研究室ガイド

生涯学習ゼミ:枝豆の栽培から学んだ経験することの大切さ

2024.07.29


枝豆の大収穫

私たち生涯学習ゼミでは、春学期から農学部の先生方にご指導頂き、枝豆、ジャガイモ、サツマイモを育ててきました。今回は枝豆の栽培活動の様子や学びについてご紹介します。

栽培活動は1月下旬に栽培する作物を決めることから始まり、3月には枝豆の播種をする畑の測量と肥料の計算を行い、4月に畝づくりと播種をしました。
畑の測量では三平方の定理を、肥料の計算では比を用いました。小中学校で学ぶ公式を活用することから、改めて学校教育での算数などの教科における基礎的な学習の大切さを実感しました。
肥料を撒いた後、マルチャーで畝づくりをした際には、マルチャーが重く、力の入れ方が難しかったのですが、正しい使い方をすると体への負担が減ることを教えて頂きました。体の使い方は座学だけでは身に付けることが出来ないため、実践的な学習活動の必要性を感じました。
播種後は畑の雑草抜きを行いながら、成長の様子を観察しました。ゼミ生全員で協力して栽培活動に取り組んだ結果、7月3日(水)と7月11日(木)の2回に分けて、おいしい枝豆をたくさん収穫することが出来ました。


ゼミ生全員で枝豆の山分け

自分たちで作物を栽培し収穫するという経験を通して、大きな達成感を得ることが出来ました。作物の栽培は決して簡単とは言えません。種を植えるための肥料の準備や畝づくりから始まり、力仕事が多く体力も必要です。しかし、大変なことにも協力して取り組み、自分たちで種から育てたという実感が、達成感を得ることに繋がったのだと思います。
教育学部には教員を目指す学生が多く在籍しているため、将来、児童生徒に作物の栽培指導をすることもあると思います。作物の栽培においては、児童生徒が学びと共に達成感を得ることが出来るよう、適切な支援を行っていきたいです。そのためには、教員を目指す学生自身が実際に経験し、その価値を理解しておく必要があります。また、経験による学びや達成感は自信に繋がり、自分のキャリアのステップアップのための原動力になると思いました。この貴重な経験を忘れずに、自身の成長や、さらなる学びに繋げていきたいです。

<栽培活動の様子>


  • 測量や肥料について学ぶ

  • 数式や元素記号に苦戦

  • 三平方の定理を用いて測量

  • 肥料を計る

  • 紐の結び方を4年生に教わる

  • 堆肥や肥料を撒く

  • 畝を作る為の印を付ける

  • マルチャーの使い方を学ぶ

  • 動かしてみるととても重い

  • 畝が出来て行く

  • 使い終わった道具の片付け

  • 枝豆の播種

  • 枝豆の収穫

  • 収穫した枝豆を運ぶ

  • 枝豆を枝から採る

生涯学習ゼミ生:飯村茉央)

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