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生涯学習ゼミ:小学生と稲の播種

2023.06.06


播種の説明をしている様子

5月15日、玉川学園小学部2年生と「稲の播種」を行いました。播種の活動を通して、教師を志す者として様々な学びを得ることが出来ました。

子供たちに今回の活動への興味を持ってもらうため、先ず、5月2日に行った田遊びが代掻きであったことを写真で振り返ったうえで、塩水選で種もみの選別を行った説明をしました。解り易い説明をするためには、既習事項や学習指導要領の学年別漢字配当表を調べ、小学2年生までに何を学んでおり、何が分かり難いのかを考慮しなければなりません。教えるという行為をするためには、様々な事を調べて考えなければならないことを学びました。

説明の後、グループに分かれて育苗箱に播種をしました。集中して綺麗に種もみを並べる子もいれば、途中で飽きて他のことをしてしまう子、並べ方で喧嘩を始めてしまう子も居ました。各グループに大学生が付き、播種を終わらせるように促しても、なかなか聞いてもらえなかったが、小学部の先生が注意をすると、児童はすぐに切り替えており、教師としての威厳を感じました。

また、先生方は児童が集中して取り組めるように、褒めるだけでなく、競争を促す言葉がけなどもしていました。私は、「すごい、綺麗!」「作業が速いね!」などの褒めることしか言えなかったが、先生方の言葉がけ一つで児童の集中力が変わる様子を見て、児童に対する一つ一つの言葉がけの工夫が重要であることを実感しました。

今回、児童に播種を教える機会を頂き、机上では得にくい実践的な気づきや学びがたくさんありました。これからも実践的に学び、指導力を培っていきたいです。



  • 代掻きの振り返り

  • 塩水選の説明

  • 育苗箱に播種

  • 覆土

  • 灌水

  • 育苗箱を育苗器へ

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生涯学習ゼミ生:力石和哉・倉澤依央)

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