藤凌瑚さん
    テーマ:新たな共生のカタチ~ 大正ロマンを感じる「ホテルハイランド・フラット」

<玉川大学観光学部長賞>(2校)

  • 岡山学芸館高等学校(岡山県岡山市) 黒田夏帆さん、鳩場菜々美さん、松尾祥吾さん、佐伯武輝さん
    テーマ:昭和の街並みを未来に ~レトロな地域資源を使った活性化~
  • 鳥取県立鳥取西高等学校(鳥取県鳥取市) 広富愛奈さん、石橋優実さん、山根京子さん
    テーマ:佐治町における未来志向の問題解決提言

審査員長・元・観光庁長官の田端浩氏(三井住友銀行 顧問・本学客員教授)全体講評

全チームとも、分析および課題解決のための提案・プレゼンテーションどれも素晴らしい内容でした。
自分たちが住んでいる街づくりがテーマでしたので、その土地の状況は様々ですが、今後の在り方やまちづくりのこと、観光とうまく関連付けて提案されていました。今回37チームの応募がありましたが、このコンテストを継続しそれがつながりとなり、各地から自分たちの地域の特性をどう活かせるのか、高校生ならではの柔軟な発想でご提案していただくとよりよいものになってくると期待しています。

発表内容について

●藤女子高等学校 新スタイル「里山」―熊対策から考える札幌の10年後-

【発表概要】
札幌市街地では、熊の出没が年々目立ってきており、2021年の熊による死傷者は過去最多の21名にも上ります。身近な場所でも目撃情報があり、対策が必要と感じた西村さんは、熊の生息地と市街地の間にある「緩衝帯」の減少、その役割を果たしていた里山や農地の従事者高齢化問題、熊の餌の減少など様々な要因をデータから読み解きました。そのなかで「緩衝帯」に注目し、その維持について解決策を検討しました。熊は臆病な性質であるため緩衝帯を観光地化し、人の流れを活性化することで、人と熊との共存ができるのではないかと考えました。里山の観光地化を目的とした宿泊やテレワークができる木製コンテナハウスを設置し、農作業や特産品を使った料理教室など、そこに来なければできない体験を付加する。木製コンテナハウスは、衰退している林業を支援することができ、設置コストも安価で済むことから導入しやすいのではと考えました。緩衝帯を中心とした循環型の地域活性化プランが人と動物さらには自然との共生を図ることができるSDGsを達成できるプランでした。


●沖縄尚学高等学校 那覇×IT×観光

【発表概要】
那覇市は主に3次産業が多く、コロナ禍に大きな影響を受けており、完全失業率のデータやアンケートから改めて、「観光への依存度が高い」ということがわかりました。そこで観光業を強化する形でなにかできないかと考え、IT×観光をつなげることで活性化を狙ったプランを検討しました。具体的には、ゲームアプリを開発し、那覇市の観光名所の疑似体験、特産品の紹介、天気や交通情報のリアルタイム情報の提供をベースに、観光資源を模した独自キャラクターの収集やアプリ内課金により、特産品が自宅に届くといった方策を披露しました。また、ゲームアプリの開発に関わるデザイン・システム構築など多岐にわたる業務を沖縄で行うことで、雇用の創出となり、IT教育の推進で地元での人材を確保するというまさにタイトルにある、那覇×IT×観光を具現化した産業モデルの提案でした。沖縄尚学高等学校の皆さんは、このゲームアプリが沖縄だけではなく、他の地域に広がり連動することで活性化し、さらには世界に広げていきたいと熱い思いを語りました。


●東京都立千早高等学校 新たな共生のカタチ~ 大正ロマンを感じる「ホテルハイランド・フラット」

【発表概要】
コロナ禍でインバウンド需要が減少し日本の観光産業が大きな影響を受けているという現状を観光白書から読み解き、地域経済分析システムにて自身が住んでいる東京都板橋区を目的地分析したところ観光資源が少ないことが判明しました。そこで疋田さんと工藤さんが着目したのが、高度経済成長期に建設され生活者の減少・高齢化が深刻化している板橋区北部に位置する高島平団地。活性化を図るために団地エリア全体をホテルに見立てるプラン「ホテルハイランド・フラット」を提案しました。団地の空室を客室にし、地域の商店街にある飲食店をレストランと見立てます。そして、地域のシルバー人材に、受付・クリーニング・アメニティのセットなどの業務に携わってもらい、利用客にはクーポン券で商店街を使ってもらうことで経済活動を生み出す計画です。若年層をターゲットに設定し長期滞在化を狙い、地域住民との交流の中で育まれる安心感・絆で定住につなげていきたいという提案でした。

全体を通しての審査員からのコメント

木谷周吾氏(小田急電鉄観光事業開発部課長)
観光事業開発部の新規企画担当として皆さんのプランを聞き、このまま採用したいアイデアやさらにブラッシュアップしビジネス化できるプランもありました。高校生で本当によくここまで考え抜いて、プランニングされていることに感動しました。皆さんの行動力と若い力にふれ、感銘を受けました。

山本泰浩氏(東京海上日動火災保険神奈川支店長)
私達審査員からの質問も堂々と答えていたのがすごく印象的で、皆さんが考え抜いた成果が今日のプレゼンに表現されていると感じました。SDGs達成のための活動はもちろんのこと、現代の社会は人口減少・地域の再生など大きな問題を抱えていますが、難しいとあきらめるのではなく、挑戦する姿勢を皆さんから学びました。

友藤彰紀氏(観光庁観光資源課)
全てのチームに共通して言えることですが、自分事として地域の課題をとらえ、それに対する他にはないアイデアが盛り込まれて良かったと思います。観光庁でも「第二の故郷づくり」を推進しているところです。まさに今日の提案がその取り組みに合致していると感心していました。皆さんには大人になったときに今回の経験を思い出していただき、それがいつかご自身の仕事につながっていたら私としてもうれしい限りです。

〒194-8610 東京都町田市玉川学園6-1-1
Tel:042-739-8111(代表)

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