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2024年春留学対象者

「観光学部」と「オーストラリア留学」でつかんだそれぞれの夢のカタチ

2020年3月卒業の観光学部4期生4名に、英語の習得方法や留学体験から就職活動まで、それぞれの4年間を振り返ってもらい観光学部の魅力についてじっくり話を聞きました。

吉田郁実さん 渡辺 歩さん 渡邉海斗さん 齊藤 茜さん

  • 出席者(左から)
  • 吉田郁実さん 株式会社日本旅行 ディーキン大学留学
  • 渡辺 歩さん 日本航空株式会社(JAL) ディーキン大学留学
  • 渡邉海斗さん 株式会社帝国ホテル ディーキン大学留学
  • 齊藤 茜さん 楽天株式会社 スウィンバーン工科大学留学
Victoria (ビクトリア)大学
  • 設立年 1916年
  • 学生数 48,922名
  • 留学生数 5,000名以上
大学イメージ画像
90カ国以上の国々から学生が集う、オーストラリア国内で最も国際的な大学の一つ。学生のキャリア充実を目的としたさまざまなコースを提供しているほか、多様な経歴や文化を持つ学生を対象とした第三期教育(中等教育以後の教育)に注力。
Swinburne(スウィンバーン)工科大学
  • 設立年 1908年
  • 学生数 35,000名
  • 留学生数 7,700名
大学イメージ画像
1908年創立の歴史と伝統のある大学。ビジネス、芸術、テクノロジー系の学問が強く、特にリサーチとテクノロジー分野では世界的に評価されている。企業との結びつきも深く、実践力のある人材を育成。
Deakin(ディーキン)大学
  • 設立年 1974年
  • 学生数 50,000名
  • 留学生数 7,500名
大学イメージ画像
オーストラリアン・ユニバーシティー・オブ・ザ・イヤーを過去2度受賞している大学。100以上の学部・大学院プログラムがあり、従来の研究分野はもちろん、新たなビジネス分野を専門にしたコースも学べる。

玉川大学観光学部に入学した理由・動機を教えてください。

吉田 高校生の頃からツアープランナーになりたいと思っていたので、観光系の学部を探して玉川大学に注目しました。実はあまり英語が得意ではなかったのですが、玉川のカリキュラムには英語プログラムやTOEIC®スコアのノルマがあったので、しっかり英語を身につけられると感じました。もちろんオーストラリア留学ができることも志望動機となりました。

渡辺 私もオーストラリア留学を含めて4年で卒業できることと、TOEIC®のスキルが組み込まれたカリキュラムがいいなと思いました。姉が玉川大学卒業生ということもあり、図書館のラーニングコモンズなど施設が充実していることや先生方の面倒見の良さを知っていたことも大きかったです。

渡邉 高校時代にカナダ・バンクーバーに短期留学したことがありました。その時は英語でのコミュニケーションがほとんどできなくて悔しい思いをしましたので、大学でもう一度留学したいと思っていました。将来はホテルへの就職を考えており、進学塾の先生に相談したところ、玉川大学観光学部を勧められました。そこでホームページを調べてみたら「ここだ!ここしかない!」と。

齊藤 私が玉川大学観光学部を選んだのは、やはり皆さんと同じようにオーストラリア留学と英語の勉強がしっかりできるという理由です。中学生の時からずっと英語が好きで、いつか海外の人たちと英語でコミュニケーションしたいと思っていました。そんな英語への興味が旅行会社に就職したいと思うようになったきっかけでもあります。

入学前から期待されていたという英語のカリキュラムは、実際に入学されていかがでしたか?

吉田郁実さん

吉田 入学直後に初心者向けのTOEIC Bridge®テストを受けたのですが、ここで点数を言いたくないほど(笑)、ひどい結果で……。オーストラリア留学に参加するには最低TOEIC®500点が必要でしたから、危機感を感じて毎日授業が始まる前にELFセンターに通って自主学修しました。でも次第に英語が上達してくると勉強が楽しくなって、さらに英語力がアップするという好循環になり、7月頃には500点をクリアできるようになりました。

齊藤 茜さん

齊藤 私も入学直後は400点台でしたが、早い段階で500点をクリアすることができました。それというのも、英語力向上のモチベーションが高い観光学部の仲間たちのおかげだと思います。みんなが競い合い、協力し合って学ぶ雰囲気があったので、自然と英語学修の習慣が身につきました。

渡邉海斗さん

渡邉 私は逆のパターン。入学直後はTOEIC®600点以上あったので、すっかり油断してしまい、1年生の時はあまり英語の勉強に力を入れていませんでした。ところが同級生には吉田君や齊藤さんのような努力家がたくさんいて、ELFセンターなどを利用してメキメキと実力を伸ばしていたのです。気づいたら周りのみんなが自分よりTOEIC®スコアが高くなっていて焦りました。負けず嫌いだったのでそこから奮起して留学前には700点近くのスコアを取ることができました。

渡辺 歩さん

渡辺 英会話能力は留学先で身につけようと考えていましたので、留学前は主に単語力と「読む」「書く」能力に絞った勉強を続けていました。授業以外では英語の本をたくさん読むことと、毎日英語で日記を書くことを実践しました。英語の本を読むのは苦労しましたが、日本語翻訳で読んだことがある本を選ぶと内容が頭に入っているので比較的スムーズに読むことができました。

留学生活について教えてください。前半は語学学校で英語を学んだのですよね。

齊藤 留学生活を振り返ると楽しいことばかりが思い出されます。語学学校といってもいわゆる座学のイメージとは異なり、グループワークでの授業がほとんどでした。同じクラスには中国、ベトナム、韓国、カンボジア、スペインなどさまざまな国から来た学生がおり、みんなで協力しながらエッセイを書いたり、パワーポイントで資料を作ったりしました。いまもその時のクラスメートたちとは交流があります。

渡邉 語学学校は試験でクラス分けされるのですが、上位クラスになるとほとんど日本人がいませんでした。そんな環境は初めてだったので、最初は恐くて緊張していました。でも、先生が「大丈夫だよ」と励ましてくれましたし、中国人のクラスメートたちがわからないことを親切に教えてくれました。それまで自分で何とかしなくてはと思っていたのですが「自分が無理なことは人に頼ってもいいかも」と思えるようになって、緊張が解けましたし、勉強も楽しくなりました。

渡辺 私も語学学校のクラスでは日本人は自分一人しかいませんでしたが、その環境でむしろテンションが上がりました。私より英語が流暢な人ばかりでしたので「英語力より人間力」をモットーに頑張ってました(笑)。

渡邉 ポジティブだなあ!

渡辺 英語でいろいろな国の人と話せるようになると、開放感みたいな気持ちを味わえませんでした?

全員 味わった!味わった!

渡辺 英語が母語ではない国から来ているのに英語でつながることができるというのは素晴らしいことです。留学して半年ぐらいたった頃、家族がオーストラリアに遊びに来て私の英語を聞き「ずいぶん上達したね!」と言ってくれて、初めて自分の英会話力が向上していたことに気づきました。

吉田 私も日本人は一人だけのクラスでした。先生も親身になってくれたのですが、サウジアラビアから来ていた留学生がとても親切にしてくれて助かりました。お互いの国の文化などについて話したり、彼とはすっかり親友になりましたね。そのうち他の留学生たちは会話力こそ優れているのですが、実は文法の知識はそれほどでもないということがわかってきました。「文法なら誰にも負けない」という自信が出てくると、会話力も身についてきました。

留学生活後半の大学での学びについて教えてください。

齊藤 私はスウィンバーン工科大学で「マーケティング」「統計」「会計学」のほか、英語での論文の書き方などを学ぶ「コミュニケーションスキル」の授業を受けました。それぞれレベルが高い上に授業はすべて英語なので最初は四苦八苦しました。グループワークなどではクラスメートたちにかなり助けてもらったかもしれません。

渡邉 私はコスモス祭の学部展で先輩から留学生活の話を詳しく聞いてディーキン大学を希望しました。郊外の自然に恵まれたキャンパスで、高校時代から好きな「地理」や留学中に知り合った中国人と話せるように「中国語」、またオーストラリアの近現代史や現地文化を学べる「オーストラリアン・トゥデイ」という授業を受講しました。机を並べた現地の学生とも仲良くなりました。私も授業についていくのにクラスメートの助けを借りました。オーストラリア人はフレンドリーで優しい人が多いと感じましたね。あと日本のアニメ好きが多かった印象があります。

渡辺 私もディーキン大学でした。全25科目の中から4科目選べたので、「オーストラリアン・トゥデイ」「地理」などを選択しました。面白かったのは「Communication in everyday life」という授業。街中のサイン(標識)や広告のビジュアル表現やジェンダーによる色の使い方、ボディタッチなどさまざまな非言語コミュニケーションについて考える授業でした。大学の休暇中には玉川の仲間とシドニーに小旅行をしたり、クラスメートと近郊のワイナリー見学にも行きました。

吉田 私もディーキン大学を選びました。留学前に各大学キャンパスの写真を見ていちばんリラックスできそうなキャンパスだと感じました。期待通りでしたね。大学では将来のホテルでの仕事に役立ちそうな「イベントマネジメント」「広報」「中国語」などを学びました。渡邉君と渡辺さんと同じく「オーストラリアン・トゥデイ」も履修しました。日本ではなかなかうかがい知れないオーストラリアの歴史や文化を知ることができて楽しかったです。

留学中のインターンシップ体験はいかがでしたか?

齊藤 私は旅行会社とホテルで働きました。旅行会社では日本でのツアープランを企画するという課題を与えられ、温泉巡りの切符を考えました。旅のプロたちの前でプレゼンするのは緊張しましたが、皆さんに高く評価していただき、とてもうれしかったです。

渡辺 私はウインタースポーツの展示会ブースでの対応と旅行会社で働きました。最初はコピー取りなどをやっていたのですが、自ら申し出てスキーツアーのフライヤーづくりを任せてもらったところ大好評!次からも任せてもらえて2週間のインターンシップを有意義に過ごせました。

渡邉 吉田さんと私は同じ地元のボランティア団体でインターンシップをしました。

吉田 子どもたちを楽しませるパーティーを企画する団体で、オーストラリアに来た難民向けパーティーではちょっと緊張しました。でも子どもたちはかわいかったな。

渡邉 日本ではなかなかできない体験で世界を見る目も変わりました。私は高級ホテルのハウスキーピングもしました。ペアを組んだ従業員の足を引っ張ってばかりでしたが、ホテル業務の中での裏方の重要性も身にしみてわかりました。パートナーの従業員とはすっかり仲良しになり、最後には「これからも一緒に働こうよ」と誘われたのはとてもうれしかったです。

吉田 私は別のボランティア団体でリサイクルショップ運営を体験しました。主に接客で地元の多くの人々と接することができました。商品の値付けや金額交渉なども任されたんですよ。

留学体験は皆さんの帰国後の就職活動にどのような影響を与えましたか?

齊藤 もともと旅行会社への就職を考えていましたが、留学体験の中で「固定概念にとらわれずに自分の未来をあらためて考えてみよう」と思うようになりました。また海外で長く生活したことで、これまでとは違う日本文化への視点が生まれ、地域活性化に貢献できる仕事への関心が芽生えました。就活では物流や商社などの業種も回りました。最終的に楽天に決めたのはいろいろなことに挑戦できる企業だから。将来的には地域を盛り上げるイベントツーリズムなどの企画・運営に関わりたいですね、また楽天は社内の公用語は英語ということもあり、英語力を伸ばしていける企業環境にも魅力を感じました。

渡辺 私も就活では自分を飾らず「私らしさ」を忘れずに臨みました。社会人の姉からの「企業は学生の中身を見ているんだよ」というアドバイスもあり、自己分析はかなり綿密に行い、自分の強みをしっかり話せるよう準備しました。たとえば留学体験で身についた異文化交流力もその一つです。航空会社のCAには子どもの頃から憧れていましたが、就活では齊藤さんと同じくほかの業種も考えていました。留学から帰国後に履修した「航空事業論」の授業が面白かったこともあり最終的には航空会社への就職を決めました。目標はお客様と、一緒に働く同僚から頼りにされるCAです!

吉田 私の場合、旅行会社に就職したいという気持ちは、留学してますます強くなりました。齊藤さんと同じく、留学生活を通して外から日本の自然や文化の素晴らしさを再発見したように思います。就職したら、日本の素晴らしさを海外の人々に体験してもらうためのツアーを企画したいです。私は緊張しやすい性格なので、就活の面接試験が心配だったのですが、「素直に自分を出して受け入れてくれる会社に就職できればいい」と開き直って臨んで良い結果が得られたと思います。2020年は東京オリンピック・パラリンピックで海外のお客さまが日本に来ると思います。今から楽しみですね。

渡邉 僕は留学後に元ホテルマンでもある根木良友教授のゼミに入り、就活もホテル一筋でいこうと思っていました。ところが企業を調べていくうちにハウスメーカーへの関心が高まってきてしまって……。一生に一度の買い物である家づくりでお客さまに寄り添うハウスメーカーの仕事はホテルマンと通じる部分があると思ったのです。迷ったまま就活を続けていたら、帝国ホテルと業界トップクラスのハウスメーカーから内定をいただきました。

全員 すごい!

渡邉 それでさんざん悩んだのですが、初志貫徹でホテルマンに決めました。帝国ホテルの人事の方が最後まで私の気持ちに寄り添ってくれたことが決め手になったかもしれません。私も相手の幸せを一緒に考えられるホテルマンになりたいと思います。

最後に観光学部を目指す受験生に向けてメッセージをお願いします。

吉田 留学するにはTOEIC®500点以上、卒業するために700点以上と言われると「難しそう」「自信ない」と思われる受験生も多いと思います。私もそうでしたから。でも、入学してみるとELFセンターなど英語学修環境が整っていて、先生方も実に親身に学修をサポートしてくれますので、真面目に勉強すればまったく心配はいりません。さまざまなタイプの受験生にぜひ入学してほしいですね。

渡邉 最初は「なんとなく観光やレジャーに興味がある」という動機で十分です。ホテルや交通、旅行関係など観光業界で働いていたプロフェッショナルが教授陣にいますので、各業界にどのような仕事があるかを詳しく学べますし、就活でも貴重なアドバイスをいただけます。この学部で学べば、きっと漠然とした憧れが明確な目標になり、「観光」の奥深さや面白さを再発見できると思います。

渡辺 1~2年の学部のカリキュラムでは英語力がクローズアップされますし、オーストラリア留学があるので、「観光に関する専門科目と英語を学ぶ学部」というイメージがあるかもしれません。でも、留学体験を通して身につく「行動力」や「考える力」も観光学部の大きな魅力だと私は思います。社会人になればこうした能力、いわば「人間力」はぜったいに必要になります。どのような進路を選んだとしてもこの学部で身につけた「人間力」はきっと役に立つことでしょう。

齊藤 渡辺さんと同感です。観光のプロフェッショナルである先生方から教えられたことは、一般企業でも役立つことばかりだと思いました。また留学体験が自分を大きく成長させてくれたことは間違いありません。英語の習得にはそれなりの努力が必要ですが、英語が上手くなりたいという気持ちさえあれば大丈夫! 先生方は学生一人ひとりのことをしっかり見てくださり、勉強でも、就活でも温かくサポートしてくださいます。受験生の皆さんも観光学部でそれぞれの夢をつかんでください。私も一人の卒業生として応援します!

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