研究室ガイド

日本史学・歴史まちづくりゼミ:歴史古街道団「ここまでわかった!古街道展」への出展と講演・ワークショップ

2024.12.16

今年度の濵田ゼミは、町田市小野路・小山田一帯の地域研究を、歴史資料班・環境班・課題解決班のチーム別に実践。その成果報告として、歴史古街道団のイベント(令和6年11月29日・30日、パルテノン多摩)に参加しました。

展示の目玉は、3Dプリンターで制作した小野路・小山田一帯の3D地形。これを東京都が公開したばかりの25cmメッシュの赤色立体地図とかけ合わせて考えることで、道や城を築造した中世の人々の感覚に迫ることができます。こうした「『当たり前』の中から『不思議』を発見」するための見方・考え方をまとめ、展示や講演・ワークショップを通して来場者に説明しました。

学習指導要領(総合的な学習の時間)には、「社会や世界とのかかわりの中で学ぶことへの興味を高めたり、思考や判断、表現等を伴う学習活動を行ったりすることなしに、児童が新たな知識や技能を得ようとしたり、知識や技能を確かなものとして習得したりしていくことも難しい」とあります。今回の取り組みは、教育者を志す学生たち自身がその大切さに気付くための、STEAM教育の実践といえます。濵田ゼミでは、これからもこうした教育実践を積み重ねてまいります。



  • 写真1 小野路・小山田一帯の3D地形
    (古街道等をマッピング)

  • 写真2 講演「感性でとらえて発見する地理
    ―『3D地形』や『赤色立体地図』をどう使うか―」

  • 写真3 展示の準備中

学生の感想

  • 周りの方々との情報量の差に圧倒されました。皆さんは何年もかけて知識を蓄積されているので、勉強させていただくつもりで参加し、ブースで新しい展示方法のアイデアなどもいただきました。私たちなりの歴史観をもっと広げて、より正確に外部へ発信できるようになりたいです。(教育学科3年 山下万由良)
  • イベントでは驚きの連続でした。ほかの方々の展示から学ぶことが多く先行研究に対する研究が深まっていない現実に気付きました。さらに古街道という一つのテーマに多くの手段や視点からアプローチしていると気が付きました。そして熱心に研究している人がいればそこに集まる人がいることに驚きを覚えました。一つの物事に対して多角的に考えたり、調べたりすることができるように今後の学生生活で学んでいきたいです。(教育学科3年 大輪佑奈)

日本史学・歴史まちづくりゼミ

〒194-8610 東京都町田市玉川学園6-1-1
Tel:042-739-8111(代表)

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