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生涯学習ゼミ:田遊びでともに泥だらけになりながら学ぶこと

2024.05.09




翌日に大学生だけで代かきをした様子

5月1日に、去年に引き続き、玉川学園の小学2年生の児童たちと田遊びをしました。田遊び自体は玉川学園の小学校の伝統の行事です。その行事に2年連続で参加させていただき、当日は少し肌寒く、あいにくの天気でしたが、元気いっぱいの子どもたちと稲を植えるための準備をしてきました。

まず、去年の反省をふまえ、写真を活用して田遊びをする目的である「代かき」について説明をしました。代かきをする機械であるトラクターの写真を見せ「今日は皆さんにトラクターになってもらいます!」と言ったときに子どもたちは驚いており、関心を引き付けることが出来ました。実際に子どもたちは走り回り、トラクターのお仕事をしてくれましたが、初めての田んぼで肌寒いのも相まって、最初は田んぼに入るのを躊躇している子どもたちも多くいました。私たちはそのような子たちの安心材料になるために率先して田んぼの中に入り、歩き回り、入れない子どもたちの手をとって一緒に歩く練習をしました。そうすると大半の子どもたちは徐々に慣れて走り回るようになりました。初めてのことは何もわからないからこそ恐怖心があり、一歩引いてしまうと思います。そのために支援する側はその不安を消してあげるために様々な工夫をしなければいけないのだと感じました。

当日は朝から雨予報でいつから雨が降り出すかわからない状況の中、予定より少し前倒しで活動が始まりましたが、途中で雨が降り始めたため、早めに切り上げることになり、代かきが不十分な状態で終わってしまいました。そのため、子どもたちが帰った後と翌日に、大学生のみで再度代かきを行いました。その活動を通して、子どもたちの学びは教員や支援者の準備の上に成り立つのだと実感することができました。現在、播種をしてから毎日、中村ゼミ3年生が交代で、稲の灌水をしています。子どもたちの学びのために努力する経験を学生のうちにできることに感謝して活動していきたいと思います。

田遊び(代かき)の様子

  • 代かきの説明
  • 子どもの手を引く
  • 泥の中から救出

最初は、恐る恐る歩いていた子どもたちも、すぐに泥まみれになり、楽しそうに代かきを頑張っていました。大学生も泥だらけになりました。子どもたちと同じように泥だらけになる経験を通して、外から見ているだけでは学ぶことのできない、子どもたちの気持ちや感覚なども学ぶことができました。子どもたちを支える立場として同じ目線に立つということの大切さも実感しました。







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