小田原漁港エリアの観光振興策を自治体等に提案
調査結果を小田原市等に報告-
観光学部で「地域創生・観光まちづくり」を研究する谷脇茂樹ゼミナール3年生の3名は2月27日、2024年秋学期に実施した研究成果を、小田原市と小田原市観光協会(DMO)、事業者等に報告しました。
今年度は、小田原市と小田原市観光協会の支援のもと、小田原漁港エリアの調査・研究を行いました。現地踏査、自治体や観光協会への聞き取り調査、小田原漁港エリア内でのアンケート調査などの調査活動を通して、現地の問題点や課題を分析しました。
調査結果から、自治体としての地域経済循環率は高いが第1次産業が弱いこと、漁師の後継者不足、低(未)利用の魚などの販路開拓・付加価値創造、エリア内の低い周遊性、観光客の立ち寄りスポットになっているなどに課題があると分析しました。
そして、課題解決のための具体策として、①魚の販路拡大を促す仕組みづくり、②新しい担い手の育成、漁港文化の継承、③観光客の滞在時間延長・消費拡大を促す仕組みづくり、という3つの視点から観光振興プランを取りまとめました。