ゼミガイド

小さい頃からの夢をかなえた人、新たな夢をつかんだ人。それぞれの思いを胸に世界へ

2019年3月卒業の観光学部3期生4名にロングインタビュー。オーストラリア留学での衝撃体験や、就職活動について聞きました。観光学部の魅力をたっぷりお届けします。

荻原里佳さん 飯塚梓さん 菅井寿々穂さん 田村涼さん

  • 出席者左から順に
  • 飯塚梓さん JR東日本 スウィンバーン工科大学留学
  • 菅井寿々穂さん 日本精工株式会社(NSK) スウィンバーン工科大学留学
  • 荻原里佳さん 全日本空輸株式会社(ANA) スウィンバーン工科大学留学
  • 田村涼さん 株式会社JTB  ディーキン大学留学
Victoria (ビクトリア)大学
  • 設立年 1916年
  • 学生数 48,922名
  • 留学生数 5,000名以上
大学イメージ画像
90カ国以上の国々から学生が集う、オーストラリア国内で最も国際的な大学の一つ。学生のキャリア充実を目的としたさまざまなコースを提供しているほか、多様な経歴や文化を持つ学生を対象とした第三期教育(中等教育以後の教育)に注力。
Swinburne(スウィンバーン)工科大学
  • 設立年 1908年
  • 学生数 35,000名
  • 留学生数 7,700名
大学イメージ画像
1908年創立の歴史と伝統のある大学。ビジネス、芸術、テクノロジー系の学問が強く、特にリサーチとテクノロジー分野では世界的に評価されている。企業との結びつきも深く、実践力のある人材を育成。
Deakin(ディーキン)大学
  • 設立年 1974年
  • 学生数 50,000名
  • 留学生数 7,500名
大学イメージ画像
オーストラリアン・ユニバーシティー・オブ・ザ・イヤーを過去2度受賞している大学。100以上の学部・大学院プログラムがあり、従来の研究分野はもちろん、新たなビジネス分野を専門にしたコースも学べる。

玉川大学の観光学部を選んだ理由と、入学時に思い描いていた自分の将来像を教えてください。

田村 家族旅行に何度も連れて行ってもらったおかげで旅行がとにかく好きなんです。とは言え、旅行に携わる仕事ができたらいいなと思う程度で、将来像は本当に漠然としていました。観光学部なら観光について専門的なことを学べると思い進学しました。

荻原 私は小学校の頃から客室乗務員になりたかったので、そのためには英語力だと思い、1年間の留学プログラムがあり、客室乗務員への道が開かれている学部として観光学部を選びました。

菅井 私は特に観光業に就きたいと思っていたわけではありませんが、地元が新潟の花火大会が有名なところで。小さい頃から見ていくなかで、花火大会自体がどんどん大きくなっていくのを感じて、それに伴い地元が活性化していくのを見て観光の持つ影響力に興味を持ちました。

飯塚 高校時代に将来何になりたいかなと考えたら、結構いろいろなことに興味がいっちゃうタイプで、これって決められなくて(笑)。今何が一番楽しいかと言われたら旅行だったので、観光とつく学部を調べました。その中でなぜ玉川にしたかというと、1年間の留学が必修だったからです。

留学先では、日本との違いに驚いたことがたくさんあると思います。その中で最初に受けた異文化の洗礼はどんなものでしたか。

飯塚 ホームステイ先の卵が冷蔵庫の上の暖かい場所にあったこと!とても動揺したのに、1カ月経ったら私も普通に食べていました(笑)。ホストファザーとホストマザーが60代で、もう一人中国からの留学生がいて、1年間4人で生活をしました。中国人留学生には暮らしのルールはもちろん、英語や中国語に至るまで、たくさんのことを教えてもらいました。

菅井 ライフスタイルの違いですね。シャワーの時間が限られることは留学前から聞いていたので、気を使ってシャワーを短くしているつもりでも「もうちょっと短くね」と言われ、やはり日本とは違うなと。私はホームステイから途中で寮に変わりましたが、寮は4人部屋で、3人が留学生で1人が現地のオーストラリア人でした。みんなでアイスクリーム屋さんに行ったりして楽しかったです。

田村 メルボルンまでホストファミリーが迎えに来てくれたのですが、いきなり「日本と中国の国際関係どう思う?」と政治の話から始まって驚きましたね。ライフスタイルの面では、菅井さんのようにシャワーの時間が短くて「3分しか使えないよ」と。いくら男子でも3分はきつくて、耐え切れなくなってホームステイ先を変えてもらいました。次の家では1週間分のご飯を一度に炊くことにまたびっくり。生活面でも食の面でも驚くことがたくさんあり、衝撃的でした。

荻原 私は文化の違いというよりも、多文化、多国籍の人が“共存”していることにまず驚きました。日本では出会うことのないような国から来ている人が一緒に生活して働いたりしていることが衝撃でしたね。アジア出身の方とオーストラリア出身の方が仲良く並んで歩いている姿に、不思議だなと感じました。

留学先でのインターンシップについて教えてください。

飯塚 ホテルでハウスキーピングとフロント業務を行いました。ハウスキーピングは思ったより大変な仕事でしたが、指導者の方がとても明るくて、「この仕事は何秒でできるかしら?」などと、こちらがやりやすいように工夫してくださったので、楽しかったです。最初は会話がうまくできませんでしたが、ホストファミリーと話しているうちに慣れていき、家の中でのラフな会話は1カ月半くらい、大学の授業で話すには3カ月くらいでスムーズに英語が出てくるようになりました。

荻原 飯塚さんと同じホテルで働きました。私は英語が苦手だったので、留学先でできたオーストラリア人の友人と毎日会話をして、「私の発音や文法に変なところがあったらすぐに直してほしい」とお願いして、その都度指摘してもらいました。語学学校のときから飯塚さんと一緒に通っているカフェがあって、半年ほど経ったころ、そこのおじさんに「英語がだいぶうまくなったね」と言ってもらえて、とても嬉しかったです。

飯塚 図書館の前にあるカフェで、いつもおまけしてくれて、たくさん話しかけてくれるんです。テスト前や課題のあるときは図書館に行きがてら必ず寄っていました。

菅井 私もインターンシップはホテルで、午前中はレストランで働き、午後からはハウスキーピングをしました。現地では話すことがメインなので、なかなか英語が出てこなくて苦労しました。

田村 現地の日本の旅行代理店で働きました。30ページ以上の資料を読み込んで、マイルの計算方法やエアラインコードを覚えたり、資料の作成や整理をしたり。英語での接客も学びました。覚えることが本当に多くて最終日は試験もあったのですが、なんとかパスできてよかったです。毎日緊張の連続で、それこそ休憩中もずっと仕事のことを考えていましたね。最終日には、自分が訪れた観光地を会社のホームページで紹介してくれと言われ、メルボルンのグレートオーシャンロードについて書き込みました。支店長や先輩方のチェックを受けてからアップロードしましたが、もう全然ダメで、反省しかありません。とても神秘的で絶景な場所のはずなのに、ページを読んでも魅力が全く伝わってこないのです。こうした後悔も含め、インターンシップは将来に生かせるいい経験になりました。

みなさん留学先でたくさんの経験をされていますね。そうした経験が就職活動に生きた場面はありましたか?

菅井 私は主にメーカーに絞って就職活動を行いました。その理由は留学先で海外の友人と会話をする中で、「日本の製品って本当にすごいよね」と褒められることが多く、日本が世界に及ぼしている影響力を肌で感じました。その経験から、世界の人々の豊かな暮らしを支えるものづくりに携わりたいと思うようになりました。日本から世界に発信したいとの思いがあるので、海外に拠点があったり、海外でのシェアが高かったりなど、グローバルな企業という観点からも探しました。留学先ではとにかく“Made in Japan”への信頼度が高かったです。例えば文房具なら、消せる蛍光ペンがみんなにとって衝撃的だったようです。男子には「将来は絶対にトヨタの車を買うんだ」と言われましたね。本当にさまざまなものを褒められました。

荻原 留学先の語学学校を卒業して大学に入ったときに、先生の英語がとてもスピーディーであまり聞き取れませんでした。私はコツコツやらずに、その時だけ力を出して乗り切るタイプだったのですが、やはり毎日予習復習をして明確な目標に向かって努力するのが大切だと実感しました。就職活動も同じで、苦手なSPIも、留学先での勉強と同じように毎日地道に対策してスコアを上げていきました。オーストラリアは私にとって初めての場所だったので、ゴールドコーストやシドニーなどに行き、こんなに価値観を広げてくれるんだったら、やはり仕事でいろいろな国に行くことができる客室乗務員になりたいと改めて思いました。

田村 留学を経験し、精神的にとても成長できたと思います。短期間ですが地元の野球チームで一緒にプレーをさせてもらいました。考え方の食い違いがあってなかなかいいプレーに結び付かないこともありましたが、つたない英語なりに一生懸命伝えたら監督やコーチはわかってくれて、野球のおかげで英語がもっと喋れるようになり、みんながフレンドリーに接してくれるようになりました。就職活動では最初に受けた企業が不採用で、とても落ち込みました。本当に就職できるのかなと不安が募ったときに留学を振り返ってみて、自分がアクションを起こせば変われたよな、と。多くの経験をして、たくさんの人と会って、「こうしたい」を懸命に伝えれば絶対にわかってくれるということが実感としてあったので、企業にも自分の熱意をひたすら伝えました。

飯塚 留学中に仲良くなったスリランカからの留学生がいつも楽しそうで、彼女の近くにいると大変な状況でも楽しく乗り越えられました。そうすると、先生方もポジティブに捉えてくれるんですよね。就活中も、面接官がちょっと怖い顔の方だったりしても、あのときのことを思い出して楽しく話していると、笑ってくれたり、すぐ答えてくれたりしたので、経験を生かせたと思いました。おかげで就活もそんなに辛いと思いませんでした。また、集団面接でも、旅行業界だとみんな英語ができるのは当たり前な雰囲気ですけれど、「1年オーストラリアで生活しました」というのは結構注目してもらえたので、ありがたかったです。

就職活動で、後輩に「これだけは必ずやっておきなさい」と一つだけ伝えるとしたら、何ですか?

田村 エントリーシートの志望動機をしっかりと書いてほしいです。僕は旅行会社に入って教育旅行をやりたい、修学旅行などに携わってみたいという明確な夢があったので、それを書きました。自分が会社に入ったらこういうことができます、こういう人材だからぜひあなたの会社に入らせてくださいと伝えられるのは、面接だけではなくエントリーシートも同様です。自分の熱意をしっかりと企業に伝えるために、エントリーシートの設問には丁寧にしっかりと答えるべきだと思います。

荻原 自己分析かSPI対策か悩みましたが、やはり自己分析ですね。今まで自分が何をやってきたかをきちんと振り返ってみて、こういう問題があったときに自分はこうやって解決してきたということを改めて考え直すと、自分の性格がわかります。内定をもらうことはゴールではなく、その先が大切。憧れだけでは続けられません。会社で何をしたいのか、自分の性格を生かして何ができるのかが自己分析から見えてくると思います。

菅井 私も自己分析が大事だと思います。面接で聞かれてうまく答えられなかったところは紙に書き出して、ひたすら自己分析をやっていました。私は小学校からずっと陸上をやっていたので、陸上で受けた影響や、悔しいことがあったらそれでどう変わったかなど、書き出せるものは全部書きましたね。過去の出来事が今の自分に蓄積されているのだなと認識できました。多分それは会社に入ってから、将来これがやりたいということにもつながってくると思います。

飯塚 私も自己分析だと思います。他の人よりこれはできるなということを何個かあげて、それはいつからできるようになったのだろうと考えて、エピソードをいくつか用意して、楽しく話せるようにしました。あとは健康管理!元気でいられるように努力しました(笑)。自分をしっかり知っていれば答えられると思うので、自己分析で自分を知ることです。

観光学部の4年間で自分に大きな影響を与えたと思うことはなんですか。

飯塚 小林先生の統計学入門の授業です。とにかく課題が多く、5社のIR情報をまとめて比較する企業分析の課題なんて、1万字ですよ!それを乗り越えた経験があるから、留学時代の課題の多さにも耐えられたと思っています。小林先生に鍛えていただき、感謝しています。

田村 4年間を振り返って、課題解決能力、適応力がついたと思います。留学ではたくさん辛いことも苦しいことも経験して、どうしたら解決できるのか、次に生かせるかを学びました。

菅井 留学中の語学学校で、英語の論文をいくつか読んでそれをまとめてレポートにする課題があって、それを終えたときには「もう怖いものはないな」と(笑)。精神的に強くなりましたね。その後大学に行ってヒューマンリソースマネジメントを専攻し、何もわからないところからスタートしていって、自分なりにいろいろな方向から努力して、最後にはきちんと自分の中に学びを取り入れることができました。方向性を見失わないようにして、自分のできることを一生懸命やれば後々自分に返ってくることを学びました。

荻原 TOEIC®500点で留学、700点で卒業というシステムをクリアするために、また菅井さんと同じようにきちんと目標を達成するために、今自分に何が足りないのか、なぜ目標が達成できないのかを自分の中で整理して、実行に移せるようになったと思います。

会社で将来やってみたいことを教えてください。

飯塚 私はJR東日本のプロフェッショナル採用(現場採用)で、最初は駅員でのスタートです。できれば観光地の駅で、外国人観光客の方を英語でサポートしたいです。それこそ留学中に友人から「日本に行きたいけど電車が難しい、怖い」との声も聞いているので、日本の方のサポートはもちろん、外国の方のサポートも現場でやりたいなと思っています。将来的には、観光列車や観光企画など、観光に関係した企画の仕事ができれば嬉しいです。

菅井 日本精工はベアリング事業のシェアが世界3位でこれから1位をめざしていくところなので、自分も同じ方向を向いて会社に貢献したいです。まずは与えられた仕事を一生懸命こなしてスキルアップし、海外と携われればと思います。

田村 留学の経験を生かして、社会人5年目になったら海外に挑戦したいです。海外の方に日本の魅力を伝えるだけではなくて、日本の方にももっと海外へ、インバウンドアウトバウンド両方しっかりやって、海外に向けて日本のよさをしっかり伝えていきたい。来年東京オリンピックがありますが、その後の観光客の減少が懸念されています。日本のいいところは情に厚くて優しいところだと思っているので、5年後10年後もそうした部分をもっと海外に発信していきたいです。

荻原 数多くの航空会社がある中でもう一度選んでもらうためにはサービスが強みだと思っていますので、「あの客室乗務員がいたから次もANAを使おう」と思ってもらえる客室乗務員をめざします。また、海外の方にも障がいのある方にも、ユニバーサルに対応でき、同じサービスを提供できるようにしていきたいです。

最後に受験生に向けてメッセージをお願いします。

荻原 1年間留学して4年で卒業できる学部はなかなかないですし、中でもオーストラリアという多国籍の文化の中で学べることは成長につながると思います。学部の授業でも、観光や英語はもちろん、それこそ統計などさまざまなことが学べます。また、航空事業論の授業では航空業について詳しく学べたので、就活にも生かされました。客室乗務員をめざす方にはオススメの授業です。

飯塚 観光を学べる大学は他にもありますが、楽しめる+勉強だけではなくてさまざまな経験ができる、それが玉川大学の観光学部だと思いますので、ぜひここで楽しんでいただきたいです。留学も含めて大変だとは思いますが、その分得るものも大きいですよ。

菅井 私は最終的に観光ではない分野に進んだわけですが、入学前は観光の分野は狭いというイメージを持っていました。でも実際は経済だったりいろいろなことに関わりがあって、観光って広いんだなあと実感しました。さまざまなことが学べる学部なので、狭めないで見てほしいと思います。

田村 観光学部はTOEIC®の点数など縛りはありますが、留学の経験を生かしてたくさんの学びを得ることができるので、可能性を広げられるいい学部だと思います。僕は入学当初自分に自信がありませんでした。でもこの学部に入ってやればやるほど可能性が広がることを実感し、最後まであきらめずに頑張ったことが今につながりました。受験生のみなさんにはぜひ観光学部で将来の選択肢を広げていただけたら嬉しいです。

ありがとうございました。

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