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2023年夏留学対象者

2024年春留学対象者

学部の学生たちが語る観光学部で学んだ4年間を振り返る

今春、社会に羽ばたいた卒業生4名に、観光学部への入学動機から学部での学び、留学生活、学生生活、就活などについて話を聞きました。

  • 参加者(左から)
  • 長島 於久良さん(就職先:旅行会社)
  • 小林 莉央さん(就職先:航空会社・地域創生事業)
  • 江島 遼さん(就職先:航空会社・CA職)
  • 山内 源子さん(就職先:ホテル)
  • いずれも2024年3月玉川大学観光学部卒業

観光学部への入学動機と1~2年次の学習について教えてください

長島 私はもともと教員志望でした。それがなぜ観光学部に進学したかというと、地元横須賀市の地域活性化や姉妹都市派遣と通じて、観光ビジネスやまちづくりへの関心が芽生えたからです。もちろん観光学部は、海外留学が必修であることも大きな魅力でした。海外出身の先生から教わる週4回の「ELF(English as a Lingua Franca)」は、留学を目指して楽しく英語力を伸ばせる授業でした。

小林 私は海外留学が大きな進学動機でした。といっても入学前はそれほど英語が得意だったわけではありません。留学のためのTOEIC®500点以上、卒業のための700点以上というスコアは、私にとって大きなハードルで、1~2年生の英語学習ではかなり追い込まれながら苦労していました(笑)。それでも継続は力なり! 毎日英語を浴びるように学んでいたおかげで、なんとか一つひとつハードルを越えていくことができました。

江島 確かに留学前はTOEIC®のスキルが組み込まれたカリキュラムで、まさに英語漬けの毎日でした。当時はきつかったですけど、おかげで自然と英語を使う力が身に付いたのを実感しました。海外留学の1年間を含めて4年で卒業できることはやはり大きな魅力で、そのためにも英語学習を頑張ろうというモチベーションは入学時から高かったです。

小林 自分だけで努力しようと思っても怠けてしまいそうだけど、一緒に頑張る学部の仲間がいたから前向きに英語学習に取り組めたように思えます。

山内 それはありますね! 私はオープンキャンパスで観光学部の模擬授業を受講して入学を決めました。もともと地域創生に関心がありましたが、模擬授業を通して「観光学」のすそ野の広さを実感し、「大学で観光学を極めたい!」と思ったのです。実は母が若いころに玉川学園女子短期大学で学んだことがあり、「良い大学よ」とアドバイスをしてくれて、そこにもご縁を感じました。

オーストラリアでの留学はいかがでしたか?

長島 私たちはコロナ禍の最中での留学生活となりました。前半の語学学校はオンラインで日本国内から受講し、後半の大学学部課程の授業を現地で受講しました。私はメルボルンにあるビクトリア大学で学び、現地ではホームステイ生活でした。大学では企業研究のほか、プレゼンテーションの基礎や統計学などの授業を受講しました。クラスメートにはタイやインドからの留学生もいて、みんな仲良くなって放課後にはボウリングなども楽しみました。

江島 私はゴールドコーストにあるグリフィス大学でしたが、やはりホームステイでした。2シーターオープンカーを乗り回すカッコいい75歳のおばあちゃんの家で、インド人留学生と二人でお世話になりました。大学では都市開発マネジメントや国際交流のほか、中国語の授業も履修しました。英語以外の外国語も身に付けたかったからです。

山内 私はメルボルン郊外にあるディーキン大学に留学し、やはり中国語とスペイン語の授業を履修しました。現地の大学の授業を通して感じたのは、日本の大学と違って先生が一つひとつやさしく教えてくれるわけではないということでした。授業では学生の思考力を問うことが主なので、はっきりした予習範囲などはあらかじめ教えてくれないのです。

小林 そうそう! 授業の場は覚えた知識を披露する場ではなく、考える場であり、実践の場でしたね。

山内 ホームステイ先は男の子二人と両親、そしてとてもかわいい犬がいる家庭でした。一緒に生活していたのはクウェート人の留学生で、とにかく時間の感覚が日本人と全く違うことに驚かされました。私たち日本人は「1時間遅刻」といったら大変なことですけど、そうではない人々も世界にはいるということを初めて知りました(笑)。スーパーに並んでいる食材のサイズも日本と比べるとはるかに巨大で、最初は誰がこんなに食べるのだろうとびっくりしました。

小林 ほんとに驚くことは多かったです。留学生同士の付き合いの中で、日本の常識は必ずしも世界の常識ではないということを実感しました。そうは言っても、当初英語に自信がなかった私は、大学の授業では各国からの留学生のクラスメートにプレゼン発表などではずいぶん助けてもらいました。休日にグレートオーシャンロードまでみんなでドライブしたことも良い思い出です。

長島 私のホストファミリーは小学生と高校生の娘がいる家庭で、台湾人の男子高校生、マレーシア人の女子大学院生が一緒でした。台湾人とはバスケでよく遊びましたし、マレーシア人の彼氏が日本好きだったこともあり、よく日本のことをお話ししました。

小林 私は長島君と同じビクトリア大学でしたがクラスは別。ホームステイではなく学生寮に入ったので、洗濯や料理などもすべて自分でやりました。おかげで留学中に英語力や学力だけでなく「家事力」も身につきました(笑)。

オーストラリアから帰国後の学習と就職活動について聞かせてください

山内 入学後も「観光学」の裾野の広さにあれこれ迷っていた私ですが、根木良友先生との出会いで将来の道が定まりました。一流ホテルマンとして世界で活躍した根木先生のお話はどれもが興味深く、いつもわくわくしながら聞いていました。

江島 根木先生はホテルマンとして国内外で豊富な経験をお持ちの素晴らしい方ですよね。

山内 ええ、根木先生のプロフェッショナルとしての生き方に大きな影響を受けて、私自身も将来は海外のホテルで働きたいと思うようになりました。根木先生の素晴らしさはいくら言葉を費やしても足りない気がします。

江島 山内さんは念願通りにホテルに内定しましたね!

山内 はい、玉川大学観光学部に入学して、根木先生と出会って、ほんとうに良かったと思いました……江島さんも憧れの教員との出会いはありましたか?

江島 マネジメント分野の鎌田伸尚先生や国際協力分野の佐々木弘志先生の授業からは多くのことを学びましたし、影響を受けました。私が一人でベトナム旅行に出かけたのも佐々木先生の影響です。また、旅行会社出身の三木日出男先生とはお互いが好きな飛行機の話で盛り上がり、エアラインへの進路の相談にも乗っていただきました。

小林 航空会社の就職活動は他の企業より遅い時期なので焦りませんでした?

江島 そうなのです。周囲の学生が次々と就職内定を獲得していく中、じっと忍耐の日々でした。

小林 私はアパレル企業なども受けましたが、最終的には地域創生事業を展開する航空会社系列の企業が第一志望でした。留学期間を含めて進路にはいろいろ迷っていましたが、最終的には谷脇茂樹先生のゼミで学んだ「地方創生・観光まちづくり」に関わる仕事がしたいと思うようになったのです。その中でも大学キャンパスがある町田市の職員の方々に対して、公園を利用した地域活性化策についてプレゼンしたことが、進路を決める際に大きなきっかけとなりました。

長島 私は1年生の時から小林等先生にお世話になっていて、未来のツーリズムを想定し、新規事業をゼロベースから起こす「アントレプレナー」に憧れていました。授業やゼミを通してさまざまな分野の企業にイベント企画などのプレゼンを行い、学生という身分ながら、観光や地域創生の実践に触れ、ビジネスマンや行政マンなど現場の方々から貴重なご意見や刺激をいただきました。そうした現実の社会に触れて学べたことも観光学部で学んで良かったと思う点で、旅行会社への就職活動でもその経験が生かされたと思います。

「玉川大学観光学部」での4年間を振り返って

山内 私は、玉川大学が文・理・芸術系と多くの学部を抱える総合大学であることも良かったと思っています。愛知県から上京した私は女子学生寮で生活しており、他学部の寮生と交流することでより、大学生活が楽しくなったと思っています。

長島 本当にそう思います。一つのキャンパスにすべての学部・学年の学生が学んでいるから、いろんな学部の友人と知り合えるし、自分の専門分野にとらわれず視野を広げることができます。

小林 秋の「コスモス祭」では芸術学部の展示やパフォーマンスを楽しんだり、農学部の収穫物を味わったりもできますよね! これから入学される皆さんには、学部にとらわれずに授業、サークル、イベントなどを通して学内にたくさん友人を作ることをお勧めします。

江島 玉川大学の学生は、人柄的にも優しい人が多かった気がします。先生も学生に対してとても親身な方々ばかりでした。

長島 観光学部の先生方は学生がやりたいと思ったことをいつも応援してくれました。おかげで4年間を通して、自分が目指す道を見失うことなく学ぶことができたと思います。また、図書館などキャンパス内の学修環境も恵まれていて、私は教育学術情報図書館の3~4Fの「ラーニングコモンズ」をフルに活用しました。

江島 確かに平日は自宅より「ラーニングコモンズ」で長く過ごしていたかもしれません。TOEIC®の勉強などのほか、長島君とはお互いに試験官役になって就職面接のトレーニングもしましたよね。

長島 そうでした! 「ラーニングコモンズ」は一人でも、仲間と一緒でもいろいろ活用できる素晴らしい空間です。

小林 「ラーニングコモンズ」で過ごした時間はほんとうに貴重でした。私はやはりプレッシャーを感じながらもみんなで力を合わせてTOEIC®の勉強をしていた時間が思い出されます。

江島 みなさんやはり英語には苦労されていますね。確かに観光学部の学びの軸には英語がありますが、一方で多彩な分野にわたる経験豊富な教授陣がいらっしゃいます。長島君も言っていましたが、先生方は学生それぞれが挑戦したいこと、深めたいことをいつもしっかり受け止めてくれました。学部の最大の魅力はこの教授陣かもしれません。

山内 私が師事する根木先生だけではなく、どの先生も実社会での豊富なキャリアをもとに教えていただけるので、具体的に仕事や現場をイメージしながら学べる授業が多かったです。それが就活時にも役に立ちました。それからこの学部で学んでいると、先生方の影響か、自然と発想や行動がグローバルになってきました。

長島 英語学習ではおそらくみんなそれぞれ苦労もしていますが、それも仲間と一緒だから、今振り返るとよい思い出です。コロナ禍の中でも充実した大学生活を過ごすことができたのは、「玉川大学観光学部」だったからこそではないかと思えます。卒業を目前に控えた今、私は学部の先生方と一緒に頑張った仲間たちへの感謝の気持ちでいっぱいです。

江島 小林 山内 同感です!

今日はありがとうございました。皆さんがそれぞれの分野で活躍されることを期待しています。

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